絶対に甘えなかった大エース

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お疲れ様。
でも最後まで、最後の登板まで頼むぞ!!

DeNA三浦大輔、涙の引退会見 横浜一筋25年「感謝の気持ちでいっぱい」

DeNA三浦引退会見(1)「勝てなくなったら辞めるって決めていました」
DeNA三浦引退会見(2)「25年もやるとは思っていませんでした」
DeNA三浦引退会見(3)「現役は卒業しますけども、野球からは卒業しない」
DeNA三浦引退会見(4)リーゼントは「何か目立ちたいなと」
DeNA三浦引退会見(5)心に残る言葉は「まず己を知れ」
DeNA三浦引退会見(6)背番号18は「重みを分かってもらえる選手に」
番長引退!DeNA三浦大輔の25年/写真特集

帰宅時、動画を見ようと思えば見れたけど、やっぱり涙が出てしまいそうだから止めておいた。そして帰宅してじっくりと。。。

「引退を決めた瞬間は?」と問われ、

「まだできると、どこかにあると思うんですけど、どこかでけじめをつけないといけないなとは思っていましたので。これが23年連続で勝利を続けてきて、今年勝てば24年連続になりますけど。チーム状況とか、チームが置かれている現状を考えながら、8月まで勝てなかったというところが、僕の中では大きかったですね。自分で、どこかで決めないといけないな、その中では甘えちゃいけないなというのがあったので。常に勝てなかったら辞めるというところで。そこはいろんな葛藤はありましたけど、悩んで悩んで、でも勝てなかったら辞めるという、その単純なところですね。最終的にはそこにたどり着いて、勝てなかったんだから辞めるべきだというところですね」

「どこかで決めないといけないな、その中では甘えちゃいけない」

カッコ良すぎる、カッコ良すぎるよ。
しかし思えば・・・これほど真っ直ぐで真面目な選手が、よくぞあの暗黒期を1人で支えてたもんだなぁと。勿論、本人に言わせれば1人じゃない、たくさんのチームメイトが、と言うだろうけど、やはりここ何年かで明らかになった00年代の苦しさと言ったらもうね・・・キヨシが子供に教えるように躾けないといけないレベルだったんだ、と考えると、そんな中、三浦はどうやって過ごしていたんだろうか。
#まぁ、他人には甘い、って言われるもんなぁ。まぁ、「甘い」と言うか「優しい」か。
指導者に向いているか?は分からないけど、現役のユニフォームを脱ぐことになっても、是非とも戻ってきてほしい。

何と言ってもこの1枚だよなぁ・・・3つ並ぶ球団マーク。エース・三浦大輔は、25年間、同じチームで活躍しながら、3チームを渡り歩いたわけだ。
#こういう選手は後にも先にも番長だけ。
曰く、入団してすぐの頃、引退する"大遠藤様"こと遠藤一彦のセレモニーを見て、「こういう引退セレモニーをやってもらえる選手になろう」と決めた、とのこと。長い間ファンに愛され、背中でチームを引っ張ってきた男が、ついに引退か。

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98年、優勝した年の春季キャンプで当時まだ学生だった自分が、高卒7年目、既に投手陣の柱になっていた三浦大輔から貰ったサインは宝物です。3つ違いなので、今年の誕生日で43なのかな・・・まぁほとんど同じ世代ですわ。そういう意味でも、「あ~・・・ついにベイスターズで俺と同じ世代の現役選手が居なくなってしまったんだなぁ」という何とは無い喪失感。。。
でもやっぱりね・・・本人が決めて、本人の思うとおりに辞められる、幸せな事だと思いますよ。それをやれるようになった番長は立派だし、もっと雄姿は見たいけど拍手を以て見送りたい、そういう引退会見でした。

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まぁ正直・・・ちょっと予感はあった。先日の登板後のコメントではまだやりそう?と感じたものの、昨日のCS決定の後の何となく我が事ではなく"子の成長を喜ぶ親"みたいな笑顔に、「あれ?なんかもう決めてないかコレ?」と少し不安になった。
#実は、それがあって昨夜のエントリに番長の事については何も書けなかった。
#(次の登板に付いては書いたけどね)
だから、今日の昼、引退を知った時は驚きよりも「そっか・・・やっぱりか・・・」という感じだった。

今シーズンも、先発投手陣が文字通り"先発として機能"していく現実に、嬉しくなる半面「でも、コレだと番長に出番は回ってこないんだよなぁ」という複雑な想いもずっと感じていた。確かに、「だったら番長がそれを上回るパフォーマンスを見せればいいだろう」と普通は考える、そうなんだけど・・・どこかでこう、今の番長が石田や山口、今永と同等以上の力を出せるか?というと、それは難しいな、という冷静な目で見てしまっていた。それが分かってしまうのがまた苦しかったんだよなぁ・・・
長い事このチームはそういう世代交代をまともにやれないで来た。それがついに、10年、20年くらいのスパンでやっと訪れた、ということなんだろう。だからファンも慣れないんだ、こういう事実に(--;

番長は身を引いたわけじゃない。「勝てなくなったから引退します」と語ったけど、それは単純に試合に勝てない、だけではなく、同じ、若手のチームメイトに敵わなくなった、という意味も含んでいたんじゃなかろうか?番長も先発投手の1人として、ライバルに負けた、そういうことじゃないかな、と思っている。
長い事、「身を引く(=身を引かせる)」という不毛な事を繰り返してきたこのチームにあって、これは素晴らしい事ですよ。番長はプロとして素晴らしい敗者になった、と思う。

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しかし24日ですか・・・勿論、元々本拠地最終戦なのでチケットは完全SOLD OUT状態。こりゃどうしようもないな。
#しかも午前中は仕事、、、
せめてハマスタにでも行ってみようか?でも行ったら番長のピッチングをリアルタイムで見辛い・・・う~ん・・・

以下コピペ。保存版。

DeNA三浦引退会見(1)「勝てなくなったら辞めるって決めていました」

 DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内で会見を開き、今季限りでの引退を発表した。プロ野球現役最年長で、23年連続勝利はプロ野球タイ記録。会見では時折、涙を浮かべながら心境を語った。会見の一問一答は以下の通り。
 (冒頭に三浦からあいさつ)
 「本日は雨の中、お集まりいただきありがとうございます。私三浦大輔は、今シーズン限りで引退します。高校を卒業して横浜大洋ホエールズに入団して、今年で25年目。25年間、横浜の街で育てられて、たくさんの方にお会いして、ここまでやってくることができました。うれしかったこと、苦しかったこと、いろいろありましたけど、本当にいつもみなさんに支えられて一歩ずつ進んでいくことができました。前日、CSに出場することが決まり、自分の気持ちも今シーズン全うして終わるぞという気持ちで突っ走ってきましたけど、もう少しシーズンありますけど、そしCSと、一日でも長く今のユニホームを着て、今の選手たちと一緒に戦えるようにやっていきたいなと思っています。本当にいろんな思いがありますけれど、感謝の気持ちでいっぱいです」
 (代表インタビュー)
 -25年間、お疲れさまでした。引退を決意されての率直な気持ちを教えてください。
 「いろいろ考えて考えて、決断してからもまだ、なかなか伝えられてなかった方にも、今日こういう場で伝えられて、ちょっとスッキリしています」
 -ファンも、まだやれるだろうという気持ちで見ていると思います。決断した理由は。
 「勝てなくなったからです。引退という文字は今年だけじゃなく、数年前から頭にはありましたけど、まだできる、もっともっと勝ちたいという気持ちでやって、先発ができなくなったら、勝てなくなったら辞めるって決めてましたんで。今年8月まで、その前に7月に初登板させてもらって打たれて、8月まで声が掛からず。その時には、もう気持ちは固まっていました。ただ、もう一度、勝負したいという気持ちはずっとあったので、9月の頭に甲子園での先発を言われて、それまでは球団にも伝えないでおこうと決めていました。そういう感情を抜きに、真剣に勝負がしたいというところで。その時点では勝とうが負けようが今シーズンでという気持ちもどこかにあったんですけど。言いたくても言えないというモヤモヤはありましたね。ずっと」

DeNA三浦引退会見(2)「25年もやるとは思っていませんでした」

 DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内で会見を開き、今季限りでの引退を発表した。プロ野球現役最年長で、23年連続勝利はプロ野球タイ記録。会見では時折、涙を浮かべながら心境を語った。会見の一問一答は以下の通り。
 -決断にあたって、どなたかに相談は。
 「もちろん家族には話はしましたし。最終的には自分で決めました」
 -引退すると決めた時の奥さんの反応は。
 「残念がっていましたね。女房もそうですけど、子供たちもまだできるんじゃないのって気持ちもあったんですけど、でもやっぱりプロの世界は厳しいですから、その辺はしっかりと言って、やり残したことがないように精いっぱいやると決めて、この間の甲子園もわざわざ見に来てくれましたから。その前で投げられたのはよかったですね」
 -チームメートにはいつ伝えたのか。
 「昨日の試合後に伝えました。昨日の試合後に、会見前にみんなに言いたかったので。その前にクライマックスが決まって、正直ホッとしましたし、決まった後の喜んでいるロッカーで、こういう報告はどうかなと思ったんですけど、チームメートに伝えられてよかったです」
 -どういった言葉を掛けられたか。
 「僕も正直『引退します』ということは言ったんですけど、その後途中から、何を言ってるのか分からなくなって、自分自身も。それでも伝えた後、『本当ですか、まだ辞めないでくださいと』と後輩に、今日もグラウンドで練習した時も言われましたから、それはうれしかったですけど」
 -本当に長い間現役を続けられた支えは。
 「まさか、プロ入った時に25年もやるとは思っていませんでしたけど。本当に1年1年勝負だと思ってやってきましたし、打たれたら悔しい、もう負けたくない、悔しい、勝ちたいという気持ちがあったからこそ苦しい練習もできましたし。試合で勝った時に、たくさんのファンの方が喜んでくれた。あれが一番うれしかったですね。あそこにもう一度立って、一緒に喜びたい。負けたら悔しいから、もっと練習するしかないと思ってやってきた25年間でしたね」
 -25年を振り返って一番の思い出は。
 「一つにはなかなか絞れないですけど、98年に優勝した時、優勝ってこれだけうれしいものかと。すべてが報われたというか、1年間のしんどいことが吹き飛んだというか。98年の優勝は、それだけ最高でしたね」
 -98年の優勝を知っている最後の選手。強くなる過程も知っているが、今のDeNAを見てどう感じるか。
 「98年は98年の良さがあったと思いますし、今年はチームでの自分の立ち位置もあの時は全然違いますので。ただ、苦しい時があったからこそ、今のハマスタ、ベイスターズを見ていると本当にうれしいですね。いいチームになってきたと。昨日の試合でもそうですけど。横浜-広島戦で、何年か前はあれだけお客さんは入っていなかったですし、レフト側、三塁側を見ると真っ赤に染まって、バックネットから一塁側、ライトスタンドはブルーに染まって、満員の中でプレーできているということは、プロ野球選手にとっては最高のことだと思いますし。本当に何年か前はガラガラで、いろいろ苦しい時期もありましたけど。僕ひとりではどうしようもなかったことですけど、FAで横浜に残って、横浜をいいチームにしたいと、あの時は思って、小さな力でしたけど、横浜がどんどん変わっていくのを見てきて、本当にうれしく思っています」

DeNA三浦引退会見(3)「現役は卒業しますけども、野球からは卒業しない」

 DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内で会見を開き、今季限りでの引退を発表した。プロ野球現役最年長で、23年連続勝利はプロ野球タイ記録。会見では時折、涙を浮かべながら心境を語った。会見の一問一答は以下の通り。
 -ファンは阪神に行ってしまうんじゃないかと、とにかく残ってくれという熱い思いは感じていたんじゃないかと思うが。
 「いろいろ、本当に悩んで悩んで、いろいろな方にご迷惑をお掛けしましたけれども。150勝した時も言いましたけど、横浜に残ってよかったなと。たくさんの人が喜んでくれた、支えてくれたというので、本当に三浦大輔は幸せ者だなと思います」
 -172勝の中で一番うれしかったのは。
 「一番ですか?そうですね。どれもうれしいですけど。150勝の時は、僕自身はすごくうれしかったですけど、それ以上にファンの方が喜んでくれているのを見て、それを見てまた僕が喜んでいたなという印象が強いので、思い出に残っています」
 -最終戦でもう一度、三浦さんの勇姿が横浜で見られると思うが、どういう気持ちでマウンドへ上がるか。
 「勝ちたいです。それだけです」
 -今後のプランは。
 「特に決めていません。現役は卒業しますけども、野球からは卒業しないので、ずっと野球に関わっていきたいなと思います」
 -25年間を振り返ってどんな野球人生だったか。
 「高校を卒業して、6位で大洋ホエールズに入って。特に球が速いわけでもなく、すごい変化球があるわけでもなく、よくやってこられたなと。球が速くなくてもプロ野球選手ができるんだなというところを見せたかったですし。勝ったり負けたり。負けの方が多かったですけど、本当に周りの方に支えられて、今まで突っ走ってこれたなと、感謝の気持ちでいっぱいです」
 -トレードマークのリーゼントは。
 「卒業しません(笑)。できる限りやっていきたいと思いますけど」
 -DeNAベイスターズファンへ。
 「本当に25年間、熱い熱い声援をありがとうございました。いろんな苦しい時、本当に助けられましたし、いい時も悪い時も、どんな時でも僕たちにご声援をいただき、応援していただき、背中を押してくれて本当に感謝しています。何回かヒーローインタビューで言ったことがあるんですけど、三浦大輔を応援していてよかったなと、DeNAベイスターズを応援していてよかったなと思えるようにやりたいと思ってやってきて、約束していた優勝というのは果たせませんでしたけど、若い選手が出てきて昨日、クライマックス・シリーズに進出することができて、チームはどんどん成長していくことができました。これからも横浜を応援してほしいなと思いますし、僕も横浜から離れることはないので、一緒にまだシーズン、クライマックスと残っているので、もっともっと上に行けるように頑張っていきたいと思います。本当に25年間、熱い熱いご声援をありがとうございました」

DeNA三浦引退会見(4)リーゼントは「何か目立ちたいなと」

 DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内で会見を開き、今季限りでの引退を発表した。プロ野球現役最年長で、23年連続勝利はプロ野球タイ記録。会見では時折、涙を浮かべながら心境を語った。会見の一問一答は以下の通り。
 (報道陣との質疑応答)
 -将来は監督になって、自分が胴上げをされたいという思いは。
 「そうですね。将来的には指導者という道も夢にはありますけど、もっともっと勉強をしないといけないなと思っています。横浜のユニホームを...まだ脱いでないんですけど。もう1回登板ありますので。将来的にはまた、横浜に戻ってきたいなと思っています」
 -強いチームとはどんなチームですか。
 「プロフェッショナルなチームだと思います。個人個人からプロとしての準備をしっかりして、意識を持って。強いチームとは...ファンと地元、チームと一緒になって、同じ目標になって戦っていくチームが強くなっていくと思います」
 -CS進出を決めたチームにどんな思いがあるか。
 「昨日、ベンチで見ていて、本当に若い選手たちが頼もしく見えてきましたし。チームが勝つこと。まずそれが、個人競技じゃないので、ひとりじゃどうすることもできないのが野球だと思うので。ただ、みんなで力を合わせれば勝てるスポーツだと思っている。昨日も見ていて本当にたくましく思い、うれしく思っていましたね。クライマックス唯一出られないチームと、ずっと言われていましたから。これで来年から言われなくなるので、よかったなと思います」
 -最後の登板でここを見てほしいというところは。
 「今まで通り、しっかりと準備をしてマウンドに上がって、一生懸命勝てるように、チームが勝てるように精いっぱい投げるところを見てほしいなと思います」
 -リーゼントに込めた思いとは。
 「この髪型が単純に好きなだけなんですけどね。プロに入ったときに、何十人という投手がいる中で、何か目立ちたいなと。注目されないと使ってもらえないので。もちろんプレーが一番でしたけど、それ以外で注目してもらいたいなと思って、こだわってやってきました。その代わり野球に対してはちゃんとやるぞという気持ちを持ってずっとやってきましたので。それだけのことですけどね」
 -三浦投手にとって矢沢永吉さんの存在は。
 「中学生の頃に初めて曲を聴いてから、ずっと大好きで、矢沢永吉さんの歌に励まされて勇気をもらいながら、やってきましたね、ここまで。僕の中ではバイブルじゃないですけど、そのような感じの存在です」
 -三浦投手にとってファンとはどういう存在か。
 「三浦大輔にパワーをくれる存在ですね。どれだけ助けられたかというところですね。お客さんが少なくて、苦しいときもありましたけど。どんなときも見捨てずに応援し続けてくれた。最下位であろうが、今日こそは勝ってくれるだろうと信じてついてきてくれましたし。勝てないときはグラウンドに物が投げ入れられたりとか、つらい時期もありましたけど、それでもほとんどのファンの方は一緒に苦しんでくれたり、喜んでくれたりして。一緒に戦ってきてくれたチームメートだと思います」

DeNA三浦引退会見(5)心に残る言葉は「まず己を知れ」

 DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内で会見を開き、今季限りでの引退を発表した。プロ野球現役最年長で、23年連続勝利はプロ野球タイ記録。会見では時折、涙を浮かべながら心境を語った。会見の一問一答は以下の通り。
 -具体的に引退を決めた瞬間は。
 「まだできると、どこかにあると思うんですけど、どこかでけじめをつけないといけないなとは思っていましたので。これが23年連続で勝利を続けてきて、今年勝てば24年連続になりますけど。チーム状況とか、チームが置かれている現状を考えながら、8月まで勝てなかったというところが、僕の中では大きかったですね。自分で、どこかで決めないといけないな、その中では甘えちゃいけないなというのがあったので。常に勝てなかったら辞めるというところで。そこはいろんな葛藤はありましたけど、悩んで悩んで、でも勝てなかったら辞めるという、その単純なところですね。最終的にはそこにたどり着いて、勝てなかったんだから辞めるべきだというところですね」
 -先発へのこだわりは。
 「ゲームをつくっていくという中で、プレーボールから1イニングでも長くと思ってマウンドに上がっていましたし、いけるところまでいく。苦しくなったりダメだったときは、チームメートが助けてくれるというところの、一番のスタートだったと思いますし。週1回ぐらいしか投げなかったですけど、マウンドに上がる責任の重さ、準備の大切さというところを大事にやってきました」
 -勝つための方法論で大事にしてきたことは。
 「勝つための方法論?あったら教えてほしいですね。でも、練習しかないと思っています。僕は自分ではへたくそだと思っていたので。へたくそは何をするかと思ったら、練習するしかない。うまくなりたかったら練習するしかない。もっとうまくなりたい、もっとうまくなりたいと思ってやってきた25年でしたね。それしかないと思います」
 -たくさんの指導者との出会いがあったと思うが、自分を支えた言葉などはあるか。
 「たくさんの監督の下でやらせてもらいましたけど、野球だけじゃなく、人としてもいろんなことを勉強させてもらいました。誰がというのはなかなか言えないですけど、プロに入った1年目に、ピッチングコーチで小谷(正勝)さん(現ロッテ2軍投手コーチ)という方と知り合ったのが、三浦大輔のプロ野球選手としての第一歩だったなと思いますし。たくさんのことを学ばせていただきました。『まず己を知れ』と言われましたね。自分がどういうタイプの投手か、この世界で生き残っていくためにはどうすればいいのかということを教えていただきました」
 -それを追求した25年間だった。
 「そうですね。その言葉をずっと胸にやっていましたし。勘違いしないようにしようと思って。自分がどういうタイプのピッチャーで、どうやったら抑えられるかということを常に考えてやってきました」

DeNA三浦引退会見(6)背番号18は「重みを分かってもらえる選手に」

 DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内で会見を開き、今季限りでの引退を発表した。プロ野球現役最年長で、23年連続勝利はプロ野球タイ記録。会見では時折、涙を浮かべながら心境を語った。会見の一問一答は以下の通り。
 -若い選手に伝えたいことは。
 「今の若い選手は、十何年やった選手も1、2年の選手もいますけど、悔いはあると思います。僕も優勝したかったという気持ちがまだ残っていますし、100%満足で終われることはないと思うんですけど。やれるだけのことをやってダメなら、もちろんプロは打たれることはありますけども、でもひとりじゃないということを思ってほしいですね。マウンドで苦しくなったときでもチームメートが後ろで守っていてくれますし、スタンドではファンの方が応援してくれますし。ピッチャーだけでなく野手もそう。しっかりと準備をして、グラウンドに立つ責任の重さというのを感じて、毎日毎日、試合の日々が続きますけど、それを忘れずに。ひとりで野球をやってるんじゃない。みんなでつないで一つの勝利に向かってやっていくんだということを思って、グラウンドに立ち続けてほしいですね」
 -あらためて寂しいというファンへメッセージを。
 「自分も寂しいです。まだまだ離れたくないですし、横浜のユニホームを着て投げたいなという気持ちもまだあります。もう1試合投げるんですけど。いろんなことがありすぎて...ファンのみなさんの前で投げられるのも、あと1試合になりましたけど。もっともっと投げたい。ずっとユニホームを着続けたいという気持ちもありますけど。でも、いつか現役を引退しないといけない。誰もが通る道だと思いますので。そこは僕もつらいです。けど、何と言っていいかよく分からないですけど。さっきも言いましたけど、つらいことはいっぱいありました。今年だけじゃなく、もっと前に引退かなと、辞めなきゃいけないのかと思うこともたくさんありましたけど。ダメかなと思って2軍で1軍の試合を見ているときでも...18番のユニホームを着て...スタンドで応援している人をテレビで見たら、絶対にあのマウンドに戻るんだと頑張ってこられました。それだけ三浦大輔に力を与えてくれましたし、あの応援団だからここまでやってこられたと思います。でも、つらいですけど、でもまた、違うステージでも三浦大輔は頑張っていきますので、そこで応援してもらえたらなと思います」
 -長い現役生活でライバルと、思い出に残る打たれた本塁打があれば。
 「ライバルというか...たくさんの打者と対戦させてもらって、たくさんの打者と対戦することで自分も成長させてもらいました。思い出に残るホームランは、いっぱい打たれたんで、いっぱいありすぎて。プロ初勝利初完封できるかというところで金本さんに打たれたホームランや、開幕戦で、名古屋でサヨナラ満塁ホームランを打たれたりとか、ハマスタでもプレーボール直後にホームランを打たれたりとか、数えたらいっぱい出てきます。打たれたことはいっぱい覚えていますから」
 -18番の背番号をどういった選手に託したいか。
 「96年ぐらいから球団の方に18番を着けさせてほしいと伝えて、98年から着けさせていただいて、横浜のエースナンバーを『18』にすると思って19年間着けさせてもらいましたけれども、背番号の重みを分かってもらえる選手に着けてもらいたいです」

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この記事について

このページは、汎通が2016年9月20日 21:45に書いた記事です。

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