そして靖国へ2

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半年ぶりに、、、「また行かないと」と思っていた靖国神社へ行きました。
#はっはっは、実は週末に向けて2日休み取って「超遅い」夏休みなのだよ。
秋の例大祭期間中ということでしたが、別にそれ目当てでもないので(ぉ)それとは無関係にまた遊就館へ。で、たまたま上映中のビデオもタイミングが合ったので、それをじっくり見てから前回駆け足で半分スルー気味だった「大東亜戦争」を最初から。

まぁ概ね「靖国神社」としての感想は前回書いた通りですので省きますが、改めての感想などなどを「続きを読む」で。

前回

まず最初に、、、
上映中のビデオはこういう作品でした。

『私たちは忘れない―感謝と祈りと誇りを―』

正確には最初の10分くらいを見逃しています。内容的には・・・日中戦争の辺りから見た感じでしょうか。

でまぁ感想ですが・・・傍目から見て、この内容だと「日本の立場寄り」なのは確かだと思います。というか、このくらいこの時代の出来事を「日本の立場」を明確にしている作品は珍しい。なるほど、この場所ならではだな、と思った。
#尤も、遊就館の展示そのものはそうした主張は特にないと思うけど。
ただこの作品は、ナレーションが明らかに「主張」している。上記リンク先にもあるように、主語が「日本」であり、日本が何故に開戦に至ったか?や、その時の周辺状況等々も克明に描かれている。

だからかなぁ・・・まぁ感情に訴える部分もあったりして、多少「客観的に」見るには過剰演出気味に感じたモノはあったんですが、逆に言うと、「日本人として」必ず見るべき映像ではなかろうか?という気もした。
#というのも、一般的な学校教育がまさに正反対にあるからだ。
日本の主張がまるで無いばかりか、周辺・関係国の理屈が主語になって描かれていた記憶がある。20年以上前のものですらそうなんだから、果たして今の学校教科書だとどうなんだろう?という疑問はあるが。

まぁ強いて挙げれば、、、
「日本が悪い」「日本が侵略者だ」とする主張に幾分正当性を与えるのなら、それは簡単に言えば「欧米列強との外交戦争に負けた」からこそだった、という事になるだろうか。真珠湾に仕掛けた大東亜戦争、その後、アジア諸国(当時はほとんど欧州(主に英、蘭)の植民地)に進出したのも言うなれば「資源」獲得の為だ。
#なんせその辺の元締めが欧州であり、米国は裏で手をまわして日本に兵糧攻めをしていたわけだから。
で、この理論が成り立つのは「日本が戦争に至るまでの外交戦争に負けていたから」ということになる。そうした兵糧攻めを受けた原因も日露、日中戦争から始まってるしね。満州国だって正当な戦争による獲得地だし、米国は米国で日本に先に手を出させるようにありとあらゆる手を尽くしていたわけだ。

以上が映像を見た感想。リンク先にあるけど、2,400円払えばビデオを貰えるみたいね。
#文字通り「ビデオ=VHS」だと厄介だがw
ちょっと欲しいなと思ってしまったりする。

で、続いて・・・そんなわけで、映像を見てからその時代に類する資料のコーナーに直行した。
#年表や時事を追いかけたことになる。
しかし驚くのは・・・この辺、多分戦争ヲタとかには当たり前の事実なんだろうけど、学校教育以外ロクに情報を得ていない身とすれば、「日本の奮戦」に驚かされる。
全体像からすれば、
序盤:フィリピン、インドシナからの西、南太平洋諸島への快進撃
   &アリューシャン列島、及び東南アジア戦線の勝利
中盤:進行地での開拓や現地整備などで進撃が鈍化する
後半:決定的な戦地での敗北(アッツ、ガダルカナル、アキャブ)が続き撤退を余儀なくされる
終盤:硫黄島、沖縄を失い(ry
みたいな感じで、序盤の勢いに対して倍以上の時間はむしろどんどん押し込まれる苦しい戦いだった、という感じみたいだが。
#でも、前述のようにある意味「嵌められた」戦いだったわけで。
開戦に至るまでの間、アメリカはそれはもう十分と言うほど時間を稼いで戦争への準備を固めていた。にも拘らず、日本が序盤、これほど優勢に事を運べたのは、アメリカが日本を舐めていたのか?それともそれすらもアメリカの策略だったのか?まぁとにかく、極東の小国の割には、アメリカだけでなく植民地を有していた欧州をも相手にしても全く引けを取らなかったってのは予想以上に凄い。
#まぁ・・・文明的に、アジアの中では日本が突出していて、他の欧米の植民地等が
#まともな戦力を有していないか、または駐屯軍に重点が無かったか、と言う感じなのかもだが。
そういう風に見ると、要するにアメリカの本国部隊が登場してからはほぼ一方的に押されまくった、という形になるから割と納得はできるw

ただこういう・・・「日本人」として知らなければならないのは、最終結果や戦争の悲惨さだけではなく、「なぜ戦争に至ったのか?」とか「当時のアジア含めた世界情勢、状況」なども重要なのではないか?と。例えば前述の通り、日本は兵糧攻めにあっていたのは事実だし、また、欧米列強に対してここまで戦えていた背景なども知るべきだろう。こういう所もまず教科書には出てこないよね。

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と、今回はかなり満足。一番見たかった場所を見ることが出来た。
ちなみに、この遊就館の展示については、館内の売店にある「遊就館図録」に詳しい。実は買ってきた(笑
#なんだ、良いのがあるじゃないか、と。
これ、一般的に通販とかで売ってほしいな。まぁコレあるとあんま遊就館に行く意味無くなるかもしれんけどw
あと、他にもいろいろ・・・

こちらはアマにもありますね。まぁ簡単なガイドです。これも買ってきました。
#あと、卓上旗セットとか自衛隊の保存食缶詰とか。
全部で7千円くらいかかっちまった・・・思わぬ出費が。

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と言う事で、漸く一通り見る事が出来たなぁ、と言う感じなんですが>遊就館
ここにきて、傍と「そういや数年前、遊就館は戦争を賛美してるとかなんとかの論争があったなぁ」なんてのを思い出しました。
で、一通り見てのその点についての感想ですが・・・まぁ、"賛美"はしてないでしょ。概ねここまで書いた通りですが、例えば例の映像作品のナレーションが漸くそういう主張が入ってる感じがした、って所までで、展示については実に「事実を克明に残した博物館」というだけなんじゃないの?と。
#つか、これを戦争賛美と見る意味が分からん。
大体、事実を知らずして何を考えろというのか?んじゃあ何だ?各コーナーの節々に「各国へ謝罪と賠償を」とでも書いときゃいいのか?あり得ないだろう?
#そもそも、ここは「日本の」博物館なんだよなぁ。
「日本側から見た」大東亜戦争(第二次大戦)を描いて何が悪いのか。むしろ、有名なパール判事どころか、主催者のマッカーサーですら「すべきでなかった」と言っている東京裁判の結果オンリーで思考停止することこそ、当時の「歴史」に対する侮辱だろう、そう思います。大体、戦勝国側が敗戦国側を裁くのに五分、平等なんてありうると思うかい?と。
#そういう意味でも、思考停止せずに当時の状況をあらゆる視点で見つめ直すってのは必要な事だと思う。
だからこの博物館は大事だと思う。こういう施設は国内何処を探しても他には無いだろうしね。

以下、今回もいくつか写真を撮ったので載せておきます。遊就館の展示室は勿論撮れないのでありませんが。


前回は休日で人も多かったですが、今回は平日・・・前述に用に例大祭の期間に入っていましたが、時間帯的にも12時とそこそこ早かったこともあって、前回ほど多くはありませんでした。



ちなみに今回の休みは、別に例大祭に合わせたわけじゃなく、たまたまです(笑


こういう催し物もしていたり。


とりあえずお参り。


奥の方(本殿)の方にも人が。昇殿参拝ですかね。


遊就館を出たのは14時過ぎだったでしょうか。能楽堂でなんかやってました。


マスコミも結構みられました。
#確認できたのは、NHKと読売だったかな。
なんやろ?政治家が来ねぇかと張ってたんでしょうかね。


最後にうっとおしいのを見てしまった(苦笑
#多分、中国のマスコミだと思う。あんま立ち止まらなかったから何語か分からんかったが。
またどうせしょーもないレポートしてるんだろうなぁ・・・なんて。

そういや・・・つくづく思うんですが、やはり当時の朝鮮は日本だったんだよなぁ、と。
#当たり前だが。まぁ今にして思うととても残念な話(苦笑
この靖国神社にも日本国軍として戦った朝鮮人、台湾人がそれぞれ2万人以上眠っています。例のビデオでも、当時供に戦った台湾人のコメントがいくつか納められていました。勿論、朝鮮人は無し(苦笑
#これは別に取材をしなかったんじゃなくて、そもそもこういうのに出演するのを拒否ったんだろうな。
まぁ連中が靖国神社を否定するのはこういう所もあるんだろうね。「現実」が納められているわけだし。資料にしても御柱にしても。

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この記事について

このページは、汎通が2013年10月18日 01:07に書いた記事です。

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