昨年の残り・その2

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今回は軽く短く。あんなペースで書いてたら持たないw

朝霧の巫女(5) / 宇河 弘樹

約4年ぶりの新刊。確かこの漫画集め始めた時にちょうど4巻が出たんですよね・・・で、続きを楽しみにしてたら4年近くも経ってしまった、と。なんとタイミングの悪い(苦笑
そんなわけで前巻を読み返す必要もあったのですが、どうも忠尋が"山"に魅入られてしまった所で終わってたようですね。

で、この5巻なんですが・・・如何形容したらいいんだろう?ぶっちゃけ、何度か読まないとよく分からなかった。一応、この漫画的には最後の山場前のいろいろな説明をしている巻になると思うんだけど、言わんとするところは分かるんだけどこの作者、あんまり構成は上手くないんじゃないか?と思われる。現在と忠尋の幼少期、そして父親がこまから生まれ~そして審神者として食われる(?)ところまで、言わば現代に至るまでの一族のダイジェスト版を演劇調(コレも何処まで本気か分からんのよなぁ)で描いているんだけど、ハッキリ言って分かり難い。完全に切り分けた方が良かったんじゃないかなぁ?と思う。

一応連載は終わってるんだっけ?そんなわけで、多分次が最終巻。最後で時間は戻っているので、ここからがクライマックスなんだろう。ということで、再度期待することにする。

★★★☆☆

センゴク(15) / 宮下 英樹

第一部完、とのことだけど、どうも第二部はすぐに始まっているようですね。4月には次がもう出るらしい。
ということで第一部の最後・浅井攻めが決するわけですが、山場はもう前の巻で終わっていたようですね。
#虎口の隠し銃座等々。
表紙に初めて女性である「お市」が出てきたように、この巻は浅井長政とその"戦国大名"としての生を描いたものが中心。信長に味方した時ではなく敵対した時に「戦国大名」として目覚めてしまった、という長政。そしてそこにある関係は「愛」であった、と。
#そして表向き、長政がお市に惚れていたように見えていて、実はその逆だった、と。
毎度毎度・・・結局この物語は信長存命の間は、羽柴秀吉の出世記録であると同時に織田信長の日の本制覇の歴史を追っていくことになるわけだけど、ソレに対する"敗者の描き方"が上手い。この前は歴史上どうしても"ダメ大名"として描かれ勝ちな朝倉義景にも面子を保たせた描き方をしていて上手いと思ったけど、今回も実に味があった。

さて、漸く主人公・仙石秀久が信長から"旗"を授かり、ついに一端の大将として育っていく。そしていよいよ"覇王"として狂気との狭間を突き進む信長とその信長に付き従っていけるのか?でいろいろ分かれそうな家臣団、とそろそろ1582年に向かって物語が動き始めますかね。武田、本願寺、そしてまだ見ぬ上杉との抗争が今後のメイン。
盛 り 上 が っ て ま い り ま し た。

★★★★★

銃夢外伝 / 木城 ゆきと

本来なら上の2冊で昨年は終わってたのですが、たまたま書店で見かけたコレを最後に。
前作から読んでる自分としてはこの「外伝」はなかなか面白い。前作は大人の都合で終わってしまってたわけだけど、その後、「LastOrder」に続く話としての補完が不十分だったことに少々不満があったんですよね。まぁこの外伝が必ずしもそこを埋めるもの、、、ってわけではないんですが、イド・ダイスケがザレムを追放された直後の様子や、コヨミがクズ鉄街で写真家としてやっていく様子、そしてモーターボール直後のガリィが壁の外に出るまでの間の話など、興味深いものばかりでした。
#デッキマンの話も好きだけどね。なんつーかまぁ・・・この漫画っぽい。
しかしこの当時の「銃夢」が居間みたいな展開に繋がるとは夢にも思わなかったよなぁ・・・

★★★★☆

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今月は「ネギま」もあったか・・・こりゃ早目に「妹は思春期」「エム×ゼロ」も書かないといけないな。

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この記事について

このページは、汎通が2008年1月 6日 23:36に書いた記事です。

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