中学の頃と言えば、自分は学年でも成績上位で特に地理、歴史といった社会科は常に学年トップクラス、高校でも理系でありながら進学校なのにずっと上位でした(自慢(ぉ))。まぁ理系にはあんま必要無い才能だったんですけどね(笑
#ま、好きだから覚えたってのが大きいと思う。
で、その後高校、大学とそのテの学問から離れていたことが多かったので、実は習ったことをそんなに強くは覚えていない。まぁ基本的なこと・・・特に地理的な部分だとか歴史で言えば好きだった戦国時代だとか、その辺だけは今でも強烈に覚えているわけですが。
■中学教科書検定(1) (2)
ということで、当時(12~13年くらい前)に習った内容や使った教科書の出版社ってのは実は覚えていないのですが、さてさてなかなか読んでてアタマ痛くなってくるのは確かな内容だったようです。
そもそも問題は、学習指導要領に則っていないモノを何故検定通してしまうのか?だと思うのですが、それにしてもそれを作った方も作った方だ、ということで。
---------
日本書籍と日本文教出版には人物コラムはほとんどないが、両社とも松前藩に抵抗したアイヌの指導者シャクシャインを大きく紹介。教育出版は、朝廷と戦った東北の指導者の阿弖流為(あてるい)、朝鮮出兵のときに日本に連れてこられた学者の姜●(●=抗の手へんをさんずいに)、朝鮮を心の祖国としたとされる儒学者の藤原惺窩(せいか)、「革命権」を規定した憲法案を作った急進的自由民権運動家の植木枝盛らなじみの少ない人物が並んでいる。
必要な事さえ伝えていれば、そういった脇の歴史(脇の歴史にするな、というのも分かりますが)を載せるのもアリだと思います。ま、上の例ってのはその前提が無かったから突っ込んでるんでしょうけどね。
---------
日本神話に冷たいにもかかわらず、教育出版は「朝鮮では、古朝鮮とよばれる国がおこりました」、日本書籍は「このころの国を、古朝鮮とよんでいる」と朝鮮の神話時代を記述している。
後に一時的に日本になる朝鮮半島ですが、わざわざ隣国の歴史をクローズアップする必要は・・・という疑問はありますね。
---------
ほとんどが「大和朝廷」を使わず検定をパスした。この表記を避けるのは、皇室の祖先であることを否定したいためとみられる
だからなんで検定をパスさせるかな?
と同時に、意味不明なのはやっぱ皇室云々の偏狭認識だろうか。別にいいじゃねぇか・・・自分も特に皇室(皇族)思い入れの無い人間ではありますが、歴史として正しい(少なくとも文献としても残っている)ことを何故に捻じ曲げるかね?
---------
教育出版も「聖徳太子(厩戸皇子(うまやどのみこ))」としている。
まぁカッコ書き程度ならアリじゃないか?と思う(^^;
#一般的ではなかったとしても、脇の知識としてアリでしょう。
---------
元寇について適切に記述している教科書は少なく、東京書籍、教育出版、帝国書院、日本書籍、清水書院は元による「遠征」という表現を使っている。
常々思うんだけど、このテの話でよく言われるのは「痛みは味わったものにしか分からない」。中国や韓国が日本の侵略を受けたとして苦情を言うのはよく分かる。それこそ苦痛を味わった、という認識だからだろう(真実はどうあれ←勿論、正すべき問題点)
ただ、であれば何故に侵略行為を受けた日本が自らここまで謙る?アタマオカシイんじゃないか?と正気を疑う。
他、全体的にツッコミ所満載なんだけど、とりあえずここまでに。
#付き合いきれん(笑
まぁ大体産経のツッコミに同意だしな。ちと過剰な反応もあると思うけど。
で、冒頭で書いた様に、当時の教科書ってのがどうだったのか?は正直覚えていません。しかし、ある程度それら物事について自分から調べられる今、この内容には大いに疑問を持たざるを得ませんね。
ていうか、やっぱおかしいよ、コレだけ学習指導要領の認識を誤まっている内容なのに検定通しちゃうのは。