現在の感想待ちは6冊。まずは順番に処理していこうということで、「おお振り」からなんだけど、これは従来の倍くらい書くことのある漫画だから困ったりする。
とりあえず読みながらメモっていくことにするか・・・後から思い出して書くと、どうせいろいろ書き忘れるのが常なんだし。
■おおきく振りかぶって(9) / ひぐち アサ
本スレも少し覗いてみたのですが、やはり結構貯まっているみたいですね。実際、この9巻の収録分もアフタ06年5月号~8月号の分のみ。まだ一年以上貯まっていることになる・・・まぁ、どっか途中で休載とかしてるのかもしれないが。
カバー裏は前巻に続きマネジの一日(最終回?)。しのーかが何気にクソレと仲が良いのが気になるが(というか、そういうキャラなんだろうかね>水谷)、以前アニメ版のエンディングに突っ込みいれた「田島んちは近いんだから、三橋と一緒に帰ってるのはおかしいだろ」ってのにちゃんとオフィシャル設定があって驚いた(笑
#なんだよ、田島がまっすぐ帰らないだけか。
さて内容。
呂佳(なんというゆとり名)さんはOBだったのね。どっかで触れられてたかどうか知らんけど。
前巻の巻末にあった宣伝にあったシーンが冒頭で出てきたのですが、結局、和己はあの球の正体は掴めなかった、ということか。まぁ攻略法は思いついてたようだけど、それも実現性が無い、と。美丞にもまぁ通じそう。
#つーか、後で出てくるけど、其処まで分かったのも桐青クラスだからだろうしな。
しかし流石に田島はマークされてるようだね・・・怪我治ってからもどのくらい活躍できるか?その辺は、この次の試合での花井の成長にかかってるんだろうけど(後述)
で、同じく前巻の巻末宣伝にあった"チア"の話題。実はこの後の試合は平日試合だったので結局"応援団"同様出番は無かったわけだけど、こーゆーのが自然と沸いてくるのは校風なんだろうか?ちと自分の高校生活においてはこういう流れってのは想像し難いモノがあるなぁ。
#ま、フィクションだし。相当綺麗に行ってこんな感じなんだろう。漫画的にも面白いし。
動機が「踊りたいだけー」ってのも笑ったがw
で、続いて前巻から続いてるクラスマッチ。田島の三橋操縦の上手さに吹いたw
#アレは酷いwww
「おし、上がった!」じゃねーよw
その後の描写で部員がモモカンについての疑問アレコレをわざと(?)外しているところがあるけど、この辺、初期の部員自身が疑問を抱いてたシーンとの対比が面白いかも。身内になることで、そういうのって考えたくなくなるんだよね。まぁ読者的には知りたくもなるわけだけど、そういうのは実はその直後に本人の口から少々出てきているからフォローもしっかり出来ている。上手い。
次の対戦相手の試合を観戦するシーンで、早くもそのオーダーが発表される。
1.一:田島
2.二:栄口
3.三:泉
4.中:花井
5.遊:巣山
6.補:阿部
7.右:沖
8.左:水谷
9.投:三橋
打順は田島がトップに来た分と泉がが3番に上がった分、そして阿部が9→6番になった分でほかも微移動している感じ。守備位置も変わってて、
田島:三→一
泉:中→三
花井:右→中
沖:一→右
これは概ね田島の怪我の都合だろう。
#元々、田島が想定されていた第二のポジションは捕手のハズ。
だから想定外だっただろうけど、まぁ田島は何処でも人並み以上にやれるだろうから問題なし。
他の面子が想定通りの「第二ポジション」ならいいんだけどね。
参考>桐青戦スコア
で、ここでも田島のスーパースキル発揮。試合のスコア覚えてるってのは凄い・・・けど、そういえばしのーかはスコアまではともかく点数くらいなら前の年の結果を暗記してたはず。上には上が居るw
ここでの面白い描写は、親御さんによるビデオ撮影だろうか。高校野球ならではっていうか、こういう地味な場面も描かれているのが凄い。
#情報収集に必要な映像の撮り方とかも勉強になる。確かに球追っちゃいけないよなw
そしてここでモモカンの過去が少し語られる・・・軟式時代のマネージャになるわけね。しかし花井のかーちゃんは良いトコ突いてるわ。確かに・・・その頃のメンバーでモモカンだけが今に絡んでる、ってのに何か裏があるのかもしれませんね。
#大会後の飲み会に期待w
この観戦での他のトピックは以下。
・次の対戦相手の投手はスクリューを投げる
で、スクリューはモモカンも投げられる・・・なんというユーティリティプレイヤーw
・阿部の三橋構いは相変わらず。
けど、ここで一つヒントが。三橋のビビリが分かる沖の助言は何気に大きかったな。
・次の相手はワンマン臭い
1回戦10割バッター・・・なわけだけど、この作者はアレか?目立つプレイヤーにはどうしても変なキャラを付けたがるようだな(苦笑
#何なんだあのキャラは。
・三橋は歩かせることに抵抗が無い
歩かせるよりも打たれる方が嫌・・・というか、打たれるのだけが嫌、という性分らしい。とことん阿部が操縦し易い性格だな(笑
#勿論、バッテリー的な意味で。
所変わって学校。
浜田が平日の応援についてしがぽに話をしているシーンから。まぁここで「高校野球って厳しいんだろ」って言うことで断念させるシーンとか、割と他の漫画では無視されるところかもね。この漫画ならでは。で、桐青戦の応援が100点だった、って褒められてるところなんかもいいね。
練習。三橋のマヌケさはホントどうしようもないなw
#でも、1500は田島の次にいいんだ。流石、投げるのだけは好き、ってことはあるな。
ソレくらいのスタミナが無いと1試合投げきれんわな。
で、驚きのプランがこの後・・・次の崎玉戦は「コールドゲーム狙い」。なんとも大きく出たもんだ。しかしまー観戦の結果、ソレがやれると思ってしまったのであれば、そういうもんなんだろうなぁ・・・優勝候補の桐青に勝ったからこそ、ってのもあるだろうけど。
#まぁ、モモカンも言ってるけど、阿部の発想もかなり図抜けてるけどな。
確かに、「相手を腐らせる」っていう発想はなかなか出てこないだろう。この年頃で。
栄口の想像は当たってるよね・・・三橋がマウンドに拘る理由。まぁそういう原因が真っ当な所かどうかは問題あるけど、「マウンドにしか居場所が無い」という意味でそう考えているのであれば、「譲ってもいい」と言えるようになったらそりゃ今のチームに馴染んできている証左だろうし。
試合開始。崎玉の主軸・佐倉の特徴は、
・リードは下手
・けん制大好き(そして早い)
・打撃センス抜群(長打力抜群)
敬遠策を徹底することで3つ目はOKとして、どうやら桐青戦みたいに盗塁で稼ぐって手段は徹底的に潰される展開になりそうですね。田島を以ってしても無理っぽいし。
さて問題のシーン・・・花井がバントを決めた後で、田島に「満足してんなよ」と言われる所・・・本スレでも議論になってたらしいけど(あえて見なかったが)、花井の考えるその言葉の意味はそんなに外れてなくて・・・ただ、田島は花井をそれなりに評価しているからこそ、「(本来の4番の仕事をさせてもらっていない現状+)バント成功程度で満足すんな」ってことだったんだろうね。ハッパかけてるような感じなんだろう。それを花井がどの位素直に受け入れられるかどうか?で今後の成長、活躍が決まりそうだな。
三橋は敵の応援野次にも慣れている模様・・・とことん、投手向きな性格だな。そうでない所も大きいんだろうけどw
#つか、素でマヌケだったりヘタレだったりってのがなぁ
ま、ソレがこの漫画の面白いところなんだけど。
★★★★★
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今回も濃縮濃縮でとても楽しゅうございました。次がとても楽しみです。
さてこれで残り5冊・・・今日、実は今月発売の2冊が加わってるんですよね。
#ソレがあって5冊。
その内一冊、「妹は思春期」は連載終了していたようで最終巻でした。で、もう読んだんですが・・・とりあえず感想は後で書くけど、思ったよりもちゃんとまとめる方向に進んでたのに驚き。ただのシモネタ四コマってだけじゃなかったんだね。しかも最後の最後はまた酷いしww←褒め言葉