曰く、「そろそろ半分くらい来たかな?」らしい。
■魔法先生ネギま!(18) / 赤松 健
・VS.超編
文化祭の終わり(文化祭っていうか、最早ただのバトル漫画だったが)ということで、超との決着。
#他、楓VS.龍宮や千雨VS.茶々丸なども決着。
「究極兵器」には笑った・・・つか、あんだけバトルバトルしておきながら、あんなネタを最後に持ってくるあたりもセンスか。あと土産もしっかり持っていく律儀さもw
作中にある茶々丸らのオーバーテクノロジーが超によってもたらされたものである描写も。それについての対処をハカセに依頼していることに考えると、、、今後はそういう技術はあまり出てこないのかな?
8巻に渡った文化祭バトル編に幕。まぁ途中ワンクッションもあったし、全体的に見て意外とバランスは良かったと思う。一気に読むと面白いかもね。
そしてこの巻は、その長編終わったことでそれ以外のショートストーリーがいくつも。
・163時間目
今後のネギの指針となる「親父探し」最大のヒントを得る。大方の予想通り"あの館"がクウネルの住処だったか。
しかし、2巻の時点でこの館の描写があったあたり、この漫画の伏線の張り方はハンパじゃない。
しかしエヴァって「キティ」ってミドルネーム(?)があったのか。フルネームはあんまり意識してなかったな。あと、最後にこのかがつっこんでたクウネルと親父の契約・・・想像したくねぇ(苦笑
・164~165時間目
意外にもあったんだな、美空シナリオ(苦笑
#まぁ、文化祭で素性も割れたことだし。
結構便利なキャラということで、作者も利用することにしたのかな?確か一時は「もうしばらくは出ない」なんて書いてたがw
でも、その甲斐あってか・・・ある意味非常に濃い内容だったと思う。美空のマスターがココネであったこともそうだけど、明日菜らの悩み相談(思えば最初っから懺悔になってなかったような)や、サブキャラの個性(ゆーなや円ら←個人的に好きなだけに嬉しい)もいろいろ見えたしね。
・166時間目
個人的に一番ツボだったのがこの話でした(ぉ
「サイレントっぽく」という、まぁアキラに相応しい(?)表現で描かれた珍しい話でしたが、最終的に「ちからもち」とされてしまってショックを受けるところまで、一様にアキラのキャラを現せていたんじゃないか?と。
いやしかし・・・あれで一般人ですか。楓達が感嘆するあの運動能力は異常w
#ラスト前1ページは明らかに人外だろ。
何気にこの話でも美空が目立っているのがポイント。
あと、この巻では一番電車中では読めねぇ話でしたね(笑
・167~168時間目
アーニャの反応は普通だと思う。
夏休み編へのネタ振りということで、矢鱈と話がいろんな面に飛んでましたが、例えばハルナがアーティファクトを使いこなしまくっている所や、超が居ないことについての3-Aメンバーの意識など、いろいろ細かい描写があって面白かった。
#ま、メインは明日菜(+のどから)のラブコメだけど。
これにてひとまず前半戦終了、でしょうか。
自分がこの漫画集め始めた時既に10巻くらいまで出ていたのですが、その時点でも背表紙に3-Aメンバー(+ネギ)が並んでいたので「32巻で終わりかな?」という目算はつけていました。
しかし、冒頭でも書いた通り作者の意識的には「そろそろ半分」とのことなので、、、40巻弱くらいを見ているのかもしれませんねぇ。作中の時間経過も、クラスメイトが中学2年の1月~2月?辺りから始まっているので、7ヶ月が進んだことに。この物語は3年卒業で確実に終わりでしょうから、ソレを考えても半分ってのは妥当。というか、進捗が良いな。普通、こういう時系列を持つ漫画の場合、作者がノってくると比例して描写が多くなって話が長引く傾向が強いんですが、この漫画の場合は意外とその辺のバランスが良い。というか、結構あっさりと一定期間を削除したりしますしね。
キャラの使い方が更に秀逸になってきたなぁ、と感じた一巻でした。
#おそらく、美空は今後も活用されるでしょう。
これまでとは全然扱いが違うなw
★★★★★