昨年末に書いたベイ関連の記事で言うと、こういうのが象徴的だろうな。
希望に満ち溢れている、とは言わない。しかし昨年コレを書いたときとはまるで違う感覚になっているから不思議だ。
#それが中畑に騙されているだとか、そういうツッコミは無しの方向で。
いや、でもスポーツで応援するってそういうことじゃないかね?外野から見た"自論"なんて現場で競っている選手監督コーチチーム全体に比べれば屁ほどもない。喩は悪いかもしれないが、演者たる彼ら自身が一番よくわかっていて、一番「プロ」であることを理解しているのだ。
演技を見ている者が、それに"騙されて"何が悪い?
特別にアンチG意識のない自分ですら、昨年の今頃は「監督・中畑」「親会社・DeNA」という現実に、「もうこれしかないんだからしょうがない」程度にしか思っていませんでした。
#だから、「最下位独走して5月くらいにクビにして別の監督連れて来よう」なんて事も言っていた。
#DeNAにしても、「金有る内に食い潰してやろうぜ」とか。
でも、この2012年の戦いぶりを見てきて間違いなく思う・・・自分は「中畑が監督でよかった」「DeNAが親会社になってくれてよかった」と。
#ま、親会社に関しては「TBSよりはずっとマシ」程度であるけどな・・・
#所詮、商売柄先がそう長く続くか?は疑問があることに違いない。
3月だったっけ・・・オフィシャルブックのインタビューを見て、中畑がただのお調子者、ノリだけでやっていく人間ではないと理解した。ちゃんと自分の理論を持っていた。しかも極めて現実的な。弱いだけでなく観客も呼べないという現実に対する「案」をしっかりと持っていたのだ。
#元々Gファンではあったが、遠く小学生時代の頃なので流石に現役時代の中畑を見て
#そこまで理解するには至っていなかった。
ただ、知識不足はやはりあったし(間違いなく解説時代にベイなんてほぼ見てなかっただろう)、やはり先を見ていかないとダメ=今年は厳しいなというのはわかっていた。だから、結果、またも最下位という点についてはまだ、やはり評価はしにくい。
そういうのも見た上での来年、ということになるけど・・・「CS出場できなければクビ」。元々2年契約だからというのはあるにせよ、成績が良ければ当然延長という可能性もあるのだろう。しかし現実は極めて厳しい。
#再三言うが、現時点での補強は「言い訳ができる」レベルだ。
でも、それでも既存選手の成長があれば・・・秋のキャンプから海外リーグへの派遣など、積極的に動けているし、少しでもその可能性を上げる為の努力は見て取れる。
「意識改革」それが出来た時、CS進出は夢ではなくなるんだろう。
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球団が身売りされ、監督も有名ではあるがどちらかというとベイファンにとっては受け入れにくい方向に有名な人物・・・そんな昨年末、多くのファンが見限ったのも事実だろう。
その人たちを悪く言うつもりはないが(どっかの漫画家みたいなクズはともかく)、この一年を振り返って、やはり応援することを辞めた人を残念に思う。結果最下位だし、勝ってこそスポーツだし、というのはあるが、こんなにも応援してて楽しかった一年は無い。
#同じくらい苦しくもあったが(苦笑
こう言っちゃ可哀想だが、
#何度か取り上げてフォローもしたけど、
正直、尾花政権ではこういう感覚はほとんど得られなかった。ただ苦しいだけだった。大矢も同じ。
確かにまだ弱い・・・でも、「プロ野球」というスポーツを通して、「弱くても戦っていく」という姿勢が見えた、その姿勢を楽しめた一年だったんじゃないかな?と思う。これはこれで貴重・・・こういう経験をファンともども味わえることはそんなに無いだろう。
願わくば・・・来年、一つでも上の順位に上がれることを期待して。とりあえず野球について今年の締めとします。