アジャスト出来たのは中村ノリだけ

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ダチ誘って観戦してきました。まぁ・・・最低の試合でしたね。
敗因は、
・左投手に野手全員右を並べると言う素人采配
・右打者に対する外角の使い方(制球・リード)
・対応出来ない(しようとしない、対応する能がない)野手陣と打撃コーチ
かな。

DeNA・中畑監督、6連敗に「これはかなり重症」

実は面白い位置で見てたんですよ。バックネット裏の上の方・・・簡単に言うと、野球盤を見下ろすような位置でしょうか。

こんな感じw
だから、高低はともかく横のストライク・ボールがはっきり分かる。今後も接待(?)観戦の時はここにしようかな。野球談義が非常に盛り上がった(苦笑
#で、そんな中で「そりゃねーよ」と言う配球だとか、打撃のNGだとかを指摘していたり。

まずそもそもの間違い。
前日に山本昌に軽く捻られたと言うのに、無策にも同じく左投手と言う事で右打者をズラリと並べてきた。一見、やる価値が無くもないように見えるんだけど、結果的にこの打線の並びた相手バッテリーを楽にさせてしまっていた。
#相手先発は石川である。
コントロールでヤクルトのエースを10年近く張って来た投手である。今日(1日)はアウトコースギリギリのストレートが非常に決まっていた。コレは何を意味するか?
#右バッターばかりだから、ソコに放っておけば良いのである。
コントロールで生きてきた投手なだけあって、同じようなギリギリのコースに延々投げ続けられる。時たまインコースにクロスに投げてくる、そして緩急をつけるというだけで、アウトコースのストレートが全ての打者に対してウイニングショットになっていた。
もし左打者が一人ないし二人でもいれば・・・インコースの捌きが出来る下園だとか、割と何でも当てる荒波がいたりすると、石川も同じコースに投げてれば安牌、という結果にはならなかったのではなかろうか?少なくとも、今期打撃不振のナベチョクさんや既にパン祭りも終了して右打者ってだけで入っているようにしか見えなかった山崎を入れるよりは、アクセントとして左の藤田、石川を入れたほうが意味があったのでは?と感じた。
#特に山崎は・・・失礼だけど、余程調子が良くなければ打てる相手ではない。格が違う。
それこそ、1軍上がってきた直後、前回の対戦の時みたいでなければ制球抜群状態に戻った石川にはまるで通用しない。途中からでも良いから左打者に代えてほしかったな・・・見てて切なかった。

大体・・・昌さんにしても石川にしても、長年通用し続けてきたエースクラスの投手が右打者が苦手だとかそんな欠点があるわけないのである。それよりも"本当に"セオリーに従うのであれば、左右ジグザグの打線を組むとか、最低でも上位打線にその考慮を入れるとか・・・前日に失敗したのに何故に繰り返したのか?無策だと思う。

次。

4回、0-1で相手に追加点が入ると大きく流れが傾いてしまう、というターニングポイントである。
ここで2アウト2、3塁として、あと1つアウトを取る場面での配球。
初球、アウトコース高めのスライダー(見逃し)、2球目、アウトコースシュート(ボール)、3球目、インコースカット(ファール)、4級目真ん中高めストレート(ファール)、5球目アウトコース低め(ボール)・・・
ここまで見て、自分もダチも「真ん中からインコース待ちやね。こりゃアウトコースに投げ続けてれば抑えられる」という結論に達していた。が、写真を見ての通り、鶴岡の選択はインコースである。
#レフトオーバーの2塁打。
結果論かもしれないが、この配球・・・ここでの間違いが、今日の大敗への序曲だったように思える。石川に比べると、山省は確かにアウトコースのギリギリを攻めきれていなかった。しかし上記のように明らかにインコースを待っていた打者にどういう配球してんだよ・・・と、流石にここは不味かったと思う。

最後。
というか、実は8回、宮本の最後の打席まで見て2000本は無いなと思ったので二人して飲みに言った(爆)次第。だからその後の顛末は結果しか知らなかったりするので、果たしてこの指摘が正しいかどうかはわからない。
なので、そこまで見ていての結果、という意味でなんだけど、、、



中村ノリの1~3打席を上から順に(帰宅してからスカパー録画を撮影)
初回、第一打席では結果3塁線の2ベースだった。この打席、バッターボックスの中央やや前方に立っているのがわかる。
次、4回の第二打席。この打席、初球でアウトコースの際どいストレート(ストライク)を審判に確認している。石川の球がここに多いということをこの打席で認識したのだろう。
#現に3球ともアウトコースである。結果センターフライ。
で、この時はバッターボックスの中央やや後方に立っている。
次、7回の第三打席。写真の通り、第二打席に比べて前に出ていることが分かる。つまり、アウトコースの球に対処する為にこういうアジャストをしたのだろう。

残念ながら、他の打者にはそういった工夫は見られなかった。見逃しはあるかもしれないが、アウト、ヒットに関わらず、ベイ打線の打球は常にセンターから右、簡単に言うとアウトコースの球をおっつけて、または詰まらされて打っただけの打球ばかりだった。
#ノリさんの初回の安打と吉村の大飛球(ファール)くらいだろうか。右打者の引っ張りがあったのは。
そのくらい、石川はアウトコースを徹底して攻め、ベイの打線はそれに適応できなかった、ということだ。ノリさんは自分で考えたのかどうかはわからないが、少なくとも第二打席と第三打席では明らかに立つ位置が違った。
他の打者に工夫が無い、またはコーチ陣がそういった状況(右打者ばかりのベイに対して、ヤクルトバッテリーがアウトコースばかり攻めている)を理解していなかった・・・ベイ打線がまるで打てなかった原因はそこに考えられる。

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録画分を見ているけど、(石嶺ではないが)井上打撃コーチの談話が興味深い。「石川は本来の出来ではない。低めの見極めが出来ているので、有利なカウントで積極的に売って欲しい」。上で書いたポイントにはまるで気付いていない、と。石川は序盤こそ球数が多かったが、中盤以降は楽々のピッチングだったと思う。とてもじゃないが「本来の出来じゃない」なんてことはない。
#こういう情報は野手から得られないのだろうか?
帰宅してからYahooの一球速報も見たけど、やはり現地で見たまんまだった。石川の球はアウトコースにひたすら偏っている。こういった状況に打開策を得られないのであれば首脳陣は失格である。

まー何にしても・・・ツマラナイ試合を観てしまった。飲みながら反省会ばかりである(苦笑
#バレンティンみたいな反則技はともかくとしても、ですよ・・・
こうも策が外れると、もう選手個々の能力勝負になってしまう。戦力が12球団最下位なのは言うまでもないこの状況で、そんな勝負になって勝てるわけが無いのだ。
全員右とかもうありえないし(少なくとも石川や藤田あたりは入れておくべきだった)、そこから始まったヤクルトバッテリーの楽な投球を崩す事も出来なかった。選手も首脳も、反省すべき点がいっぱいある試合だったと思う。

唯一の光明は・・・上がってきたばかりの藤江が通用しそうなのと、吉村が大ファールも含めて打球が上にあがるようになっていたことだろうか。まぁ前者はともかく、後者に関してその程度で「光明」なんて言ってたら他チームに笑われるしかないよなぁ、という感じだが。

さ、こんな駄目試合の録画はさっさと消しましょかw

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この記事について

このページは、汎通が2012年5月 2日 02:17に書いた記事です。

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