以前、Gに助っ人として途中入団したアリアスの実況スレでの呼ばれ名が「ARIA's」だったような・・・そういや、アリアスってあの後どうなったっけ?
#ロクに働いてなかった気がしたが。
■ARIA(12) / 天野こずえ
グランドフィナーレ。
自分ね、師弟関係で言えば、姫屋の晃と藍華が一番好きなんですよ。アリアカンパニーの2人は、アリシアが良い人過ぎてどうも世間離れしてたし、オレンジの2人はアリスの「でっかい~」ネタがたまにしつこ過ぎて、アテナとの関係を浮かせてたしで。
まぁ「努力の人」っつったら綺麗過ぎるかもしれませんが、2人ともお互いの為に悩んで悩んで、っていう大人の関係があるのが好きでね>姫屋
そういうのの象徴だったのが、今回の巻で言えば「薔薇の名前」の回。この漫画はデジャヴが多いけど、この回なんかはまさに、以前藍華が"晃が最後にプリマになった"事に対して「どんな気持ちだったんだろう?」と心配した回を反転させたもの。
#今回は晃が「後輩に先を越された藍華」を気遣っている。
一番良い関係だよなぁ~と。
さて、やはり性急が過ぎると思う今回の展開(笑)なんですが、まぁでもこれまでのこの漫画の流れが"ゆったり""まったり"だっただけであって、話を終結させる為にはこのくらい派手に展開しないと駄目だったのかもしれん、と納得は出来るかな、と。
前巻の感想の時に「プリマ昇格がどのくらいの壁なのかワカラン」と書いたけど、今回の結果(立て続けに藍華、灯里の昇格)を考えると、さほど壁は高くないのかもね、と思ったり。まぁ前回も書いたように、普通に1人で金取って観光案内できるのはプリマだけなので、そらそんなに厳しい壁であるわけはないとは思いますが。
しかしそうであったとしても、、、せめてもう少し上達していく過程も見たかったかな?という気が。なんせこいつら、合同練習っつってもいっつものんびりまったりしかやってなかったもんなぁ(苦笑)。アリシアが灯里に「実はもっと前にプリマになるだけの技量を持っていた」って告白するけど、「えぇ~?こないだまで晃に怒鳴られてたぜ?コイツ」とか思ったしw
#しかも異常に漕ぐのが遅くなる、という欠点まで付けて。
アリスは最初から漕ぐのだけは天才とされていた設定があったし、藍華も常に灯里よりは上手い、という風に描かれていたので、まぁプリマ昇格が所謂3大妖精クラスほどの実力が無くてもOKであるのならまぁ十分なんでしょうけど。しかし灯里だけはどうも不十分な気がして(苦笑
まぁ何にしても、アリシアが灯里をプリマに出来なかった理由、は良かったですけど。この漫画っぽくて。しかしまさかそのまま寿退社する事になるとは思いませんでしたけどねぇ。や、この漫画的に、そういう展開が匂わされる事ってこれまで全然無かったと思うし。
#「海の結婚」にしても、ちと私事に結びつけるには無理がある。
この漫画における"恋愛的な展開"って、長さや女性キャラの多さを考えるとかなり少ない方だと思いますしねぇ。まぁ作者が女性だから、ってのも大きいんでしょうけど。
最後の描き方はいいですよね。そこだけ何回も見てニヤニヤしてます(笑
#こういうデジャヴが心地よい。
それはまさに、灯里が最初にアリアカンパニーの制服を着た後の食事でアリシアがこぼした感想のまま(語尾は違うが)。表情も同じだし、ちょっと大人っぽくなった(?)灯里と新人の新しい「アリアカンパニー」が始まる、と。
★★★★★
しかし、アリアカンパニーは一子相伝なんかいね?超零細でもやってこれたのは、歴代のウンディーネが"客の方から足を運んでくるほどの"有名人だったが為、じゃないかな。灯里がそこまでやれるのか?ハードル高そ~。まぁでも、持ち前の人心掌握術(笑)で上手いことやれるかな。
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自分が最初に買ったのが東京行く直前頃だったので、大体足掛け5年くらい読んでましたか。連載も2002年辺りかららしいので、大体1年遅れか。
まぁ背景のトレース疑惑(も何も、モロだったけど)とかいろいろありましたが、この漫画ほど"落ち着いたテンションで読める"のも無かったかな、と。何ていうのかな・・・ハマりこんで何度も読みふけるような物でもないけど、ちょっと開いた時に手にとって軽く読める内容、というか。
#それでいて、無為な時間を過ごしたとは思わせない。
不思議な漫画でした。「ヒーリング・コミック」という帯が目を引いた漫画でしたが、実際、こういう漫画は他に読んだ経験が無いですね。
この人の漫画は、ARIAを集め始めた当初、短編集も買ったのですが、どうもあまり好きになれませんでした。次回作にも期待したいですが、内容に依っては・・・という不安はありますね。
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