セガサターンを振り返る1

| コメント(0)

なんとかなったので、簡単な動画とその紹介、感想を兼ねて。
#上記写真(写り悪いですが)の内10本をまずは紹介。

以下、続きを読む。

『ブラックマトリクス』SRPG 1998年8月27日 NECインターチャネル

いきなり結構マイナーなのからですが。
#しかも割と曰く付。
や、割とどころじゃねーな。発売時期からして、既に後継のDCが発表された98年の夏場で、さらに当初は完全予約限定生産だったという特殊なタイトルです。
#更に、ダークな世界観で中二病ドストライクかなりピンポイントな注目を浴びていた。
まぁハードの移り変わりの時期だったこともあって、制作サイドが弱気になってしまった、というのもあったのかもしれません。結局、数か月後だったか何時だったか忘れましたが、再版されました(ジャケットが違ってたな)
ゲームとしては、ターン制のSRPGなんですが時間の概念があったりダウン状態に複数の意味を持たせたり、更に「血」で強化だとか売買(?)もしてたりで、なんだろう?『デモンズ』のソウルで売買、強化に似てると言えば似てるかな。
まぁぶっちゃけ、、、そこまで出来の良いゲームではありませんでした。世界観が凄かった、というだけでしょうかねぇ。奴隷から始まったり、そのご主人様を選べたり。
ちなみに、後々DCやPSにも移植されましたね。続編の『2』はかなりブラッシュアップされた佳作でしたが、、、ナンバリングはそこで途絶えました。
#一応『00』とかあったけどね。
なんとなくですが、その系譜が『サモンナイト』に繋がった感はあります。

『DESIRE』ADV 1997年09月11日 シーズウェア/イマジニア

尚、順番は適当です(ぉ
続いては亡き菅野ひろゆきのシーズウェア時代の作品、『DESIRE』です。『EVE』や『YU-NO』の方が有名な氏ですが、作品的にはこちらの方が先だったと思います。
#移植されたのは、『EVE』→『DESIRE』→『YU-NO』の順。
何気に動画の方はややバレですが、まぁ今更どうでも良いでしょう(酷w
『EVE』が小次郎サイドとまりなサイドでディスク交換を強いられたので割と不評もあったのですが、このゲームはその反省からかマコトとアルバートでディスク交換はありませんでした。
内容的には、10年くらい前に流行った時間ループモノの走りみたいな感じでしょうか。そういう意味でも、菅野氏はやっぱり時代を先取りしていたよなぁと思います。
#『YU-NO』も同系統だしね。
ちなみに、OPムービーが新技術を使ってて(ルシッドモーションだっけ?)その辺も注目された作品ですが、同日発売された『シルエットミラージュ』のトゥルーモーションのOPの方が全然良かったというオチが(ry

『ドラゴンフォースII -神去りし大地に-』 SRPG 1998年4月2日 セガ

サターンと言うハードは地味にSRPGが優秀だった、という傾向があります。
#今回紹介するの以外にも結構ある。
その中でも異色のシリーズがこの『ドラゴンフォース』。こちらはその続編『2』。
#所謂「ガッカリ」な方(ぉ
まぁ全てはキャラデザインの変更から始まっていた、というか・・・まぁゲームそのものはそんなに悪くなかったと思います。

『ドラゴンフォース』 SRPG 1996年3月29日 セガ

で、その初作がこちら。
この頃でも珍しい「陣取りゲーム」のようなSRPGとでもいうか・・・なかなか他では見なかったと思います。今で言えばRTSになるんでしょうけどね。
#その内、このゲームのスタッフが『スペクトラルフォース』を作るわけですが。
ただまぁ・・・RPG系統のゲームに飢えていたサターンユーザには大分ウケが良かったようで、完全新規タイトルながらいきなり30万本近く売れました。
ちなみに、自分が買ったサターンのタイトルでは2番目になります。一番目は『F1 LiveInformation』。

※尚、動画見ればわかりますが、どうもデータの破損が起きていたようです。
※セーブデータの問題なのか?読み込みの問題なのか・・・

『慟哭 そして...』 ADV 1998年2月26日 データイースト

サターン末期の傑作の1つに挙げられるのがこちら。
時期的にはDCが発表される直前のサターン最後の年末商戦が終わった後で、如何にも「次世代ハードの影」がチラついてた頃になりますね。いろいろと不利な状況でありながら、横田守デザインのキャラや密室サスペンスADVというジャンルで発売前から注目され、実際にゲームとしての評価も非常に高かった一作です。
実際の所、難度はかなり高く、オーソドックスなアドベンチャースタイルでありながら、慣れたユーザでも真エンド含む全てのエンディングを見るのはなかなか困難でした。
#自分も、なんだかんだで数種類のノーマル、グッドエンドを見ただけだった気がする。
真相は後になってネットで知りましたしね・・・当時は、「ゲームに敗北する」なんてことも割とよくあったっけなぁ。
ちなみに、続編となった『Revive 蘇生』もなかなかの難度のゲームでした。ただ、キャラデザがなぁ・・・


『EVE burst error』 ADV 1997年1月24日 シーズウェア/イマジニア
※注:動画は完全ネタバレです(爆

多分、当時のコンシューマ業界における「美少女キャラが出てくるのにストーリーがシビアでしっかりしている」というゲームのパイオニア(ぉ
#長ぇよw
自分はあんまり詳しくないのですが、実際の所、当時のPCエロゲ業界では、こういうタイトルが徐々に増えつつあった、というのもあって、それが移植されただけのことなのかもしれませんが、そういうPCエロゲからの移植というルートがまだ稀だった時代にこういうタイトルが先陣を切ってくれたのは、その後のコンシューマ業界の可能性に多大な影響を与えたんじゃないか?と思います。
#SFC末期にも多少はあったんですけどね。地味に『ドラゴンナイト4』とか出てたりするし。
で、当時はSSだけだったけど、このゲームのリリース後、堰を切ったようにPSでもPCゲーム業界からの移植が開始され、そういうルートも活況となっていくわけです。
「マルチサイト」、というストーリー上別視点で進めなければならないという条件をゲームシステムに盛り込んだ初期の作品になります。
#順番的には、原作は『DESIRE』の方が先ですが。
当時、後発の『バイオハザード2』がソレの元祖を謳って宣伝していたのを覚えてます・・・いつの時代も、声が大きい方が影響力がある、と(--;

『ファイターズメガミックス』 BTL 1996年12月21日 セガ

所謂"お祭りゲー"。当時のセガの2大格ゲーだった『バーチャファイター』と『ファイティングバイパーズ』をメインに、セガのゲームキャラをゲストに加えた格ゲーになっている。
このゲームが出た96年末は、セガにとって敗色濃厚となった『FF7』リリースの直前になる。言うなればこれが最後のチャンスだったわけで、そこでこういうタイトルを持ってこれたのはセガにとって数少ない僥倖だったのかもしれない(大げさ
#とはいえ、50万本以上売れたわけだから、1つの成功には違いない。
自分はDCに足りなかったのはこういうノリ、だと思っています・・・その後もセガを代表するようなタイトルが多く出たのに、こういう内輪とは言えお祭りゲームを出してでも盛り上げるのがハードメーカーでありかつメインソフトメーカーでもあったセガのやるべき事だったんじゃないかなぁ?と。

『下級生』 SLG 1997年4月25日 エルフ
※注:一応18推レベルの映像があります。
ここでまさかの(ry
#しかもいきなりディスク交換から始まるという(笑
何気に全員クリアしてるんですかね?まぁ学生時代のことですし・・・時間あったんだろうなぁ。
動画の方は適当に選んでスキップしてますが・・・当時としては、大分美麗な方のグラフィックだったと思います。同じくエルフのタイトルで『同級生』というシリーズもあるのですが、それと比べてもかなり綺麗でしたね。
#ちなみに、『同級生』はPSにも移植されているけど、PS版のCGは(ry

まぁPCからの移植作の中でも、一番エロゲらしいエロゲだったんじゃないかなぁ?と思います。てか、当時『ときメモ』を筆頭に、こういう「恋愛SLG/ADV」ってのが流行りだした時期でもありましたね。

ちなみに、この『下級生』の売上は25万本。当時のPC原版(Win95版)の売上の軽く5倍くらい売れたそうな。

『野々村病院の人々』 ADV 1996年4月26日 エルフ

立て続けに来るなぁ(笑
なんか、「X指定の代名詞」みたいに必ず挙がりますよね、このゲームは。まぁ実際の所、サターンのX指定ゲームでまともにゲームになってて評価されたのってコレくらいしかないからなぁ・・・
何かとそういう意味で注目されることの多いゲームだけど、何と言ってもこのゲーム最大の特徴は、エルフ創始者の1人・蛭田氏による独特のテキストだと思う。
#無駄も無くわかり易く、その上、イチイチ笑いを誘う(苦笑
独特の言い回しというか、とにかくテキストの完成度が高い。今読んでも飽きさせないもんなぁ。

ちなみにこの『野々村』も当時のADVゲームとしては破格の30万本近くを売り上げている。

『The Tower』 SLG 1996年3月1日 オープンブック

後にいろんなハードに移植され、続編が出た建築・経営系SLGの代表作。
#ぶっちゃけ、SSのハードパワーでギリギリなんとか動いているようなゲームだったw
もう階層が増えていくに従って重いのなんの・・・
ただ、後発だったとはいえそんなに違う時期発売でもなかったPS版が、建てたビルの中を探索できるモードが付く、なんてのがあって「あぁ~失敗した!!!」なんて悲劇があったとかなかったとか(ぉ
動画のは当時(学生)建てたのを参照しているだけですが・・・なんかゴキブリが異様に湧いてるのはともかくとして、しかしよくもまぁこんな凝った形のビル建てたもんだよなぁ、、、と。ちなみに、金を稼ぐためにサターンの電源を入れっぱなしで講義受けに行ったりなんてこともよくしてましたっけ(苦笑

-----------------------------------

今回はここまでです。次回があるかはともかく(ぉ
しかしなんか、初回にしては矢鱈とジャンルが偏った気がしなくもない・・・単に、ケースが普通のディスク1枚用のゲームが優先されてるだけでもあるんですが。

一応、冒頭の写真にあるタイトルは全て動画取ってるんで、まぁ気が向いたら年内に終わるよう頑張ります。

追記>
その2>セガサターンを振り返る2

コメントする

この記事について

このページは、汎通が2014年11月25日 18:19に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「編集」です。

次の記事は「イメージ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

  • about
Powered by Movable Type 6.7.3