■マクラーレン、現行ルールは危険
「タイヤ・ルールについては交渉しなければならないだろう。明らかに今回の件で悪しき前例を作ったんだ。明らかに現行ルールは危険だよ。常々言ってきているように、こうしたレギュレーションはジレンマになっており、ない方がいいよ。」
■BMW、タイヤ交換ルールの見直しを
BMWのマリオ・タイセンも、現状のタイヤルールについて疑問を感じているようだ。ヨーロッパGP終了後、彼は次のようにコメントしている。
「タイヤ交換が可能なルールの方が、我々としては良いよ。ただ、このレギュレーション導入の理由は、コスト抑制だ。ただ、スタンダード・タイヤを使用してテスト抑制すればコストは抑制可能だ。したがって、我々としてはタイヤ交換を出来るようにして欲しい。」
ね?(ぉぃ
#同意を得られてそんなに嬉しいか(笑
現場が今になってそういうことを言うのは(半ば異論はあるが)ある意味仕方が無い。参加者である以上、ルールに従うのがスポーツの鉄則だ。
#参加者がルールを作って良い例は無い。
#(そういう意味でも、新団体の存在意義が問われるわけだが)
がしかし、こうして危険を孕む事象が起こってしまった以上は、「そのルールに問題がる」として声を挙げるのは当然だ。
だから第3者ではないけど、一応客観できる位置にいるF1ファンは、もう少し冷静な判断が欲しいわけだ。
マリオ・タイセンが言うように、このレギュレーション導入のキッカケはコスト抑制。ただその為に危険なレースにしてしまって良いわけが無いのである。
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ところで、今回の事故をして「ピットに入れなかったチームが云々」って意見がありそうだけど、自分はピットに入れなかったチームの決定を支持したい。
もしあの時点で安全の為にピットに入れたとしよう・・・しかしその為に新たな「if」が生まれるのは自明だろう・・・「もし、あの時ピットに入れなければ優勝できたかもしれない」とね。
#そんな余計な苦悩も生み出してしまうわけだ、今年のレギュは。
勝負のかかった争いなれば、当然の選択だ。安全策を用いれるほど余裕があるわけでもないしね。
せっかくだから追記。
実はこの話・・・例えば「レギュレーションに従うのがスポーツ」という枠組みを考えた場合、レギュレーションの可否を問わないと言う前提であれば「タイヤに優しい選択をしなかったマクラーレン」「タイヤに優しいドライブが出来なかったライコネン」が悪い、の一片で決着が付いてしまったりする。
#おそらくFIAやタイヤ交換否定派はこの論で普通に乗り切るだろう。
ただ、何度でも言うけど、この方向性はF1を世界最高峰の耐久レースにしたいのか?って疑問が付きまとう。事は安全性、コスト、そして意図的に波乱を起こす事による興行性だけではないのではないか?「F1って何?」に繋がる問題だと思うんだけど・・・
#自分が言いたいのはそこ。
前から書いてる様に、自分は耐久レースなどではなく最高の技術で最高の速さを競うレースが見たい。ただそれだけ。
独り善がり申し訳ないが、そういった観点から書いてますのでヨロシク。
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