面白い事例ではあったと思う

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まぁ今回思いっきり蚊帳の外だったからこそ言える事なのかもしれませんがね。

「2010年をうるう年と認識していた」 昨日から発生していたPS3の障害がついに解消、いっぽう小売は大迷惑を被る

PlayStation3(PS3)をご利用の一部のお客様の環境において、PS3(新型PS3を除く)に使用している時計機能が2010年をうるう年と認識していました。PS3内部の日付が2月29日(GMT/グリニッジ標準時間)から実際に存在する3月1日(GMT)に変わったことで、昨日から発生していた障害は解消され、お持ちのPS3は正常に動作することを確認いたしました。なお、XMB上の時刻のずれが生じている場合は、PS3 の「日付と時刻」を手動またはインターネット経由で正しく設定してくださいますようお願い申しあげます。本件について新しい情報がある場合は速やかにお知らせいたします

なんともお粗末な結果・・・ではあるんだけど、いやしかし、「ゲーム機の時計が狂った」だけでどんだけ騒ぎになってるんだよ?と。
#一昔前ならどうだっただろうか?
確かに、一昔前であっても「一日ゲームが遊べなくなる」という事象があれば(むしろネットが無かった分)大騒ぎだろうけど、「時計が狂う」=「遊べなくなる」というようには繋がらなかった可能性は高い。例え2世代前程度であっても(SSやPSの様に内蔵時計があっても)セーブデータ等に直結はしてなかっただろうし、そもそもOS的な存在がそこまで管理し切れていたかも怪しい。
#この辺は推測でしかないのでアレですが。

今回の件は、「ゲーム機が単にゲームを遊ぶだけの存在ではなくなった」事が大きいのかなぁ?と。PS3ならメディアサーバとしての機能も多いし、360にしてもWiiにしても起こり得る障害。
#中でも特別多機能だからこそPS3で発生したのかもしれんね。
オンラインゲームなんてのは「ゲーム」と言う括りの中でもその最たるものだろうけど、それだけじゃなく、「今ディスクに入っているゲームの情報をサーバから採取する」とか、「あるゲームの評価を他所から(オンラインでも何でも)採取する」とか、そういう機能を持たせるだけでも統合管理できるOS的な存在が必要になるはず。今回はそのOSにある「時計」という極簡単な機能の誤りが引き金になったトラブル。極簡単ではあるけど、プログラムの中で「時間を取得する」だの「時間で判定する」だのの処理は有り触れてますからね。ゲーム単体だけならともかく、先に挙げたような例や、オフラインで「データをチェックする」(当然、多機能なハードともなればこのくらいはやってるだろう)だけでも時間情報は取得しているだろう。だから起きたんだろうね。

非常に初歩的で単純な問題のハズなのに、少なくとも丸一日エンドユーザに「その物の価値」を失わせたわけで、その責任は極めて重大。高性能になればなるほどちょっとした問題でもこうした大問題に発展してしまう、というのは技術の進んだ今だからこその課題でしょうかねぇ。設計、開発に携わる人は、その辺をもっと重要視して肝に銘じていかなければなりませんね。
#これは、別にゲーム機に限らずですが。

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しかしまぁ、こうした問題が紛糾したタイミングで2chが死ぬとか。運が良いのか悪いのか(苦笑

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このページは、汎通が2010年3月 2日 16:47に書いた記事です。

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