秀吉限りなく悲しみ劉備孔明を失いしに劣らず

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稀代の引篭もり名軍師、散る。

センゴク天正記(11) / 宮下 英樹

史実が如何だったのかわかりませんが、仙石が有岡城-三木城のラインを崩す為に戦働きをすることが、半兵衛の湯治の為、という展開は面白いですね。それによって急ぐだけの理由が生まれて、更に播州侍である後藤又兵衛の活躍の場も出来た。
#Wikiによると、又兵衛は普通に仙石隊に居たらしいですね。
まぁ主君が捕らえられてるんだから仕方ない。
小一郎と共に、久々に藤堂高虎が登場。懐かしいですねぇ・・・小谷攻めの頃のエピソードをしっかり引っ張ったのが良かった。あと小一郎の評価がここにきて大きく上がってきているのもいいですね。個人的に、こういう歴史上の名脇役は大好きなので、こういう取り上げ方は嬉しい。この調子で利家も上手く取り上げて欲しいもんですが・・・
#相変わらずモブレベルだしねぇ・・・そんな筈ないんだが。秀吉を語る上では。
地味と思っていた播州の攻防はかなり面白くなりました。こうした脇役の登場や、仙石自身の成長が見られたりしていろいろと見所がある。
#かつての秀吉=今の仙石であり、かつての仙石=今の又兵衛、って感じですねぇ。

そして半兵衛。遂にこの時が着てしまったか。序盤で仙石を絡めたエピソードを作っておいたのはこの最期のためだったのだろうか?上手くまとめましたね。かつて秀吉が引っ張り出した時、その傍らに仙石が居た。そしてその仙石が策を授けられてかつての秀吉が如く責任を以って戦略を立てていく。秀吉-半兵衛-仙石というのは、この漫画の中でも最重要なキャラクターたちでした。遂にその一角が崩れる・・・小官はその代わりが出来るだろうか?

★★★★★

孫っちにしても妙算にしても又兵衛にしても・・・家臣の個性もどんどん出てきていいですね。

碧海のAiON(8) / 影崎 由那

まさか4年も飛ばすとは思わなかった。
#確かに、前巻ラストはひと段落ついた感じではあったが。
そしてその間、ほぼずっと引篭もり状態の星音にワロタw
#まぁなぁ・・・歳食うのも遅いだろうし。ちゃんと身長も伸びて育ってる達哉との対比も面白い。
しかし巻末で説明ありましたが、例の震災の影響がこんなところにも出ているんですねぇ・・湊の語っていた「群発地震で海底からガスが~」という話や、地震が多いという伏線が、ちょっと残念な形で回収されてしまうことになるのかもしれません。逆を言えば、元々はおそらく津波だとかそういう展開にしようとしてたのかもしれませんが。
#なんせ相手は人魚だしなぁ。
そういう展開になるのがむしろ自然だ。

★★★☆☆

この作者、アレコレ手を伸ばすからなぁ・・・また別の漫画かいてるらしいですね。原作は別みたいですが、まさか講談社とは。
#買ってみるかなぁ・・・もう一つの別の漫画に比べればまだ買い易い(苦笑

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「BAKUMAN。」はまだ読み途中。何だかんだで面白いよな、アレ。
#主人公たちより平丸の方が好きですが。いかにも漫画的で。

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このページは、汎通が2011年8月 7日 16:02に書いた記事です。

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