思い出したように(笑
いや、もうメンドクサイしやめてもいいかなぁ~なんて思ってたんですが、たまたまこんな記事目にしまして。
■PS Vita: 年内に100本以上のゲーム。平均使用時間は18.7時間/週、等
まぁアメリカの話らしいですけどね。
毎年調べてて・・・この「100本」と言う数字は結構重要な数字になっているよな、と感じています。
単純に考えても月平均で8本前後、携帯機だと前世代に比べると低いアベレージになってしまうのですが、例えば昨年の3DSのパッケージゲーム発売タイトル数は109本でした。
あとこれは据置の話ですが、360/PS3/Wiiの世代において、この100本と言う数字はそのハードの勢いを見る一つのポイントにもなっています。例えば07年~09年まではWiiだけがこの数字を達成し、10年~(今回の)12年に関してはPS3が達成しています。
#尚、360も昨年だけ達成。
まぁ実際・・・掲示板の何買う企画書いてる時も思うのですが、せめて月に8本くらいはあれよと思うのは確かですね。つまり週に2本くらいのペースか。そのくらい無いと、やっぱりハード所有者にとって「遊ぶゲームが無い」と言われても仕方のない水準なんじゃないでしょうか。
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という前置きで。。。
では、昨年上半期を怠くてやってなかった企画ですが、ここでまとめて一年分でやってみたいと思います。
以下、続きを読む、と。
今回もこれまでと同じような比較/評論でいきます。
(いずれのグラフも、クリックで拡大します)
①各ハードの月別販売タイトル数
今回からWiiUが追加。思えば、この3年毎年のようにハードが増えるし、さらに今年もまた年末に増えるだろうって状況・・・良し悪しはともかくデータ遊び屋としては面白い現状です。
さて・・・基本的に「携帯機の入れ替わり期」「据置機の微減期」という感じでしょうか。
据置の方はWiiと360がほぼ同じくらい減少してますが、最終的にWiiUが出てきました今年のPS4、720(?)が出そろえば、来年以降本格的な入れ替わりが始まるのかもしれません。
#尤も・・・現状でWiiUにタイトル数は期待し難いが。
その辺はまた後ほど。
携帯機の方は前の年から始まったDS→3DSの移行がほぼ完了。DSは昨年9月を最後に新作がありません。対してPSP→PSVはまだ暫くかかりそうな感じはします。
#PSPが意外に減らない。というか、PS2→PS3の時に似ている。
任天堂サイドが入れ替わりを推進するかのようなリリースペースなのに対し、ソニーサイドはどっちかというと末期に安定する傾向がある事から入れ替わりは自然に任せるくらいのペースになりがちなのかもしれません。PS3がなんだかんだで現行据置で一番タイトルをリリースできていることからもそれが分かります。
②各ハードの通年販売タイトル数
DS/PSPリリース後から昨年のリリース数グラフです。
冒頭にも書きましたが、「100本」と言う数字が一つのポイントになっていると思います。
据置は、12年もPS3が微減ながら140本をクリアしました。
#逆に、流石に限界か前回同じく100本を越えていた360は30本近く減りました。
Wiiは流石にもう終了。まぁWiiUが出てきているのでこれは明確に入れ替わりになるわけですが、DS→3DSのように余裕が無さそうなのは2011年のまとめにも書いた通りです。
#入れ替え前後の合計数が他陣営ハードから大きく劣ってますからね。
ほぼ完全に死滅したWiiと生まれたばかりのWiiU・・今年、任天堂の据置展開は正念場を迎えていると言っていいでしょう。
携帯機の方はDS→3DSがそこそこ順調に進んでいる、と見えます。
#ただ、3DSって発売時期が他ハードと違うからなぁ・・・
実質、もう2年目ですからね。そりゃそれなりの数字が出ていないと失敗の烙印も押される。
そういう意味では「同年」に生まれたことになるPSVですが、こちらは普通に苦戦。3DSが100本をクリアしたのに対し、PSVはその半分にとどまりました。
ただ昨今の(今年の)推移を見ていると、早くもペースは同じか上回りそうな勢いはありますがね。その辺、次回の2013年のまとめが楽しみです。
③トータルグラフ
それぞれのハードの発売から2012年までの、タイトル数トータルのグラフです。
・携帯機
DSの最終ラインは1812本。PS/SS以降だと歴代3位のタイトル数です。
で、前回「2番手としては上々」と評したPSPですが、まだペースが落ちません。グラフを見てもわかる様にペースが変わらない・・・この分だと、今年も100本をクリアして来年にならないと割り込むことは無さそう。それでも現時点で530本差。流石にDSには追いつけないと思います。
3DSは2年目で100本を越えました。計197本、発売23ヶ月の数字としてみるとDS:317本、PSP:283本なのでまだ劣っていることには違いありませんが、6年のスパンを考えるとその下げ幅はそんなに大きくないかな、という感じでしょうか。
対してPSVはまだまだ不足としてると言って良い状態です。発売から半年のペースは良かったのですが、昨年後半、特に年末が酷かった。今年に入ってからの挽回が何処まで届くか?任天堂の据置戦略が今年正念場なのと同様、PSVも今年正念場を迎えそうです。
・据置機
Wiiは終了(正確には今年も出ている)ということでWiiUに入れ替わり。初月16本と言う本数はロンチ月の数字としては上々の数です。
#ただ、前年のPSV同様翌月で既に息切れしてますが・・・
ちなみにWiiも似たような感じで始まっているのですgあ、初年度は月間10本越えした月が3回ありました。このペースまで持ってくるか?それとも64、GCの系譜になるか、今年一年の勝負です。
PS3は微減ながら据置トップの水準をキープしました。トータルのタイトル数も600本を越え、これでDC(499本)を越えてPS、PS2、SSに続いてここ20年では4番目の据置ハードになっています。規模は大分縮小しましたが、下げ止まった感もありますね。
④特集
今回のおまけw
PSVが発売から1年を越えたので、「発売1年のタイトルリリース数」をグラフ化してみました。
#以前も一度やったか。
SS/PS以降で言うと、PSVは下から5番目。ライバル(?)の3DSが上から6番目だったことを考えると少し差をあけられているように見えます。
が・・・良く見てみると実は10ヶ月目まではほとんど同じペースなんですよね。3DSは11ヶ月目以降(2011年12月以降)を頑張りました。PSVは昨年秋以降失速しました・・・という違いが見えますね。
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取り立ててまとめとかはしませんが・・・
#まぁ大体書いてきた通り。
任天堂の据置とPSVが今年、正念場を迎えるという所。後者についてはここ数ヶ月の動きから大分改善されてきたことは分かりますが、前者の方がサッパリ、という状況でしょうかね。
任天堂は3DSでサードのヒットタイトルを引っ張ってきた功績はあると思いますが、根本的な課題は何も解決できてないんですよね。自前でサードを育成できない。だからタイトル数がスタートダッシュはいいんだけど尻すぼみに減っていく、そういう傾向が見えます。
#最初はみんな集まるけど、どんどん逃げていく。
逆にソニー側のハードは、対抗馬との性能差を生かしてスタートダッシュは失敗しても後から追い上げる、という傾向がある。
なんとなくですが、前者は組織的なパワーゲームで効果を発揮するけど市場傾向を読まずに持続力が無い、前者はパワーゲームに負けるけど市場傾向を作り出して持続力がある、そんな感じに見えますね。
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