勝てない理由

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いつからこんなにカープに弱くなってしまったのだろうか?
#少なくとも、昨年の前半までは悪くとも互角くらいの力関係だったはずだ。
だから個人的にも「カープ3連戦」と言えば、「よっしゃ、あわよくば3連勝、悪くても五分の戦いは出来る」というお気楽カードだった。
ところがところが・・・昨年後半から怒涛の連敗、そして今年も一方的にやられまくり。どうしてこうなった?状態が続いている。

4番は代えない 尾花監督「1人で背負っている みんなでカバーしないと」

「4番を安易に変えない」という精神論は理解できる。個人的にも割りとそう言うのは好みではある。
が・・・もう限界だ。そもそも今年は「活気がある」「明るい」だのの精神的な部分での改善が目立つ、というのがこのチームの特徴だったはず。そんな中でもここまで打てない(特にチャンスで)人が4番に座って悉く凡退してたのであれば、もうこれは精神云々の問題だけではないと思ったほうが良い。
かつてのロッテみたいに4番がそもそも固定じゃないとか、落合みたいに悪ければスパッと変えるといった采配もある。最近じゃあ原もクリーンナップをいろいろ入れ替えている。良い監督は、というか強いチームの監督はこういうことが出来ないといけない。正直、今の段階に至っても「変えない」と言い張る尾花には、もう攻撃面では期待できないのではないだろうか。

少し前から自分が書いている「野球が下手」。個人的には前述のように精神的な改善が今年、本当にあるのであれば、今年のこの最下位独走状態(もうこれは言い切っていいよね)の原因は何か?というともうこの辺しか原因が分からなくなる。
#それはもうプロ選手として如何よ?という問題だが。大体素人から指摘されることじゃない。
状況に応じた攻守、というものがある。エンドランを仕掛けて失敗し、バッテリー間のミスで捕球できず、野手の交錯で落球する・・・今年のベイスターズは、こういうプレーが結構目立つような気がする。
#ここの能力ではない・・・アタマを使ったプレーが出来ているか?
一番困るのが「チャンスに打てない」。勿論相手もピンチで易々と打たせてくれるわけが無いんだけど、その上を行く作戦を立てられない、というのが最大の欠点ではなかろうか?特に、今年のカープ戦みたいに同じ相手にこうまで負ける、というのは、作戦負けしている可能性が高い。首脳、捕手に責任が大きい。
ただこうした問題(下手)は一概に首脳だけの責任とも言い切れない。そもそも、毎年のように首脳陣の面子が変わっている(そもそもこれもキライなんだけど)のに結果が変わらないと言うことは、選手にもそうした意識改革が必要であることを示している。今年はソレがあったはずなんだけど、結局は見掛け倒しか?大体、外から入ってきた選手も多い(ついでに言うと、パの覇者である日ハム勢が多い)というのにこの体たらくである。「ベイスターズ」には人をも変えてしまう毒でも浸かってしまっているのだろうか?

あと現場だけではない・・・そうしたトレード、FA等の補強についても、ベイは"パリーグからの補強"が目立つ。これは単純に巨人や阪神がよくやる「同一リーグのライバルの戦力を削ぐ」というトレードを自ら放棄してしまっている、ということでもある。
#尤も、こういうやり方自体が支持されるかどうかはまた問題あるけど。
でも、そのくらいの狡猾さが無いと・・・何時までもお人よし、そして簡単なトレードしか出来ない、ということになる。
#で、その結果が山省とテラのようなアンバランスな馬鹿トレードに繋がっている。

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正直、一番実力が拮抗しているはずのカープにここまで良いようにのされてしまうことが一番痛い。別にカープを馬鹿にしてるわけじゃなく。
#個人的には結構好きなチームだし。
チーム全体がなんらかの毒、あるいは呪いにでもかかっているかのような現状、皆が知恵を振り絞らないと抜け出せない。

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このページは、汎通が2011年8月 4日 13:11に書いた記事です。

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