2013年最終戦のおもひで

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満員御礼の出たシーズン最終戦、2013/10/08 VS.虎戦をまとめます。
※以下、続きを読む、で。

今シーズンの観客動員数は1,425,728人。
横浜ベイスターズ記録サイトあと何?さん調べ
05年からの観客動員数が記録されてますが、グラフにするとこんな感じになります。


順位と監督の関係。初めてこう・・・順位が上がったのと、監督の人気(?)とで連動したような気がします。来年は、順位がもっと上がれば(CS進出くらい行ければ)160万に届くかも?この球場のキャパシティ考えれば、その数字でも大金星なんだよなぁ。


スタメン。
流石にこの段階では「今日も負けか・・・」と覚悟した(苦笑
#このスタメンだと、石川、梶谷くらいしか打撃に期待できないんだなぁ。
ノリさんは9月以降精彩欠いてたし、バネは(ry そして他は引退試合(&戦力外)とルーキー。う~ん・・・・と。


試合開始、守備に着く面々。
#ひちょりが元気だ。
これがベイスターズでの見納め。


新天地でも頑張って欲しい。打撃はともかく、あの守備力があれば外野手として生きていける筈だ。


守備に着く、この日を最後に引退する小池。
まさかこの後、あんな大活躍をするとは誰も予想していなかっただろうw


先発は三嶋。3回を2失点とやや精彩を欠いた。
ただ、球数的にはいつも通りだったし、この日が最終戦でなければある程度引っ張って6回3失点くらいにはまとめられたんじゃないか?という気もする。スピードは出てたし。
が、来年はそれだけじゃすまされない。久々にルーキーで6勝もした投手が現れた。ストレートは誰が見ても期待させるだけのものを持っているのだから、来年以降、是非とも育ってほしいエース候補だ。
頼むから、ベイ名物のオフリセットだけはやめてくれ・・・


キャプテン石川。
この試合は攻撃面ではあまり良い所は無かったが、守備では魅せてくれた。
あまり守備が評価されない選手だけど、2塁手として固定されてからはポロポロしたり送球が遅れたりすることも減ったと思う。
開幕当初、遊撃手不足から遊撃に回っていたが、来季こそ最初から二塁手として頑張って欲しい。



ベイスターズの選手としては最後の試合となった森本。黄色のリストバンドがトレードマーク。
#結局この日も2打数無安打。今年はノーヒットに終わった。
昨年開幕当初の・・・何が何でも右におっつけて打つ、というあのスタイルが嵌まればもっと打てるはず。あの頃の右打ちはホント良かったもんなぁ。
その明るいキャラクターで頑張って欲しい。DeNAベイスターズ黎明期を盛り上げた立役者の一人だ。


今年、一番ブレイクしたのは間違いなくこの男。梶谷だろう。
#かなりボックスのキャッチ側に立つんだなぁ。
この日も16号を放ち、好調ぶりをアピールした。流石に来年は改めて研究もされるだろうけど、2ヵ月間、数試合の短い低迷があっただけで最終的にも3割5分近くを保った。これは凄い事。来年もある程度は期待してもいいのではないだろうか?


今年も見事に失速したノリさん(--;
#まぁ、疲れだろうかね。
元々怪我だらけで満身創痍なんだし、流石にこれは責められない部分はある。8月まで中軸として引っ張ってきた実績は何よりも大きいんだし。
だから、ノリさんのそうしたマイナスを埋められるだけの選手がやはり必要になってくる。終盤、白崎や山崎、梶谷を3塁手として起用してきたのはその準備だろうか。


荒波はこの試合、2塁打1本に終わった。
#打率は.258。
昨年よりも悪い。今年は打順もほとんどがクリーンナップの後ろということで、出塁よりもランナーを返す役割を求められた。だから少々仕事が変わった分、、、というのはあるかもしれない。
あとやはり終盤の守備。多少は風の影響もあったかもしれないが、普段の荒波なら追いついているし何という事の無い飛球だった。ああいうしょうもないチョンボがあるのも荒波の悪い所。来年はもっとしっかりしてほしい。


終盤、守備交代等で出番をもらっていたルーキー赤堀。
#この試合は初スタメン。初打点。
金城、多村、松本の壁は高いだろうが、外野手は4人(ラミレス、ひちょり、小池、一輝)も抜けたことになるわけで、層が薄い。下園、内藤を一気に飛び越えて来年は1軍の控えに入れるか?来年が2年目とはいえオールドルーキーなので歳はもう中堅に近い。勝負の一年になる。


小池のこの日初打席。凡退したとはいえ、3塁側にライナー性のファールを放ったり、確かに兆候はあった。
#振れてたことは確か。
これが結果、この後の3安打(2HR)に繋がる。


そして小池に完全に隠れてしまったが、「人生1の当たり」でバックスクリーンに放り込んだ黒羽根。
#ここまで無安打に抑えられていたので、大きな反撃の一発だった。
今年は打撃がやや向上した。鶴岡の安定感にはまだ敵わないが、来年はもうちょっと出番が多くなるだろう。高城との次世代争いも見ものだ。


何故かこの日、もう一人の主役(?)だった後藤(笑
#この打席で既に泣いてたのだろうか?w
しかし小池が先に引退して後藤が残るとは思わなかったなぁ・・・一塁しかできないから、どうしてもブランコのスペアにしか成りえない。けれど、今年は9月に大爆発してブランコの穴を埋めて余りある結果も残した。
親友小池の為にも、来季以降もう一花咲かせるかもしれない。


2番手はコバカン。
怪我で序盤リタイヤした小杉もそうだったが、このコバカンも今季、予想外に結果を出した1人だった。
デニーの采配、育成に疑問を持つファンも多いが、こうして若い目を続々引っ張ってこれたのも事実。元々「基本の出来ていない」投手ばかりだったんだから、ここまで持ってくるだけでも大変だっただろう。
来年以降、このコバカンがローテ、または中継ぎの中心に入ってくれれば大分楽しみも増えるんだが。


守備後退で森本に代わって内村。クッションを上手く捕球して日高の長打性の当たりを単打に抑えた。
しかしこの内村も、今年の計算外の1人だったかもしれない。盗塁技術は劣化し、成功率が落ちたし、そもそもの打撃に関しても低迷して出塁できない。結局代走要員としてしばらく1軍に居たが、攻撃力活性の為にファーム落ちすることになった。
最低限、内野手のアタマを越えられる打撃が出来ないと厳しい・・・石川、梶谷の打棒が光っている以上、せめてその次くらいには着けていないと1軍に置いておけない。来年は正念場になるかもしれない。
#外野?論外でしょう。守備力はあっても、打棒はもっと上の選手がいくらでもいる。


ということで、そういう内村の内野手としてのライバルになるかもしれないのがルーキー白崎。
#この日、無安打ではあるけど右翼手のエラーで2塁に出塁→キッチリ得点。
この得点力が注目されている。
【De】白崎の得点率計算してみた結果wwww
確かに代走起用が多く運の要素も強いが、この得点率は結構な脅威。足が特別速いわけではないが、走塁が上手いのだろう。そしてスレにもある通り、不安視されていた守備も全く問題なかった。打棒さえ覚醒すれば、普通に三塁手スタメンを獲れる力がある、来季注目の1人になるだろう。



そして小池の2ラン・・・


この時は笑顔で回ってますね。まぁ正直、これだけでも出来過ぎなんですがw


大歓声に応える小池。


ブランコの今シーズン最終打席。
#たった1球で終ってしまってワロタww
打点はともかく、まさかの首位打者。2割台しか打った事の無かった長距離砲がいきなり首位打者になる、というのはなかなか予想不可能だ。
#打率2位バレンティンにしても3位村田にしても・・・所謂「巧打者」ではない。
今年のセリーグバットマンレースは面白かったですね。
ブランコに関して言えば・・・ほぼシーズン中、大きな怪我も無く出場し続けたのも大きな結果じゃないだろうか。不調に陥ったこともあったが、わりと短い期間で元に戻してきた。切欠はラミレスだったかもしれないが、ラミレス抜きでも復調出来たのは大きい。


そして梶谷のHR。
どう見ても泳いでるんだよなぁ・・・(苦笑


今年、投手陣は誤算の多い1年でしたが、良い意味での誤算はこのアトリでした。
#尤も、そこまで信頼できるわけでもないが。
しかし、それでも7月以降、中継ぎとして一定以上の結果を残してきた。防御率3点台は中継ぎとしてはギリギリだけど、まぁ3試合投げて1点取られる程度なら使えなくもない。
#この日も2三振、とピッチングスタイルを反映した内容。
まだまだ山口ほどではないが・・・こういう球威で押し切るタイプの中継ぎは絶対に必要だ。このまま育ってくれればいいんだが。。。


この日は残念ながら結果の出なかった多村。
#しかしナンダカンダでよくやってくれた。
印象に残るプレイが多いが、地味に実は四球を選ぶ率が高い。277打席で33個という数は、鯉のキラに次いで多い。打率は低かったが、このおかげで出塁率が1割近くも上がっていた。
守備は相変わらず安定しているし、来年も頼れる戦力の1人になるだろう。


今年はフル回転だった大原。
#防御率はそこまで良くないが・・・
どうしても後続の投手が打たれて自責が付いた、という傾向も強い。あと、打たれる時はボッコボコにされてまとめて失点するから、というのもあるが。
しかし概ねよく抑えてくれる。大原の場合は、対左というだけでなく対右でも結果を出せるのが強み。いずれも被打率が2割前後と安定している。
来年も中継ぎの軸として期待したい。本人は先発をしたがっているらしいが、球種が少ないのがネックになりそうなんだよなぁ。


右金、今年は元気あったなぁ・・・
#親友の多村が戻ってきてくれたってのもあるだろうが。
今年は総じて外野手が楽しかった。荒波は失速したが、モーガン、井手、松本と活躍した選手が多い。金城もその中にあって、終盤やや失速したが打率も久々に3割近く打てたし上手く波に乗れた感じだ。
多村同様、来季も外野の頼れる戦力。何気に生え抜きの野手としては、30代でずっと残っているのがもう金城だけになってしまっている。「ミスターベイスターズ」として頑張って欲しい。



闘争心を隠さない男、フッジエー
#この登板はアカンかったけど、、、
でも前述荒波のプレイのせいでもあるし、何より、無死1-3塁からピンチの連続の中、自分のピッチングで2三振を奪っている強心臓が如何にも「藤江らしい」。ダメピーやとここでズルズルいくんだよなぁ、ねぇ高崎?
球は遅くても球威で外角低めにズバッと決まるのが気持ちいい、来年こそはフルシーズンその姿を見せて欲しい。


そして・・・マウンドに向かうこの男の姿も、これが最後になった。
#来年は谷繁竜のピッチングコーチだろうか?
あっちも若い投手は多いけど、うちの連中みたいにビビッて手元が狂うような投手はそんなにいないだろうしなぁ・・・マウンドで活を入れる姿は見られるのだろうか?



そしてこちらもベイスターズのユニフォームでは最後、アレックス・ラミレス。
#犠飛で最後の1打点を挙げた。
ひちょり同様、DeNAベイスターズの黎明期を支えた男。昨年はラミレスが居なかったら普通に100敗していただろう。今年の打撃不振は完全に想定外だったけど、ファームの成績を見るに完全には衰えていない。新天地でも頑張って欲しい。
#しかし・・・パリーグでもDH枠を潰して出番を与えられるチームがあるかどうか、、、
有終の美を飾って欲しい選手なんですけどねぇ。

この後、小池のプロ最終打席。


2ランの後、一塁側スタンドが一時騒然となった。おそらく、家族かな?がセレモニーに向けて観客席を立ったみたいだった。
#お母さんは視認出来たけどな。


こんな展開、誰が予想しただろうか・・・本当にお疲れ様、小池。


そしてソーサが登板。今シーズン最後のピッチング・・・
#いかにもベイ投手らしいgdgd感w 2ヶ月ぶりの自責点になった。
結局2失点、追加点があって本当に助かった。
まぁでも、ソーサには本当に助けられたよ。山口がどうにもこうにも役に立たなくなって、彼が居なかったらこのチームはもっと負けていただろう。打たれはするんだけど、結局トータルでと言うか、力で圧せる分打ち損じを期待できるのが大きいんですよねぇ。これが抑えの仕事だと思う。
山口がどうするつもりなのか知らないけど、2年契約だし現状では来季も抑えはソーサが基本線になるだろう。あとは衰えが来ないのを祈るのみ。そしてその間に次期抑えが台頭してほしい。


そして勝利の瞬間・・・なんかもう、少なくとも2年以上味わってなかったので、初めて経験したかのような気分でしたよ(苦笑
#この昂揚感、たまらんなぁ。






・゚・(ノ∀`)・゚・

セレモニー前。惜別の応援歌。


ひちょり


ラミレス

そしていよいよ、小池の引退セレモニー。



もう何もいう事は無いなぁ・・・

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最後、キヨシのシーズン総括。

さぁここから怒涛の写真攻め。













シーズン総括はまた今度の機会に。
まぁとにかく・・・この試合は小池の小池による小池の為の引退試合でした。そしてキッチリ勝って終わった、というのも大きい。長い事、ベイスターズは目標も無く沈んだ感じでシーズンを終えて「さ、来年来年」と切り替えることしかできないチームだった。
しかし今年は、ハッキリと「手応え」を掴んで終えることが出来た事になる。この感覚を大事に繋いで行ってほしいと思います。

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この記事について

このページは、汎通が2013年10月12日 17:13に書いた記事です。

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