流石に昨日のモバゲー展開はズッコケましたが、今日明らかになった情報はなかなか嬉しい情報でした。
あ~良かった。これでやっとアトラスも一歩前に進めたか(--;;
いや、冒頭に書いたとおり、昨日時点では「ちょ・・・HD展開もせず未だにこんな事してたらどんどん他の中堅に置いてかれるぞ」と思ったので。
#誰が望んでるんだよ・・・携帯電話に『P3』なんて。
なんか各所で賛否両論な感じになっているみたいですが、個人的にはリンク先にある以下のコメントでいろいろ納得できたので、今回の『キャサリン』発表は支持したいと思います。
橋野氏
初めてのHD機で本物のRPGに突撃する前に、チームで新しいことも一発やっておくかと勢いで始めた。
いつもと違ってかなり大人向けのゲーム。
お前一体どこに向かう気だという声も聞こえてきそうだがこれはガチ。
プレイの奥深さややりこみにこだわった。
副島氏
少年少女が戦うやつも並行して進んでいるせいもあり、こちらは別の方向にとんがった作品にしたいと挑戦している。
色恋沙汰の物語の中の表情付けは特に頑張っている。
恋愛の先にある不安と恐怖を赤裸々に描いた本作はあまり例がなく、我々ならではの作品になってると思う。
ドキッとする大人向けのシーンもあるが、実際のプレイでは別の意味でそれ以上に刺激的。
目黒氏
曲に関して細かな注文があり、かなり苦労した。
曲のキーワードはクラシック、大人向け、エロ。
これでしばらくは次回作は?と聞かれることもなくなると思う。
来年辺りには「今はRPGのほうを橋野と・・・」と答えることになるのかな?
最後に一言、5.1ch!!
ちゃんと分かってやっていると。アトラスに求められているのは当然RPGなわけだけど、それを作る為にもHDの勉強がてら・・・ということなんだろう。
#個人的には、それ+市場調査の意味合いも兼ねていると思う。
そう、PS3と360のマルチだからだ。常識的に考えて、今の傾向を見れば国内製タイトルで360でも発売するのはあまり意味が無い。けれど、おそらく今後まだ数年はPS3も360も活き続けるだろうということで、「(国内)360でどの程度売れるか?」という確認もしたいのだろうと思う。主幹であるメガテン系列を出す前に。
#海外ってのはあんまり関係ないと思うよ。
『FF13』でも分かったけど、今現在においては360で出すことが海外でのアドバンテージになる、という考え方はもう古い。特に和製タイトルに関してはPS3で出そうが360で出そうがトータルで見るとどちらが多く売れるか?という点では差が無いかもしくはPS3の方が売れたりするからだ。
#勿論、其処には出来云々も加味しなければならないけど(ベヨの例みたいに)
逆に言うと、それを加味して状況が変わる程度しか違わないわけで、やっぱりアドバンテージは無いんだよね。だから、海外志向云々がこのマルチの意味じゃないと思う。
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つーか、多分だけど今回のマルチはそもそも別の理由があって結果、こうなったんじゃないかな?と言う風にも見ています。
#まぁこれは多分多くの人が予測していると思うけど。
単に、「作り始めた頃は、360もそこそこ元気だった」説(笑
トータルのリリース本数はあまり変わってませんが、360を取り巻くソフトリリース環境はこの一昨年、昨年、今年と大きく変わっています。所謂メジャー系のジャンル、タイトルが減少の一途を辿り、代わりに入れ替わってギャルゲ、SHTが幅を利かせている、と。
アトラスは腰の重いメーカーだと思っています。あの誰も彼もがPS2、という状況だった00年代初頭においても、真打となる『真3』のリリースは、PS2発売3年目でした。
#ただ、それまでに『グロラン』や『BUSIN』を出している。
PS3はハードルが高く、また状況的にも「あれ?無理してPS3で出す必要無くね?」という状態が一昨年までは普通にあった為、只でさえ腰の重いアトラスが今更になって初HDタイトルを出す、というのは分からなくもありません。で、そうした"迷い"の過程の産物が今回の『キャサリン』なのではないかなぁ・・・?と。確か今年初頭に、360雑誌のインタビューでも360で何かをリリースする事を匂わせるコメントしてましたしね。つまり、360リリースは後付でも何でもなく、普通に最初からリリースするつもりだったんじゃないかな?と。どっちかと言うと、PS3を取り巻く状況が好転してきている現段階を考えると、こっちの方が後付けで開発が始まった可能性すらある。
今年前半にリリースされたマルチタイトル、特に国内での販売を大きく想定していたであろう和製RPGの2本は、ほぼ間違いなくこのパターンだと思っています。
#まぁ結果は知っての通りだったわけで。
だからなんつーか・・・360にとってみれば、最後の残り汁みたいなそんなタイトル。勿論、前述のように実際発売してアトラス的に引いたラインを越えてれば次もあるかもしれませんが、その可能性は限りなく低い"マルチ"タイトルなのではないかなぁ・・・と言う気がします。
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