偉業達成を見られて幸せ

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打った瞬間、「良くてフェン直、まぁレフトライナーかな」って思ってたら、そのまま真っ直ぐスタンドイン。あの低弾道で届くってんだから、芯に当たるとまだまだ衰えたとは言えんパワーがあるってことなんだろうなぁ。

ラミレス 2000安打 助っ人外国人 通算1000安打以上はわずか11人
ラミレスに賛辞続々「彼は日本人」

しかも、この一打は「勝ちを呼び込む」一打でもあった。5回、絶好のチャンスで攻めきれずに石川を降ろすことが出来なかった。
#しかも、今シーズン繰り返されてきた「上位が出塁してブランコに回す」をやった上で、だ。
あと一本が出ない、という空気の中、先頭で打席に立ったラミレスは幸運(?)とも言えるようなファウル判定もありながら粘って粘って10球目。前述のような弾丸ライナーのHRで2000本を決めた。
#これがもう一度石川を崩す切欠になったのは間違いないだろう。
続くノリがヒットで石川を降ろし、荒波と入れ替わってナベチョクさんがフォアで出塁、2アウトながらお膳立てが揃って迎えたキャプテン・石川がライトスタンドへ逆転3ラン。絵にかいたような見事な逆転劇だった。
8回にはどうしても欲しかった追加点も入り、余裕をもってソーサ、山口に繋いで連勝。3点取られようが「打ち勝つ」ことで勝利を呼び込んだ。
石川は昨年、久々のHRが出た(んで、あの悪夢の骨折で離脱した。あの試合も神宮)わけですが、荒波同様、狙って引っ張って大きいのを打てるようになってきた。かと言ってそれがネックで単打が出ないわけではなく、先日の粘りなんかも含め狙ってレフト線に流すバッティングも出来ている。無安打の試合もあるけど、今の石川はリードオフマンとして100点満点だろう。
#実は前の回に、チャンスで初球を打ち上げてるんですよね。
自分はアレがあったので、実はこの6回の3ランも「また打ち上げおった~」と最初は嫌な予感がしてたりしました(苦笑
#そこは流石、神宮だわw
まぁそういう意味では・・・ラミちゃんのHRはむしろフェンスの低い神宮で良かったよなって感じですが。同じ狭い球場でもハマスタはフェンスだけは高いですから。あのライナーじゃ多分入らない。
前述したように、チャンスでブランコ、というシーンがこの試合も少なくとも2度あったのですが、ここにきて2度とも失敗に終わりました。勿論、ブランコ以外が結果を出したことでその失敗が目立たずに終わったわけですが、そういう意味では隠れたミス、今季初のブランコ不発、という感じだったかもしれません。
あとモーガンの守備。またやらかしましたね・・・外野手でこの試合数で失策3つって流石に酷いでしょう。ツイッタでも書きましたが、どうもああいうバウンドの後のゴロ処理が苦手なのかな?という感じがしますね。フライの球際とかフェンス際なんかも強いんだから、是非ともこの欠点を解消して欲しい。もしくは、人工芝に慣れてないのかなぁ・・・
心配なのはノリさんの足。8回の2ベースの時スライディング後膝を押えるシーンがあった。石川-内村-モーガンという出塁役と、ブランコ-ラミレス-ノリ-荒波という返す役がキッチリはまっている今、ノリさんが離脱するのは痛い。
#ただ、地味にナベチョクさんが絶好調なんだよな。
場合によっては、明日は渡辺がサード、というのもあるかもしれない。
代打陣で言うと、逆に多村がスランプ臭い。まぁたかが数打席ではあるので、そう判断するのは早いかもしれないが。

【投手陣】
藤井:50点
今日は良くなかった。雨の影響もあるだろうが、中盤捕まった時は連打を浴びている。
#モーガンのエラーで影が薄くはなったが、そもそもあれは安打を打たれているのである。
エラーが無くとも1点は取られていた計算になる。ちょっと投げ急ぎ過ぎじゃないか?という感じ。尤も、バッテリーの問題であって藤井一人の責任ではないが。
ま、結局負けないんだから勝ち運(但しチーム向け)も大したものである。

土屋:80点
移籍初登板でプロ初勝利。ラッキーボーイになったが、内容的にもなかなか良かったと思う。変化球は平凡だったが、制球力が合って内外に散らせてたし、ストレートも右打者のインコースにズバッを決まる感じで、聞いてたよりも使えそうな印象。このコンディションでありながら、我関せず的にサクサク投げてたのも印象的だった。

神内:85点
多分、自分が見る限り、開幕から中継ぎで投げてて一番落ち着いているのはこの神内。中日戦では自責点もあったが、その試合も含め投げている内容は一番安定している。序列的にソーサの次に入れたいのは吉川よりもこちら。

吉川:70点
まぁ抑えてるんだから合格点だけど、相変わらず制球が良いとは言えない。今日も得点圏にランナーを背負っている。先日も書いたが、なんだかよく分からんけどヤクルトが打ち急いでくれる分助かっている印象がある。多分、G相手だと通用しない。

ソーサ:80点
無安打なんだから80点はあげる。ただ、コンディションを一番気にしていたのはこのソーサだろうか。やはり外国人投手は神経質な印象・・・何度もマウンドの状態を気にしていた。まぁそりゃそうだけどね・・・おかげで球速もいつもより10㎞近く低い130~140程度しか出なかったが、それでも3凡だったのは見事。

山口:80点
解説の大矢曰く「全力ではありませんね」。ソーサ同様、こちらもやはり力を入れ難いコンディションの為かストレートが走らなかった。死球(スローで見る限り当たってないが)で出したランナーがいたし、荒波の好捕が無ければまた先日のようなピンチを招いてしまっていたかもしれない。

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影のMVPを鶴岡に与えたい。
やはりこの辺は高城との年季の差か・・・コンディションの悪い中、神経質になったり制球に苦しんだりの投手陣を見事に引っ張ったし、反撃の狼煙になる5回のタイムリーも見事だった。
高城はベンチに下がった試合でもこういう所から沢山学んでほしい。ここ数戦、出来の悪い投手陣の牽引に四苦八苦してたのが目に見えてましたからね。
#逆に言うと、明日はスタメンマスクをかぶって欲しいが。
番長だしね。要は、投手次第。

ツイッタにも書いたけど、この試合、記念になる大事な試合を勝てて良かった。まぁ番長の150勝は当然だけど、どうにもベイスターズはこういう選手の大事な節目になる試合を落として台無しにしてしまう甲斐性無しのイメージがある。
#何度も書くが、やはり琢朗の2,000本安打の試合で大敗してるのが記憶に強いんだろうな。
去年も金城の1500の時も負けてるよね。
まぁホント、花を添えられてよかったよ。いつものパターンなら確実に「なお、試合の方は(ry」だしね(苦笑

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これでチームはまた貯金1。そして2位に浮上・・・ああそうか、順位で浮上することってあったんだ(爆
#いや、しばらく一度落ちたら二度と上がれないっていう経験ばっかりで麻痺してしまってたわ(苦笑

コメント(2)

こんばんは。現地で見てきました。寒かったです。
ラミレスのホームラン以上に石川の逆転弾は感動的でした。仰るようにこの手の試合はいつも負け試合ですから。
試合展開といい、悪天候といい完全な負け犬モードの中試合をひっくり返したのは、素直に賞賛ものです。

鶴岡にも触れてくれて嬉しいです。タイムリーは勿論ですが、コンディション最悪の中良く凌いだと思います。特に吉川・ソーサ・山口はみな投げにくそうでしたから。昨日も高崎を途中から引継ぎ、最後はトリック気味の牽制で試合を締めてくれました。
中々スポットが当たらず、風当たりだけは強い鶴岡ですが、今の立ち位置で頑張ってほしいものです。

どうもです。
そちらのブログも見させてもらっています。やはり同じ事考えてる人はいるもんですね(笑
#何でこう・・・試合の方はいつも負けるのかと(苦笑

仰る通り、4回までは完全にダメダメムードでした。石川(小)も立ち直ってきてましたしね。ただ、やはり天候はどちらにも味方せずか、藤井が苦しんだのと同様に5回から石川もおかしくなっていきました。そういうタイミングで荒波、鶴岡で反撃が出来たのは大きいでしょう。

そうそう、昨日は(もう一昨日ですが)鶴のトリック気味のあのプレイを書くの忘れてたんですよ(苦笑
#だから今日(昨日)はちゃんと鶴にも触れてやらにゃ、とw
前の球の時から観察してたらしいですが、あのヒヤネ刺したプレーは見事でしたよね。しかも、普通にピッチャーに返球しようとする”振り”付で(笑

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この記事について

このページは、汎通が2013年4月 6日 21:08に書いた記事です。

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