乱 歩 を 叩 け (爆
インターネットの自殺サイトを利用した連続殺人事件で、逮捕された人材派遣会社契約社員・前上博容疑者(36)が大阪府警の調べに対し、「快楽殺人をテーマにした(推理作家の)江戸川乱歩の小説を中学生のころに何冊も読み、影響を受けた」と供述していることが10日、わかった。
府警は、前上容疑者の心理解明の手がかりになるとみて調べている。
前上容疑者は「中学生のころ、女性を窒息させる場面を描いた小説の挿絵に興奮した」と供述。小説の作者は江戸川乱歩だったと言い、「乱歩の作品を色々と読み、人を苦しめながら殺す内容のストーリーに興味を持った」と話した。
乱歩の研究者らによると、乱歩には、前上容疑者が4年前に起こした傷害事件の手口と同様、女性の口に薬物をしみ込ませた布を押し付けるシーンが登場する作品もあるという。
勿論自分としては「ふ~ん」程度の話でしかないわけですが、大昔、馬鹿ガキ共が「バーチャ○ァイターの技を試したかった」とか言って暴力を振るったこともありましたが、今回のこの犯人の言もそれと何ら変わらない。
最近でもエロゲの影響で性犯罪者が増えたとか、単純にゲーム脳だとかで根拠に乏しいサブカル叩きはマスコミの十八番ですやね。こうして全く同じ次元で語る犯罪者が現れた以上、今後のゲームと犯罪との結びつきに言及する扱いが楽しみです。
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さておき。。。
そういえば昨夜興味深い特集が、フジのニュースJAPANで行われていました。
#神奈川県の暴力ゲーム規制のアレ。
マスコミにしては珍しく、双方(神奈川県側と業者、メーカー側)の意見を取り入れ、「ゲームの影響についての確たる証拠は無いが、少なくともこういう暴力を扱ったゲームは存在する。しかし、神奈川県はメーカーや専門家との十分な議論を行うことなく半ば強制的に規制をかけた」という両者の問題について言及する形になっていた。
#とはいえ、腹の根底はわからんけどな・・・
個人的には、まぁ自分自身がただのゲーム馬鹿を自称するくらいなので第三者的な視点は難しいわけなんだけど、それでも、インタビューに答えていた業者さんと同じく、例えば自分が人の親であれば『グランドセフトオート』を子供にやらせたいとは思わない。ただそれは育成の観点上の話であって、必ずしもその物自体が「毒」であるからというわけではない。
#適正年齢ってのはゲームに限らずあるわけで。
必死にどっかのおエライさん教授が「1000の中に1つでも毒があれば、取り除くのが行政の役目」うんたら語ってたわけですが、自分は(少なくともコンシューマだけで見れば)どんなゲームでも毒にも薬にもなり得ると思っています。実際、その観点で言えば、ゲームに限らず本だろうが映画だろうが何でもNGだろ、と。つーか、それこそ「火事を見て火それ自体を否定する」のアレだよな。
今夜も引き続き特集第二回目として行われるようなので、興味ある方は是非。
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しかし滝川クリステルはカワイイ(台無し
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