26年分の喜びを

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そら今日はもうこれ。

26年ぶりの日本一

マジもんの「横浜優勝」。勿論、"ちょっとだけ"足りないけど「優勝」を言い切って良い結果だと思う。
このブログの前身のホームページは大学4年の冬に始めたのですが、それはまさに優勝した1998年のオフでした。
「26年続けてこれたぞーー!!」

まぁ先日、「正直、ボーナスステージみたいなもんだよね」くらいに言ってたし、なんなら「元々CS反対派だし」とすら言いきってた自分ですが、優勝できたのなら嬉しいに決まってる(テノヒラクルー
そういや、結構そういうもんらしいよね・・・まぁボーナスステージまで言い切る人はあんまいないでしょうけど、実際、選手も
・ペナント
・CS・日本シリーズ
というのは別個に考えている人が大勢らしく、ペナントの優勝と日本シリーズの優勝は別物、という感じの人が多いのだとか。ファン目線的には長い事「リーグ優勝の延長上に日本シリーズ」という形があったせいで、割と同一視してたものですが。
まぁそんなわけで、ベイスターズ的には「日本一」に成れたことの嬉しさは間違いないけど、やはりペナントで優勝するというのが至上命題。来季はこれを目指すことになりますね。
祝勝会で牧をはじめ多くの選手、コーチがそうした意識を発言していたのは頼もしく。。。思うにですが、やはり弱いチームが一皮むけるのってこういう僅差の緊張感を経験してやっと達せられるものなのかもしれません。なので来季のベイスターズは注目ですよ。負けたら終わり的な真剣勝負のし方、勝ち方というのを経験しましたからね。

個人的に特に称賛したいのは、戸柱と森敬斗だろうなぁ・・・この2人、9月にスタメンに入るようになってから概ね下位打線を担ってたんだけど、共に元々の評価を確実に覆す成長、活躍を見せたと思っています。特にまだ若く、というかその「若い」が故に許されていたケのある森Kが物足りないとされていた打席での仕事をこなせ始めているというのが大きい。
#昨日の試合も、有原から押し出しフォアを選んだ打席なんて素晴らしすぎる。
フォアを選ぶ打席が非常に増えたと思うし球数も稼ぐというか粘ることができるようになりましたよね。以前はもうホント、打てなければ3,4球で凡退して帰ってくるのが当たり前、守備が良くても(やらかすけど)出塁もできないんじゃスタメンには厳しい、と評価されてもし方のない内容だった。でも9月以降の森Kは打てるようにもなったけど何より粘れるようになったのが大きいと思っている。
戸柱も・・・いや、お前マジでどうしたん?ってくらいに変わったように思える。これはどちらかと言うと守備面、リード面。まぁ正直、捕手のリードってそこまで影響大きくないと思ってるんだけど(何しろ投手がその通りに投げてくれるわけじゃないので)、そういう投手のピッチングを引き出すのもまた捕手の技術なんだろう。ペナント終盤もCSも日本シリーズも、投手陣の奮闘をを引き出したのは戸柱だろうし、結果、ロースコアの接戦を制する事が出来るようになったのもこの力によるところが大きい。
下位にこの2人を置いて、上位のクワ、梶~で返す、という形が作れたのも結果的に日本シリーズでの勝利に繋がったわけだしね。戦力として「捕手」と「遊撃手」という長らくベイスターズの欠点になっていたポジションが戦力になっただけでも全体としてのチーム力アップに繋がったと思っている。
#まぁ捕手については祐大の時点でも十分にプラスになってたんだけど。。。
来季、正捕手ポジションも競争が激しくなるでしょうね。祐大が基本線なのはともかく、トバがこんだけやれて松尾というプロスペクトも居るわけだし。

日本シリーズ全体を見渡すと、、、
まぁベイの力というよりもホークスの力を見誤っていた感があった。
#そもそも「ぜってー勝てねぇよ」と思ってたくらい、完璧な野球してくると思ってた。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしという言葉の如く、この結果になった原因は「負け側」に多くあったのではないかな。

結局ね・・・特に豊辺りが言っていた事って、まぁそれを証明するのは難しい精神論的なところはあるけど、割と当たってたと思うんですよ。

・劣勢での戦い方に慣れが無い

1戦目2戦目は先制して試合を常時コントロールできる立ち位置にあったホークスが、3戦目、10安打を放ちながら初回の1点しか取れず、特に投手交代直後に失点するケースが頻発、そして故障者が多かったことから十分な中継ぎメンバーを揃えられておらず、場面場面で不適合な継投をしてしまっていたのではないか?という話ですね。
#投手のバラエティについては里崎も言ってたな。
ベイの方がバラエティ豊かでこのシーンにはこの投手、というのがあったけど、ホークスは場当たり的で後手後手に回ってると。特によく見かけるのが、もう負けたら後が無いハズの昨夜の試合、大量失点してまさに万事休すとなった5回裏、スチュワートJr、岩井という先発投手とルーキーを使ったという点。かつて7年前、日本一を決めた時に緊張感と嬉しさから涙まで流して喜んだ工藤監督が「ここで止めなきゃやられる、そのくらいベイスターズの勢いが怖かった」と抑えのサファテを3イニング投げさせて逆転サヨナラ勝ちをしたあの試合、多分今回ホークスに足りなかったのはああいう必死さ、采配だったんだろうなと。
#まぁぶっちゃけ、舐めてたんだろう。
「良い投手を充てれば抑えられる」というまぁそりゃそうだけど、事実歯止めが利かなかったらどうするか?が出来ない。舐めてるから解決策を思いつけない。良い投手を充てる以上が出来ない・・・と。
大変失礼な物言いだけど、正直ね・・・確かに怖いバッターが多い、何時でも打たれそうだ、そして好成績を残した先発陣がある、どうやって点取るんだよ・・・?が戦前の印象だったけど、負けた1戦目2戦目にしても、まぁ点は取られたけどその原因は大体こっちにもあったし、逆にどちらも3点ずつ取れたしで「こんなもん?まぁ確かに強いけど」くらいの感じだったんだよな。そして3戦目・・・打たれはするけど失点はしない、そしてこちらは安打数では劣るけどここぞという所でHRが出る、タイムリーが出る、という。こういうのは明確な差があると言い切れない巡り合わせもあるんだけど、例えば山川で分断出来ていたとか、途中から佐野を外して筒香にした、フォードにした、とかそういう変更が実を結んだという事で結果、「難しいと思われた得点を得ることが出来た(しかも3戦目以降、3、5、7、9と点差は開くばかり)」「先発が頑張った3,4,5戦目だけでなく、あと1つとなった6戦目も適宜投手交代させてしっかり最少失点で抑えられた」という割と当たり前の勝ち方で対抗できた。
#意外な欠点というか。そしてベイスターズ首脳陣は自分たちの戦力をよく理解していた。
勿論、上手く行ったから言えるというのもありますけどね・・・でも大体の采配が実を結んだし、実を結ばなくてもそこは選手の力だよね、で分かる結果になってたんだよな。まぁしいて言えばやはり初戦の9回表、堀岡続投。あそこで失敗した、と認識できたんじゃないかな?
#あの采配は「とりあえず試合を終わらせられればいい」的なペナントの戦い方。短期決戦的な采配ではない。
#必ずしも同じ結果にはならないと思うけど、裏の攻撃で3点取れた事を考えるとね。
「意外と穴あるぞ、この相手は」と。そこで戦術的にダメなら先手先手で交代してなんとか失点を防ぐ、みたいな戦いができるようになったのかも、と。尤も、3戦目以降はそういうシーン自体がほとんどなくなってしまったわけだけど(ぉ
#「ダメなら」じゃなくて「相手に合わせて先手を打つ」みたいな感じか。
それがホークスは「ダメなら」でしかなく、しかも送り出した投手も打たれるわフォアで自滅するわだった、という。
結局のところ・・・故障者が多かったらしいし、十分な中継ぎ陣を揃えられなかった、と言うのが大きいのかもしれないけど、そういう意味でも1軍登録の人選というかが優ってたんでしょうね。

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傍から見てるとわかんねーもんだなぁ、と。まぁその巧みさというかのベンチワークをペナントでもやってくれよ、とか、選手にその集中力、力をペナントでも出してくれよと言いたくもなるわけだけど、次のステップは本当にそこなんだろうな。
#来年はそこに期待。
ただ、優勝した翌日だというのに人事は激しい。まぁ優勝して全てが終わったからこそ一気に噴出したんだろうけど。

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まぁ助っ人とか補強とかはまだ予測の域を出ないのもあると思いますが、シーズンが終わって一気にストーブリーグが始まった、ということか。
しかし村田かぁ・・・Gやロッテでコーチやってたわけだけど、どういう評価なんやろ?
もう折角だから内川もつれてこようぜ?(ぉ

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さー・・・その貴重な優勝シーンをリアルタイムで、は、一応見ましたが、南武線の西府駅付近でした(--;
#なんでこのタイミングで数年ぶりの休日出勤してるかな。。。
尚、今週も出社が続きます。明日は在宅ですが、明後日から三日連続出社夜勤、さらに日曜も同じくです(--
#あと、来週末もちょっとお出かけします。。。
だからなー・・・優勝パレードが何時になるのか?気になるんよなぁ・・・絶対行きたいに決まってるやん。人混み嫌いの自分でも我慢する価値がある。


今週の漫画。先日もお伝えしたように、今月は前半スッカスカの予定です。

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このページは、汎通が2024年11月 4日 18:00に書いた記事です。

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