ガッツリ嵌る

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幸せな事だよ、これは。

『十三機兵防衛圏』が狂気的に傑作すぎたので、思ったことをちょっと書く

進捗としては、追想編が9割超え、崩壊編も7割を超えてもうほぼほぼ終盤、というあたりまで来ているので、そろそろネタバレも怖くなくなってきました。
#という事で、今週くらいからちょっとずつ情報参照解禁していくか。
この記事も、ぐぐったら一番に上に来たからとりあえず貼ってるだけです。

なるべくネタバレをしないように、ではありますが、ツイッタで貼ったものを少々と、ガチネタバレを「続きを読む」で。
いやぁ・・・令和の御代になっても良いアドベンチャーに出会えて幸せな事だわ。

ウーバーイーツ、一方的な報酬引き下げをきっかけに食品の大量廃棄が起きていることが明らかに

でもお前ら、こういう安いのを求めるし自由に働ける職場ってのも評価したりするやん?っていうね。
#日本に合う合わない、ではないんだよ。
責任のある社会、ルールを守る社会、モラルの高い社会に当てはまらない、というだけの話。勿論、これでやっていける世界もあるわけだけど、安全とルールによって守られた社会においては、所詮は責任を持たない業態なんて合わない、ってだけなんだよ。
まぁ裏を返せば、日本の社会がまだまだこういう低質な業態を許さない程度には意識が高いってことなんだろうけどね。

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土曜日は普通に昼間仕事してましたが、日月と休みだったおかげでガッツリ『十三機兵防衛圏』を遊べました。
#チビチビやってたとはいえ、本格的に進めだしたのは年末の数日から。
ほぼ2週間くらいでここまで来ましたね。こんなに短期間でゲームクリア直前?まで来ているゲームって、果たして何年ぶりだろう?ってくらい久々に感じる。
#近年、やたら長時間かかるゲームばっかりやってる、ってのもあるんですけどね。

   

今週の漫画。今週も期待値高いのが多いなぁ・・・
尚「ハクミコ」はやはり先週末店頭に並んでいたのですでに回収済。

今回も大変楽しかったです。

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さて、では以下ガチネタバレで。







































































































































































とは言え、基本的にまだ前述の通り終わったわけではないので、ここから書いたものも何か間違ってる可能性はあるんですけどね。
#まぁ、世界観と言うかそういう辺りの真相ですかね。

一言で言えば、『Ever17』の逆の発想でプレイヤーを騙しに来た、という感じだろうか。
#要素的には『Remember11』もやや混ざってる。
SF、ミステリーとしてはその内容自体はそこまで珍しいものではないというか、ある程度使い古された設定だと思うんだけど、それを「ゲーム」という媒体に落とし込むにおいて所謂叙述トリックのように表現することでプレイヤーに極上の体験をさせる、というか。
『E17』が時代の異なる世界をさも同じ舞台であるかのようにマルチサイトで表現したのに対し、この『十三機兵』は、異なるセクター(舞台)をさも同じ時間軸上の過去現代未来で描いている、と錯覚させたわけだ。
#おそらく、多くのプレイヤーがゲーム序盤はそう思っただろう。
そこに名前の異なる同一人格(近似だけど)や遺伝子情報が同じだったりアンドロイドだったりで、ああなるほど、転生ネタであったり人為的な精神のコピーだのが行われてるんだな、とさらに錯覚を深めさせた上で、ゲーム中盤を少し過ぎたあたり、網口シナリオにおいて「街から離れて半径15㎞を離れると先がない」という展開が現れる。
#ここで自分は「あっ!?」となった。
そういや会話の節々に表れる"セクター"という表現も引っかかっていたんだよね。普通この表現だと場所や分類を表すことが多いのに、この物語では時代(年代)を表していた。この2点から、「もしかして、この世界は人為的に作られた各時代を模した地球外の世界(この時点では宇宙船だかコロニーだかはまだわかってない)が同時間軸に存在していて、キャラの時間転送は実は時間ではなくその時代が名付けられた場所を移動しているだけなんじゃないか?」と。
もうそこからはね・・・やっててニヤニヤが止まらないというか「そういうことか!!そういうことか!!」という連続。そもそも、そうした世界観的な謎だけではなく、それを十二分に活用した群像劇というかキャラクターの言動行動が実に緻密に組み立てられているのが面白い、というのが本作。
#ツイッタでも書いたけど、文字通り「過不足がない」んだよな。
行動原理にリアリティあるし、そのキャラクターならそう考える、という辺りの違和感が全くない。そのうえで、ロボットだの精神浸食だの記憶障害だのの要素もどんどん絡み合って・・・と。

まぁ近年、いわゆるノベル系のADVをやってないし、ADVと言えばほとんどアクション要素のある洋ゲーばかりになっていたので、最近の和製ADVのポジションというか現在地がよく分かってない、というのもあるのですが、
#だから自分が例に挙げられるのなんて、00年代前半くらいのゲームが関の山なのよね(苦笑
仮に、その時代から大して進んでいないというのであれば、この『十三機兵防衛圏』というゲームはそうした停滞したジャンルに大きな一石を投じるADVゲームになったのではないか?と思いますよ。ツイッタでも書いたけど、「見せ方」っていう点でも群を抜いて凄いんですよね。

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さてまずは・・・崩壊編を進めない事には、と。もしかしたら、平日の間にケリをつけられるかもしれない。

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この記事について

このページは、汎通が2020年1月13日 18:07に書いた記事です。

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