先日「引退勧告だけはやるな」と書いたんですが、似たような事をあっさりやってくれました(--;
#しかし、解釈によっては・・・というのもあるんだよな。
■“ハマの顔”石井琢、戦力外…現役続行希望
横浜の石井琢朗内野手(38)が球団から戦力外通告を受けていたことが3日、分かった。球団幹部が既に本人に通告したことを認めた。石井琢は現役続行の意志を固めており、今後はトレードか自由契約選手として、他球団への移籍を模索する。
一応"会談を行った上での戦力外勧告"ということになるらしい。
これが、何の話し合いも持たずにやってたら言語道断なんだけど、例えば球団が琢朗の現役続行の意思を酌んだ上でのソレであれば、少しは話が違ってくる。
#自由契約にしてしまった方が、他の球団が手を出し易い(=現役続行し易くなる)からだ。
下手に球団が保有権を持ってたりすると値が上がるし。あと、球団、選手自身の体面の問題ね・・・これほどのキャリアであれば、自由契約にしてしまった方がお互い気も楽だろう。
38歳でいろいろ衰えの見える琢朗を取ろうとする球団はほぼ居ないだろう。投手ならワンポイントで、など使い方はいくつかあるが、野手でスタメンとしてグラウンドに立ちたいというのならそのハードルはとても高くなる。遊撃しか出来ないしね・・・12球団見渡しても、いいとこ、やっぱり守備固めくらいしか出来なさそう。そしてそれは、ベイに居た時と同じ結果だ。
しかしま・・・これで退団はほぼ確定的になってしまったな。琢朗の現役続行の意思が固いということは、つまり、やっぱりベイに残る道は無かった、ということだ。
だから・・・せめて、引退セレモニーは待ってやってほしい。いいじゃないか、来年、もしどのチームにも誘ってもらえなかったら、その時にベイが責任持ってやってやっても。
「最後はベイで」。球団の体面もあるが、それ以上にファンが望んでいるのはここだろうし。
けど・・・
今回の引退勧告が、琢朗の納得の行かない会談の末の結果(つまり喧嘩別れ)であったのなら、改めてこの球団には怒りが沸くが・・・
#その可能性はゼロではないんだよな。それが横浜ベイスターズ_| ̄|○|i|l
なんつーかね・・・このチームは、ファンの想いや選手の意思に鈍感すぎる。というか、わざと踏みにじり過ぎる。最終的に選手が「このチームで選手生命を全うしたい」「将来はこのチームのフロント入りして優勝に導きたい」・・・そう思わせる魅力が無いのはその為だ。
#外様首脳が多くなり勝ちなのもそのせい。
#(まぁ、その良し悪しはあるけどさ)
大体、魅力があれば琢朗に前者の選択肢が生まれていた可能性(ベイで現役終了)だってあったわけだ。
多くのOBにベイスターズに対する愛着を感じないのも、そういう"選手の扱い"っていうの?晩年になると簡単に放り出すとか、そういう傾向が強いが故なんだろうと思う。
選手との向き合い方が下手なんだよね。言い方が悪いが「選手の操縦が下手」。年俸問題にしても何にしても・・・上手く釣り合いを取れないというか。極端な厚遇しまくったかと思えば急に叩き落すし、それを選手間の差にしてしまったりするしで不満も溜まる。まぁこの辺を恙無く行えている球団なんて、そうそうあったもんじゃないのかもしれないが。一部の金満を除いては。
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これで『プロ野球スピリッツ5完全版』の価値がまた一つ上がったorz
さて・・・以下、今シーズンを最後にベイを退団する主な選手。
#引退する川村は先日書いたので除く。
・外国人6人組
開幕前、「半分も当たれば大成功」なんて言ってたんですが、結果、全敗となりました(--;
#厳密には・・・違うと思うんだがな。
少なくとも、ホワイティ、ビグビー、ウッドに関しては、「使い続けていれば、ある程度の結果を残せた」かもしれない。
ホワイトは左のワンポイントとしてはそれなりに使えていた。少なくとも山北よりは。
#石井(裕)>>>>ホワイト>>山北、くらいの感じ。
ただ、本人が先発やりたい、っつって駄々こねてたって噂だしなぁ。
ビグビーは怪我さえなければ、あと、二塁手、遊撃手ができれば(外野は競争が激しい)・・・というあと一歩が欲しかった選手。
#ああ、あと落ちる球が捌ければ、か。
こうして挙げてみると結構欠点があるな。しかし、時折見せる長打は魅力的だったし、あとこのチームに不足している"左長距離打者"という利点もあった。何よりまだ若いし。あと1年見てみたかった気がするけどな。
ウッドは両論あると思う・・・が、少なくとも、自分が見た感じでは、"まともな援護さえあれば"勝ち負けが逆転していた試合が3~4はあったと思う。
#それでも6勝8敗程度ではあるけど。
5~6回を3、4失点平均の投手をどう見るか?ですね。これだと防御率は普通に4点台後半だろうし。先発の穴埋めにはいいけど、主力にはなり得ない。あと、打たせて取るタイプだから守備が悪いと勝てない。
それでも・・・先発の駒がおそらくまともに出揃わないであろう来期においても、保持しておいて損は無いと思うんだが。結局、今シーズン最も投げた先発投手になりそうだし。もっと楽な立場で投げさせれば、結果は違ったんじゃないかな?という気が無きにしも非ず。
・入来
おそらく、一番悔しい思いをしたのは本人だろう。結果、シーズン序盤に打たれまくっただけで一年を終わらせてしまったんだからね。
#その後、一度も一軍に上がっていない。
大体、そんなに早く見切りつけられて、更に上がってこれない程度の投手をトライアウトで獲得した首脳の目ってのが駄目すぎる。勿論、本人の実力不足が第一の原因だけど、そんな投手を構想に入れてた首脳の責任も重い。
・小関
実は一番謎なのがこの小関だったりする。
#いや、クビ勧告自体は分かる。
解せないのは、「クビにするような選手なのに、何故シーズン中のほとんどの間を一軍帯同させていたのか?」ということだ。そういう意味では、この人についても首脳の責任が大きいということになる。
大体、守備が上手いっつっても、スタメン張る連中(吉村、金城、(大西、下園))にそんなに大きな守備面の穴があるわけじゃないし、打撃力に関してもシーズン開始10試合程度で、あとは全く使えなかった。如何考えても、その枠を別の用途に使うべきだっただろう。
・土肥
もう昨年からそうだったけどね。前半、打線の援護が大きくて勝ち星を積み上げてったけど(防御率は悪かった)、あの時点から既にスライダーのキレ、微妙なコントロールに衰えがあったんじゃないか?と思う。
#そこが生命線の投手だし。あと、捕手のリードも大きく影響あったと思うが。
インアウトの出し入れ、コーナーを突くコントロール・・・ソレが無い土肥は、ただ左手で投げてるだけの投手だ。
ただま、、、まだ若い。32だし、十分やり直しは効くと思うんだが。
いや、若いと思わせてくれ。自分と同い年なんだから(笑
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他、今のところチームを離れる可能性が取りざたされてるのがこの辺。
・三浦
阪神が触手を伸ばしている。頼りすぎるのは良くないが、ぶっちゃけ、この人が居なくなると来期も最下位独走になると思われる。
#なんせ、現状で想定できるローテの枚数が絶望的。
寺原は当然先発だが、それでもまだ頼れるのはこの人だろう。球団は、何があっても引き止めるように。人気もあるし、番長がいないベイスターズなんて、ファンも相当離れてしまうぞ。
・金城
中日が触手。てか、また中日かよ・・・
#搾取関係:中日←ベイ、阪神←広島、巨人←ALL
ただ、金城に関してはぶっちゃけ今のところの個人的な評価も微妙だったりする・・・守備は良い。相変わらず鉄壁だ。てか、守備面での衰えが無いのがすごい。けど、、、打撃面はさすがにこう、不調が数年続いてしまうと心配になる。以前一度、絶不調から立ち直っているが、その上でまた落ち込んでいるってのが気になるんだよね。
相変わらず、他の人が打てない時に打ったり、先頭打者で出会い頭に一発、なんてことは結構あるんだけど、トータルで見ると"野生バッティング"に衰えを感じざるを得ない。
・相川
ほんの数年前までは、「金城、多村、相川がいれば、今後5年はベイは上位争いできるハズ。その間に、きっと優勝するチャンスが・・・」なんて思ったこともありました。まさかその全員が居なくなる危機に瀕するとは。
コイツは相変わらずホークスの噂が絶えない。しかし、昨年よりも打撃が悪くなってしまった(昨年が出来すぎ、ってのもあるが)し、肩も弱い。リードだけでも価値がある、と他球団が踏んでるならともかく、FAしても買い手が付くかどうかは疑問。
#まぁ、捕手不足に悩む球団は結構あるからなぁ。。。
あと、相川自身が親友の多村と同じチームでプレイしたい、という志向がある。多村はホークスに残留を決めているので、その想いで移籍、というのはあるかもしれない。
しかし、鶴岡放出の時にも書いたけど、この人もベイには絶対必要な人物だ。
#むしろ、鶴がいたら話は別だったんだけど。
武岡、斉藤はまだまだ投手陣の信頼を得ているかどうか?疑問だし、なんせ打てない。まぁ今後数年を捨てて育成するという手もあるが、ただでさえ投手陣が逝ってるというのに、それじゃ今後数年Bクラス決定、と言ってるようなもの。
やはり、少なくとも三浦、相川のバッテリーコンビはどうしても抑えておきたい。この2人が抜けると、来年最下位は確定してしまう。
#でも・・・それでも手放してしまうのが、ベイスターズクオリティなんだよな_| ̄|○|i|l
怖いなぁ・・・今オフは。