尚、当然ネタバレの為、これから読もうという方は回避推奨。
P.6 いきなり松島の出張ネタがここで繋がって来る
P.8 新キャラ登場と思いきや、数ページ後に町山署の刑事課長の息子と判明。
刑事課長の名字もここで初出(何気にそういうキャラはまだ残ってる。
副署長も名前不明)
そもそも刑事課長嫌ってる鎌田部長に気付かれるってのも何の因果か。
P.12 前の巻で明らかに怪しかった伊賀崎交番所長に反社との関係で疑いがかかるが
双方想定外で空振り
P.16 矢吹監察官、差し引きなしで大嫌いワロタw
でも、メッチャ信用、信頼してる。
P.18 異動を突っぱねられたの話、かなり初期に合った記憶が。
申請出してるけど受理されないのはシステムの問題だかの。あれも伏線か。
P.24 まさかあの回想にこんな続きがあろうとは・・・
ただこの後一貫してだけど、この当時の伊賀崎の活舌は流石に芝居がかりすぎ
じゃないかと思うが・・・これも次の巻で何か説明あるだろうか?
P.26 唐突のモーツァルトはやはり伏線だった。次の巻にも出てくるだろうか?
P.28 一瞬分かり難かったけど、つまり伊賀崎は矢吹は疑ってなく、最初から源と
塩谷を疑っていた、ということか。
P.32 「別件」はこの後語られるのか?
P.36 虎松の「伊賀崎さん 女の子の部下できたんだよね」の行は誤植?
この時点で虎松はおそらく伊賀崎を認識してないよね?
というか、いくら虎穴に入らずんば~にせよ、言われるままに通路で着替えさせた
のは緩すぎたな。塩谷、その後の虎松に拾われて堕ちていくのも割と簡単すぎて
もうちょっと捻りは欲しかった気がする。
P.42 源と藤の関係。作中、なんだかんだでこの二人、お似合いのカップルなんじゃ
ないか?な見方もできたんだけど、最近は川合の成長著しく、かつ源にチョイチョイ
闇が見え隠れするのも相まってギクシャクする描写増えた気がする。
これも作者の計算か?
P.44 源の能力について、中富課長も思う所があるらしい。
P.46 この巻、那須部長、牧高ペアの出番は回想や想像のみ。真面目で仕事ができるが
普通の存在だと漫画的には便利屋ポジか。
まぁ牧高は作中屈指の変態という評価も持ってるが。
P.47 源が前の巻の川合と同じポーズを。作者のマイブームなのか?
それとも何か意味があるのか?(ワイ、作者の掌の上で踊らされまくる)
P.50 この受け子犯人。流石にあまりにベラベラ喋りすぎでしょ。これ、塩谷の罠
なんじゃ?とも思ったけど、流石にこの時点でわざわざ攻撃してくることはないか。
何より、源の取り調べによって単に口が軽いだけってのも最終的にわかる。
P.54 他のコマでは見られないから違うと思うんだけど、この見開きの最後のコマ、
東岩係長の左目の光彩が右目と違うのは何か意味があるのか?
日頃サングラス付けてるのは義眼だから?・・・考えすぎか(掌コロコロ
P.56 そして何と言っても・・・ここでも繋がるのか同期組。ていうか、あっさり
正体暴露の流れw
P.60 前述の通りここからの回想の流れはちょっと違和感ある。まぁそれだけ塩谷が
追い込まれていた&虎松の話術が優れていた、という事なのかもしれないが。
P.72 実は自分、この如月と川合のラブコメはあんまり好きじゃなかったんだけど、
徐々に何と言うか・・・川合の成長やシリアスなシーンで見せる表情や言動から
割としっくり来るようになってきてる、と言うのが正直なところ。
どうなるんやろね?この漫画的に。
P.78 自分がこの作品、ちょっと不満と言うか心配になって来るのが、川合の成長と
反比例してダメになっていく聖子ちゃんの描かれ方なんだけど、ここで新たな
展開が。
実際前から山田に対しては気安い存在と言うか、認めつつも自分を曝け出せる
と言う傾向はあったと思う。源に対しては対等でありたい、という姿勢だけど
その辺、関わり方の違いがあるんだよね。
と同時に、この後、更にあるけど山田の「・・・やめないで」ってのもニヤニヤ
が止まらない展開に。
自分、初期のころから山田好きなんだよね。この漫画の中でも数少ない
まともな奴と言うか。
P,82 モーツァルトの行はここで出てくるね。この後の源の行動にも影響与えてるけど
このエピソード、締めでまた出てきそうだ。
P,86 些細な話だけど、如月が「生まれてきて良かった」と思えるって相当な
改善だと思う。あの話を思えば。
P.90 刑事ドラマモノでも割と定番かもしれないこの展開。犯罪者と接点を持ち易い
が故に警察官が犯罪者になってしまう、という・・・そういえばこの漫画では
初の展開なのか。。。
P.92 如月の悪い予感は川合が負傷したと想像したからだろうか。
ぶっちゃけ、自分も川合だと思ってしまいました(苦笑
P.94 この辺で描かれている菜摘の行動。この後にも出てくるけど、山田が「さすが
虎松の娘」って感嘆するの以上に、実は川合が仕込んでいた、というのも
あるんだよな。なんだかんだ、事件の後の犯罪者の家族と信頼関係を結ぶ、
っていう難しい事を川合がやれていた、と言う証拠。
P.96 驚愕?の事実。思えばこの巻で描かれている範囲内ではこの件について改めて
触れられていないが・・・前村が可愛がってた、というのはそういうことかと。
P.100 唐突に出てくる「申立書」。この子ホント賢い。虎松はクズだけど、子供には
愛情を注いでいた事がよく分かる。
P.102 さぁここから緊迫のシーンが始まる。
まずいきなり伊賀崎が「菜摘!逃げろ!」と来て「えぇ?!」となった。
まぁ前の巻で虎松に「死に逃げかよ」と言っていたわけで近況も分かってた
んだろうけど、咄嗟にこの言葉出てくるか?と引っかかったんだよな。
(後で分かる)
あと、このシーンの川合の台詞、これだけで後から川合が実習上がりの警官だ
と分かる塩谷とそれを表現する作者の腕よw
P.106 やっぱ人質ってのは重いわな・・・動ける警察5人も居ても何もできない。
しかしそこは流石の源、人質救出の為の交渉糸口だけは付ける・・・が、
そこで選ばざるを得ない究極の選択。
P.110 まぁやっぱこういうもんなんだろうなぁ・・・いくら現場が一番見えてるとは
言え、この後に出てくる中富課長と刑事課長のやり取りみたいに「責任」を
考慮して最善の判断をしなければならない、と言う。
P.112 読み終えて読み返して分かったけど、ここの伊賀崎のうわ言はあの関係を持って
いたからこそなんだろうな。
P.116 この後処分があるのかどうか分からないけど、ここで源が上官に従って山田と
防弾チョッキ着て定石な手順で応対してたらどうなってたんだろうかね。。。
P.120 この辺のやり取りはヤベェわ・・・しかし山田も聖子ちゃんも絶対止めるから
ってのは言い訳でしかなく、これは多分、以前からの積み重ね・・・母親に
取り入れられたのもあるかも(笑)だけど、例えば幼稚園児から話を聞く際に
川合の成長を感じられた源だからこそ、"上官に逆らって悪い事をする"仲間
として川合を選んだんだろう。
ただ、"対等で居たい"聖子ちゃんはこの判断をこの後引きずるだろうかね、、
P.122 この後山田と敷根にもあるけど、「自身の生命を掛けた行動」をこれから
とらないといけない、という警察官の心境たるや・・・
源に認められたことは凄いんだけど、新任警察官に背負わせていい負荷じゃ
ないわ(苦笑
P.124 でも、川合もそんな源を信頼してるから乗っかったんだよなぁ。。。
P.126 ここで交換相手として川合が来たというのは、今後の菜摘の人生に大きな影響
与えるんだろうなぁ・・・
P.130 もうここでも完全に母親よりも自らの判断で以て動けてるからな。そしてやはり
川合が人質交換に来た事も影響している。
P.134 頭が回らなくなる中富課長。兵隊ではなく指揮官としての初陣になるのか?
こういう時にはすぐに行動で示す山田みたいな存在に助けられるだろうな。
そして刑事課長とのやり取り・・・「かけるのは自分の命じゃなく部下の命、
今までと比べものにならんほど重いぞ」「それが幹部としての「責任」だ」
P.138 そしてここでまさかの敷根登場w
これは俺も予想外だった・・・あーそうか確かに地域課にお前おったなwww
(ウザさは変わらない)
P.140 そして山田よ、「大事な人と話をしといて」になぁんでお前は聖子ちゃんの
トコに行ってしまうかなぁ(ニヤニヤ
P.144 スホ症や!スホ症や!(直前に何読んでたか分かるw
適応能力モンスターw
P.146 源にキレんなwww
P.148 まぁホント、どんな仕事でもそれなりの苦労、苦悩は抱えてるもんだと思うけど
警察官は本当に大変だよな、と思う。今回の川合みたいに突然命を懸けた行動に
駆り出されないといけないケースだってあり得るわけで。
P.152 川合がこれまで警察官、先輩として源を認めまくってて信頼もしてる、ってのは
これまでの流れでも明らかなんだけど、流石にこの展開は「あれれ?」とは
思ったな(苦笑
割とガチで源を否定したりするしな。
そしてここで狙ったのか偶然なのか、「源部長」の名を出したのが巧すぎるw
P.154 これ、昨夜も書いたけど、秀山課長直伝の技だよな?
ていうか舌まで入れるなwww
まぁその結果、メッチャ拭かれてる辺り、川合はやっぱそういう感情自体は
ないんだよな。源に対して。
P.162 そして出たな、源の黒い所。川合にすら注意される辺り、こいつ、いつか絶対
何か間違いをやらかすと思うんだよなぁ・・・
P.162 さてここからの回想・・・潜入捜査の頃の行はともかく、「十数年後」で
してやられた。やっぱり伊賀崎と虎松繋がってたのかよ・・・
だから咄嗟に「菜摘!」が出たわけね。
この話のエピローグが次の巻にあると思われるわけだけど・・・この辺ってどう処理
されるんだろうか?
そして、図らずも?いろいろ変わってしまった人間関係も気になる所。
まぁ予告見るといつもの感じに戻るだけ、という気がしなくもないけど
むしろその方が「ハコヅメ」らしくていいんだけどな。
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漫画の感想?をこんなにつらつら書きたくなったのは何年ぶりだろうか?
この「ハコヅメ」はここ5~10年で読み始めた漫画では間違いなく個人的No.1。内容も然るものながら他にも凄い事がある・・・最近の事情は分からないけど、かつての週刊ジャンプ漫画の如き単行本の発刊ペースがソレ。2017年の終盤に連載開始して第1巻が2018年の4月発売。そこから年5冊ペースを崩さずに丸4年弱で単行本20巻(+1)に到達してるわけで。
ネタも尽きる事なく次から次へ、作者の経験からの話?も含めて、妙にリアルな警察の彼是があるし、アンボックスや同期の桜、そしてこの一連の奥岡島事件から繋がるエピソード等・・・長編シリアスストーリーも抜群に面白い。
そもそも推理モノでもないのに後になって「あの時のアレが・・・」みたいな伏線がそこかしこに散りばめられていて、ちゃんとそれを以て結ぶ、という事が出来ているので納得感がハンパないんだよな。
何処まで続くのか分からないけど・・・願わくば、このクオリティを保ったまま最後まで駆け抜けてほしいな。10年に1つ、30年に1つクラスの大傑作だと思っているので。
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