明日はきっと関西圏でジーニアス英和・和英辞典が馬鹿売れするんだろうな・・・(苦笑
#つか、どう考えてもやり過ぎ。
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今更になって佐々木の引退に想う。
連休中に漸く録画していたハマ×G戦を見ました。で、その佐々木の最後のマウンドも見ました。
周囲は言う。「佐々木の傲慢さが出たようなイベントだった」と。
清原は何でも無さそうなアウトコース低め(コースは良かったと思うけど、キレは無い)の120k台のフォークを空振り三振した。少なくとも2人の間ではこれで納得したのだろう。あまり詳しくは知らないけど、高校時代からのライバルで共にプロ野球界、90年代を盛り上げてきた名選手同士。そこには周囲の計り知れない何かがあっても当然かもしれないと思わせるだけの下地がある。
しかし実質的に・・・まだシーズン中であり、リーグ優勝も決まっていない時期に少なくとも「1アウト」をハマは得する形で得られた事態についてはどうなのだろうか?
#いや、いくらキヨが衰えてたっつってもアレは振らんだろ。
#勿論、涙で見えなかっただけかもしれんが。
結果的に試合はGが勝ったのでよかったかもしれないが。ちなみに、この登板で勿論ハマサイドも無傷というわけではなく、先発を秦→キヨの打順で佐々木→終わったら門倉、という変則的な継投を行ったという多少なりとものマイナスがあった。
(とはいえ・・・これも結果的にだけど、実はその後、変則登板の為に中4日で投げた門倉は、もう少しで完封という見事なピッチングで勝ち投手になっている)
「三振する」事自体は、おそらくキヨの中でしか決められない所であって、そこに第三者の判断を挟むのは無理だろう。あと、試合前に「キヨの初打席に佐々木を出す」という示し合わせを牛島組長が堀内さんにしていた、というのもある。つまり、あの時間だけはイベントだったのだ・・・と。
賛否両論。特にサンケイ辺りは痛烈にその佐々木の傲慢っぷりを批判してるのが見られましたが(あまつさえ、「それをお涙頂戴に演出したマスコミ」批判まで繰り広げてた)・・・ま、自分もハマを応援している身として、しかも今年は5割争い(低い目標だ・・・orz)をしている中でのこうしたイベントには、確かに疑問を抱かないこともない。
でも、アレで良かったんだと思う。
いろいろ事情はあるだろうけど、たとえば今シーズン残り、これでもう佐々木の登板機会はまず無いと思って良いだろう(ハマスタ最終戦は出るだろうが)。それはつまり、この5割争いの中、不確実なピッチャーを客寄せパンダの為に引っ張り出さずに済むということも意味する。
#かなり失礼な言い分だけど。
以前コメントで宮上さんが仰られていたように、おそらく佐々木のフォークというのは誰もが真似できるものではない。あの天性のキレ、落差は伝授されたからといって誰もが出来るものではないのだろうと思う。
でも、それでも残りのシーズン、シーレックスで後進の育成なりでチームに尽くして欲しいと思う。別にフォークだけが彼の持ち味ではないだろうし、心構え、コンディションの保ち方など長い間「抑え」という過酷なポジションを守った哲学があるだろう。是非、それらを引き継いで欲しい。それが彼が長い間世話になったベイスターズへの恩返しになるのではないだろうか?
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あーなんて硬い文章なんだ(--;;
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