勿論、育成100%でやってるわけではなかろうが。でも、もしコレがベストな布陣だというのなら、ベイの首脳の目は曇っている。こんなんじゃ寒風の中応援しているファンが報われない。
■DeNA 痛恨の押し出し 屈辱の4戦連続完封負け 38回連続無得点
まだ叩くのは早計だけど、少なくとも迷いが見える。やはり中畑や高木豊にとって梶谷は外し難いらしい。自分は最低でも下位打線に置いて欲しかった。本人の為にもならない。
#やっぱ明日までは固定かなぁ・・・週が変わって、そこで改造に着手できるか?
本日のオーダー。
6 梶谷
8 荒波
4 石川
7 ラミレス
3 中村
9 森本
5 藤田
2 鶴岡
1 高崎
試合開始前、場外でこのアナウンスを聞いて「ダメダコリャ」と1人ごちた。おそらくだけど、とにかく1-2-3に据えた3人が塁に出て走らないと試合にならない、そして森本をポイントゲッターにしないと駄目だ、と考えているらしい。確かにこの3人がそれなりに"前に転がす"ことが出来ればともかくだが、結果は・・・初回、3者連続見逃し三振である。
#選手の調子を理解しているのだろうか?
尤もそういうのが分かり難いし説得力を持たせるのは難しいだろうが、少なくとも梶谷と石川については、「当てに行くバッティングしか出来ない」上に「実際にあてることも出来ない」くらい調子が悪い。
#ただ、試合終盤には流石に石川は粘れるようにアジャストしてきた。
#尤も、粘ったところで結局三振するのは昨年前半と同じだが。
#(相手がサファテってのを差し引かないといけませんが)
スタンドで見てて・・・なるほど、カープは調子良いなと思ったのは、徐々に高崎の球を捉え始めてきたのが目に見えて分かった時。徐々に外野に飛び始めて、そして安打になるようになった。尤も、高崎はその上を行ったが(後述)
んじゃあバリントンに対するベイの打線はどうだったか?好調を維持している森本と最近スタメンに上がった藤田を除いては、そういう様子が見えなかった。特に打順の多く回ってくる上位打線のこの3人は、(石川はまだ粘れただけマシだが)三振ばっかりだったり当たってもフライだったり。特性を生かすための(足を生かすための)バッティングすら出来ていない。
#荒波が辛うじて2打席目に転がしたが。アレは惜しかったな。
何度でも言う、梶谷は最低でも打順を下げよう。最初にも書いたけど、今の状態で1番で使い続けるのは本人の為にもならないし、あのあわせようとするバッティングでヘナヘナと空振ったり内野フライを打ち上げる様を見続けるのはツライ。
大体、こういう淡白な結果しか出ない若手を重用していると、チーム内の雰囲気も悪くなるだろう。結果を残せるベテランがいるのに眠らせているのが勿体無い。相手投手が良いのは分かりきっているのだから、まずはそれに風穴を開ける為にも粘れる打者を使うべき。荒波ではなく金城を、そして梶谷には渡辺を併用することを考えた方が良いだろう。
#梶谷、守備面は結構良いんだよな。肩も強い。ただ投げるのは遅いので結構怖いが。
小池も代走なんかで使うべき選手じゃない。まぁあの場面、他に残ってなかったってのはあるだろうが、もっと早い段階で出番があってもおかしくなかったハズだ。
次に采配。これは結果論でしかないかもしれないが、やはり"勝つための"采配と言う意味では選択ミスを感じる。3回の無死2塁でのバントはかなり後ろ向き。というか、後ろにいるのが高崎なのに、何故に鶴に打たせにいかないのか?
#尤も、ど真ん中をバント失敗するような鶴岡に安打、または進塁打は無理かもだが。
でも、まだヒッティングさせた方が何かが起きる可能性は高い。まるで尾花のような手堅い戦略に、スタンドは「え~~?!」という雰囲気だった。
#ゲッツーの可能性も無いのにな。
終盤圧されはしたが、チャンスが無かったわけじゃない。8回も1死から森本が安打で出塁、藤田も相手のミスで安打出塁と大チャンス。そこで、先日の加賀のようなことを考えたのか、そのまま鶴岡を打席に送って
三球三振
である。まぁ最終的に下園もその後代打凡退してるんだから、無駄だった可能性もあるが、ここはやはり下園、金城と連続代打がベターな選択だっただろう。
#何の為に捕手3人体制にしているのか?
前2打席で鶴岡の不調を見抜けなかったベンチのミスだろう。
ぶっちゃけ、この2度のチャンスをどちらかモノにできていれば、試合後、高崎の笑顔が見られただろうと思う。
#9回にも見せ場を作ったが、最早手遅れである。
サファテ相手に好機を作ったのは確かだけど、それは"難しい"パターンですしね。やっぱり"機"を読み誤ってるように思える。この辺は新人監督に経験の浅いコーチ陣だから、ってのもあるだろうが・・・
ちなみに9回の松本が本塁に突入しなかったのは正解だと思いますがね。当たりがよかったのと相手野手が広瀬だった、というのを考えると、タイミングは間違いなくアウトだった。あそこで点が入らなかったのは、進塁打も打てなかった石川と初球打ちしてしまったノリさんのミス。
てかアレだね・・・ラミちゃんはスタメン起用で初の安打が出たわけだけど、やっぱランナーが居ないと駄目なのかも。そういう意味でも、やはり森本を上位に持っていくのは点を取るためにも必須だと思う。
投手陣の話。まず高崎・・・95点。
#素晴らしいピッチングだった。
途中まで「あわや、ノーヒットノーラン?」なんて思えるくらい、サクサク抑えていく。ただ、終盤先頭打者を出してしまった事がマイナスかな。
#でも、そのせいで背負った2度の大ピンチを抑えきってみせた。
この試合唯一の光明。
高崎がエースとして一皮剥けようとしている
9回も菊池ではなく高崎だったら抑えきっていただろう。打順の関係があるのでこれは言っても仕方ないが。。。
菊池は見るからに苦しい内容だった。変化球が入らない、ストレートも遅いとかなり苦しい。勿論、加賀やハミルトンと言う手もあったあろうが、連投だったしなぁ。
ただそう言う意味では、篠原へのスイッチが一手遅れたかな?という感はある。正直、加賀やハミルトンの使い方を考えると、左投手だからって左相手だけに投げてれば良い、という継投は出来ない。満塁になった時点で変えるべきだった。
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まぁタイトルで厳しい事を書きましたが、緊張感のある投手戦で見ている分には試合が締まってて面白かったです。ただ、それ故「一失点が勝負を分ける」と言うのもわかっていたので、9回のあの継投は・・う~ん、勿体無い。そして上記のチャンスをモノに出来なかったのも惜しい。
試合をしている選手はもっと大変だっただろうが、今日は寒かった。スマホを持つ手が凍えて仕方ないような状態。ほとんど陽が出なかったし、一時的に水滴が落ちてくるくらい天気は悪く風も強かった。
以下、写真を少々。
8回を被安打3で無失点。おそらく彼の中でも今日は五指に入るくらいのナイスピッチだったのではないでしょうか?
しかしコレで勝てない辺りが・・・ベイのエースの宿命だよなぁ。。。
さて直で見るのは初めて(だよな?)「ハマのラミちゃん」ですが、スタメンに座ってからどうも結果が出ない。最終打席、ランナー2塁の場面で漸く鋭い当たりが出た。
#それまでの打席も当たってはいたが。
まぁ今日はレフトに飛ばなかったので守備は関係なかったけど・・・守備を考えると、やっぱチャンスに代打でしばらく使った方がいいんじゃないのかな?なんて思ったりする。金城も使いたいしねぇ。
ただ、森本やその金城をラミちゃんの前に置ければ・・・当たりだす可能性は高いと思うんだけどなぁ。
真っ赤に見えるレフトスタンド。
前から知ってはいたが、ハマスタのカープファンは迫力が違う。マリンのロッテファンにも劣らない一体感と声だしがすごい。
#ここはベイの本拠地ではないのか?ってくらいだ。
特に終盤、カープのチャンスの時などは声が轟音になって響いたくらいだ。あれ、むしろ投球妨害じゃね?(苦笑
しかしベイファンもこのくらい応援しないと駄目なんだろうか?けど、タイトルでも書いたが「勝ちに拘る試合」をしてくれないと、事情の分かってるファンは我慢できても、大多数は不甲斐無い試合では応援も出来ないだろう。
相乗効果・・・だろうと思う。中畑のファンサービスや選手への意識付けというやり方は間違っていないと思う。でも、それを体現するには、育成よりも勝つための試合をまず考えて欲しい。でないと相乗効果は生まれない、強くなれない。
#負けなれてるベイファンは、借金が4つになろうが別に悲嘆に暮れたりはしないだろうが、
#けど、別に負けても良いや、良い試合だからいいや、で納得するわけでもないぞ。
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自分の考える、点を取るためのオーダー。
4 藤田(石川)
8 森本
9 金城
7 ラミレス
3 小池
5 中村
6 梶谷
2 黒羽根
梶谷←→荒波でもいい。その場合、金城かラミレスを外して渡辺がIN。いくら足を使いたいといっても、そもそも塁に出なければ話にならないのだ。粘れる人、威圧のある人で構成しないと、良い投手は上から見下ろして投げてくる。それが先日のマエケンやバリントン、そして中日の投手だろう。
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