さらばキヨシ

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また会う日まで。

DeNA中畑監督、辞任会見全文 「ダラダラした組織というのは僕は一番嫌い」

「プロ野球の球団っていうのは、常にそうやって注目され、話題を提供されている中で、成長していけるなら、どんどんいい方向に向いていくんじゃないかな。注目されてナンボ。応援されてナンボだと改めて感じましたね」

ここに集約されるのが「キヨシ野球」なんだろうな。
#そういう意味では一つの成功を見せたのは確か。
#勿論キヨシ1人の結果ではないけど、観客動員数が尋常じゃなく伸びた。
公式キャパが3万人行かない球場で2万5千人以上をアベレージとして集めた、というのは凄い。この4年間で1試合平均1万人くらい増やしたんだからね。

が、残念ながらもう一つの目的であったはずの、選手が「注目されることで成長する」は達せられなかった、ということか。
#今日の試合も、最近口が酸っぱくなるくらい言い続けた「ミス」が出た。
実力があるのは前半戦で証明できている、しかしミスをした方が負ける・・・これが、プロスポーツにおける勝敗の大きな分かれ目だろうと思う。やらなきゃいけない事は分かっている、監督が変わろうが選手は変わらず強くなっていかなければならない。
キヨシ自身が「責任を取って辞める」と言うのだから仕方がない、ファンは選手が、チームが勝てるようになるまで応援するしかないだろう。

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ちなみに、、、
個人的な「一番望んでいた形」は、キヨシは勿論続投、但し、コーチ陣をもう少しまともにしてほしい、と言うものだった。
#これは以前も書いたけど・・・
明らかにキヨシが孤軍奮闘せざるを得ないコーチ陣容だったのは、一昨年オフから指摘していた。DeNA初期は知己だった高木豊や二宮至を近くに置いていたことで、立場の違いはあれある程度相談などもやり易かっただろう。しかし昨年から側近は若手コーチが一気に増え、また、古くからの知り合いも居なくなってしまった。これだと、立場だけがそのチーム内での関係性になってしまって、「"監督"中畑清」が"全部面倒を見る"というスタンスにならざるを得ない。
モチベーターであり、冒頭に書いたような「プロとしての信念」を体現できる監督としては結果を残せたかもしれないが、結果、勝敗については負けてしまったことの一つの原因はここにある、と思う。
#あとはまぁ、選手人事的な話。これはフロントの問題かな。
で、何より選手個々の能力だね。

自分、今回の結果を観て「GM制」というのはやっぱり諸刃の剣なんだなぁ、と思いました。
#高田GMは過去にそれで成功しているから、それをフロントが目標に掲げるのは分かるが。
監督が人事権を持たないで現場を仕切るだけで良い、というメリットはあるけど、それが同時にデメリットになってしまう、という・・・一部の報道では、キヨシが前述したような来季のコーチ陣の要望を出したけど、それが受け入れられなかったのが辞意する一つの理由になった、という話も出ている。現場を仕切る監督が、思い通りの(それがチームにプラスになる、と考える)策が打てない、というのはやっぱり厳しいよね。その辺の融通をもっと利かせられないモノか?と毎回思ってしまう。
#こういう話が出たのは、この4年間で1度や2度じゃない。
何より、これもまた一部の報道だけど、フロントとしてはコーチ陣の刷新も考えているとかなんとか。じゃあこの4年間の努力は何だったのか?ともなり兼ねない話だ。
#だったら、新人コーチを1軍で使うとかギャンブルしたのは何だったの?と。

改革の道は長く厳しい・・・それが分かった1年だったのかもしれませんねぇ。昨年までトントン拍子に上昇で来ていただけに。

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このページは、汎通が2015年10月 3日 21:54に書いた記事です。

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