我只要和強者闘

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魔法先生ネギま!(11)/赤松 健

集め始めたのが先月なので、新刊で買うのは実質今回が初めてです。

先日の速報(?)でも書きましたが、今回はもう半分以上は「闘い」。
無駄に凝りまくっている魔術語彙集含め、かなり本格的というか、もう普通にバトルモノになってますね。雑誌の方でもこの武道会が始まってから人気が盛り返したとかどーとか。やはり少年誌はこのノリが少なからずあった方がいいのか。

久々に露出が多かったのが千雨(どーでもいいが、実は最初、表紙がコイツだってのに気づかなかった)。前半のコスプレイベントはともかく、バトル編に入っても事ある毎に「常識」と目の前の出来事の狭間で混乱してる様が描かれている。
#狙ってるよなぁ~
漫画的な演出(?)にツッコミを入れることでキャラクタを確立しているってのは少し珍しい例か。リアルヲタが喜びそうなキャラだ。

古菲VS.龍宮、ネギVS.タカミチという主要キャラ同士による戦いも。ネギは主役なんだし、ましておそらくはこの物語の一つの到達点(学園ラブコメとは違う面)である筈の"父親・ナギ"ら一行の謎と、それに関わる重要人物の一人であるタカミチとの戦いってのは、この物語の分岐点の一つではあるのかもしれない。以前エントリした時に書いた、所謂「成長」「努力」「勇気」といった一昔前のJUMP的なヒーローを体現するイベントでもあった。
そしてもう一つ、この武道会編の"裏"を匂わせるキャラである龍宮と、ネギの師匠として描かれる古菲の闘い。ラストにもあるように、ただ闘うだけでなく陰謀を感じさせてみたり、他にも世界樹の一件つながりの二人組など、見所が矢鱈多い一冊だった。
#明日菜の出生というか生い立ちもタカミチは当然知ってるだろうしな。
#(そういう描写もあった)

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参考>ネギま!単行本派に向ける11巻のススメ
あー、アレはやっぱり誤植だったのか。
連載時は「入り」と「抜き」だったのが、単行本では「入り」と「技を」という
ただ・・・実はコレ、最初読んだときは気付かなかった。というか、雑誌の方を知らないのに自然と「抜き」と読んでいた。想像力恐るべし(笑
あと"縮地の説明"の裏事情は笑った。つーか、タイムマシンやらギャルの○ンティーおくれやら何かと危ないネタを仕込む漫画だよな。



しかしタイムスケジュールといい3D背景CGの解説といい、相変わらずオマケの充実している漫画だ。

★★★★★

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女子大生家庭教師濱中アイ(4)/氏家 ト全

本物の前では何もかも霞んでしまう。
#別にこの漫画が偽者ってこたないだろうが。

今回はなんかデザインの変化が顕著だったような。全体的に髪が多く表現されていて顔がやや縦長系に。以前も書いたけど、この人の漫画、かなり短いスパンでタッチ含めデザインが変わるので、いい加減そろそろ落ち着いて欲しいってのがある。

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内容については・・・前回、3巻の時に少々面白くなったかなぁ~と思ったのですが、今回はそのまま停滞してしまいました。元々微妙な下ネタをオチに使うだけ、って感じだったのですが・・・前巻ではそこにマサヒコを意識する同級生が云々って要素が強くなったのに、今回はまたそれがほとんど無くなっちゃったかな?とか。

しかし(ポストカードもそうだけど)シールとか付いてても邪魔なだけというか・・・

★★☆☆☆

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妹は思春期(6)/氏家 ト全

やはり「みなみけも妹も思春期」は単行本収録されることは無いんだろうか?「みなみけ」2巻に期待。

こっちは常に下ネタなので落ち着いて楽しめる←変
いや、やっぱハッキリしてるからだろうけどね・・・しかも4コマだから変にストーリー意識しなくて済む。

ちなみに、当然こっちも同じ作者なだけあって画調に同様の変化が。しかも、収録されているスパンが長いから、巻頭の方は以前と同じ、後ろに行くに従って先に書いたような顔になっていくのがよく分かる(特にマナカが顕著)

しかし最近は乳ネタが多くなってきたな。

★★★☆☆

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この記事について

このページは、汎通が2005年8月21日 03:37に書いた記事です。

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