2004年漫画ベスト

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畳鰯さんの2004年ベストに乗ってみる。

但し、全部対象にすると条件格差が大きいので、汎通が04年に集め始めた(既に終わったのも含め)コミックに限定。
#文庫版、一昨年以前に終了していた漫画は除く。
昨年はほぼ毎月の様に新しいのを集め始めていたので、これだけでも結構な数になったりする。


【優秀賞】とりあえず読め!!という作品

「DEATH NOTE」/ 大場 つぐみ (著), 小畑 健 (著)
「ヒストリエ」/ 岩明 均 (著)
「PLUTO」/ 浦沢 直樹 (著), 手塚 治虫 (著)

話題作が続きます。
「デスノ」はウェブ上ではやたらとコラが人気(笑)ですが、漫画そのものも人気に相応しい面白さがあります。というかサユがカワイイ(マテ
岩明漫画ってなんだか淡々としてる(表現、演出の凄さは無い)んですが、その分"人物を描く"んですよね。なんだか不思議な説得力。人間の断面も(ry
「PLUTO」は、「あぁ、浦沢漫画だわ」と妙に納得出来る感じ。画の上手さというよりは、間の取り方などが独特。

「デスノ」はともかく、他2つは今後の発刊ペースが心配。


【まずまずで賞】ビミョーな作品

「朝霧の巫女」/ 宇河 弘樹 (著)
「STEEL BALL RUN」/ 荒木 飛呂彦 (著)
「苺ましまろ」/ ばらスィー (著)
「NHKにようこそ!」/ 滝本 竜彦, 大岩 ケンヂ (著)

「朝霧」は画の拙さはともかくストーリーは良いと思う。あとは年1冊以上出してくれないと・・・
生粋のJOJO馬鹿である自分でも「SBR」はちと厳しめの評価。確かにテイストはJOJOかもしれないけど、面白さが伝わってこない。レースに"何でもアリ"ってのは結構微妙。
#結局スタンドである、という点についてはとりあえず保留。
「苺」は何気に買ってたが(笑)、「みなみけ」に比べると"空気押し"の感が強くてイマイチノリ切れない。意外性が無い(=笑いに繋がり難い)
「NHK」は馬鹿ノリが通じないととんでもない駄作とも言える。「げんしけん」がリアルヲタならこっちは仮想ネタヲタ。

下手すると「JOJOネタ漫画」で終わってしまいかねない「SBR」がやや不安。


【○| ̄|_賞】・・・・・・

「女子大生家庭教師濱中アイ」/ 氏家 卜全 (著)
「エマージング」/ 外薗 昌也 (著)
「九十九眠るしずめ」/ 高田 裕三 (著)

「濱中」は一見「妹思春期」の亜流だから・・・ってのはあるんだけど、実はかなり中途半端。「SBR」以上に狙ってるのが分かり難い。
「エマージング」は打ち切りなのかどうか知らないが、それにしても終え方がorzだった。題材が面白そうだっただけに勿体無い。
「九十九」はもうどうしようも・・・話広がるんだろうか?結局パイと八雲を描きたいだけ?キャラ被りすぎ。

一応購入は続けるけど微妙な面子。「濱中」はともかく「九十九」はキツイ(「エマージング」は既に終了)


【特別賞】

「F1速報F1グランプリ天国」/ 村山 文夫 (著)
「てんたまTwinkle」/ KID"てんたま2wins" (著), 秋 タカシ (著), 鯱猫 (著)

「グラ天」は今後への期待も込めて。まぁ次が出るのは数年後だろうけど(^^;
#でも今年は19戦だから×2でも19ページ分は稼げるぞw
「てんたま」は漫画そのものは「まずまず」の下レベルだけど、ノリが本編(ゲーム)を凌駕していた(笑)ということで此方に。


【大賞】要するに汎通が04年何度も繰り返し読んだ作品

「AQUA/ARIA」/ 天野 こずえ (著)
「げんしけん」/ 木尾 士目 (著)
「おおきく振りかぶって」/ ひぐち アサ (著)
「みなみけ」/ 桜場 コハル (著)

「AQUA/ARIA」はストーリーなどが取り立てて良いわけではないんだけど、とにかく見てるだけで癒される。キャラも然ることながら、個人的にはその背景(風景)が好み。仮想ベネチアというか、とにかく水の都をSFチックに仕立て上げた舞台がお気に入り。
「げんしけん」は先に書いた様にリアリティのあるヲタ観察漫画。読んでて「あ~コイツのこんな思考って分かるわ」と感じてしまう自分がここに居ることが嫌(爆
ちなみに劇中漫画(アニメ)には全く興味無し。幕間のヲタコーナーも見てない。
「おおきく~」は新しいタイプの野球漫画。実は野球漫画で好印象を持ったモノって個人的にはほとんど無くて、野球好きとしては寂しかった次第。こういったリアリティのある心理戦や理論を描いてる野球漫画の登場は嬉しい。
「みなみけ」が個人的に「苺」よりも気に入っているのは、キャラや空気だけでなくちゃんとストーリーも描いているから。読者の笑いや納得に繋げる計算をしっかりとしつつ、ただ何気ない日常や空気感を持たせている。

「ほぼ毎月新しい漫画を買いつづける」という試みは、上記から見ると割と良い結果に繋がったかな?と思う。概ね面白いと感じた漫画が大勢を占めた。
今年はさすがにもうやらない(^^;
このペースで種類増えたら大変なことになってしまうし・・・ま、いつも通りに戻るだけですかね。

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このページは、汎通が2005年1月 6日 15:41に書いた記事です。

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