神展開

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こういうことが出来る作者ってのはホントに上手いな、と思う。単行本に掲載する分の尺まで考えてこの展開にしたのか?それとも偶然か?
いやはや、いずれにせよ上手い。

CLAYMORE(20) / 八木 教広

19巻、ラストのミリアが一斉に襲われる展開は、この漫画の多くの読者が納得できない展開だったはず。
#この漫画のキーマンの1人が、こんな殺され方じゃあ流石にね・・・
けどこの巻、またもラストでやってくれた。ミリアを含め北の生き残りが持っていた信念「戦士の命は奪わない」がここに来て活きて来たとは。あの最後の見開きは何かこう、胸にジーンと来るものがあった。
新キャラやサブキャラ(と言っては何だが。少なくとも北の生き残りの7人は主役級な見せ場があるし)含め、満遍なく活躍の場があるのも良いですね。あの絶望的な場面から良くここまで立ち直ってきた、と言う感じ。
#ま、肝心のクレアがまだだけど。
ただ、主人公がやたら成長するタイプだと、どうしてもパワーゲームに陥り易い。「ネギま」が陥った展開と同じだな。が故に、物語の終盤に来て脇役が意思を持って活躍する展開ってのは燃えるw
「友達で良いんじゃない?」というあの台詞も良いですね。感情の起伏に乏しいとされるクレイモアの世界だからこそ、その言葉が軽くなくて良い。

★★★★★

今回はべた褒め。
強さインフレしまくった前の巻までの展開に比べると、細々と設定を活かしていて面白かった。

とめはねっ! 鈴里高校書道部(8) / 河合 克敏

ラブコメ部分はまぁいいや(ぉ
#あんまこの漫画にその辺を求めていないというか。
ただこの巻、面白かったのが新入生の存在。案外普通に年月が過ぎてちゃんと時間が進むんですよね、この漫画。
#多くの漫画が展開が遅くなりがちな学園モノなのに。
結希(の柔道)に憧れて、真似して掛け持ちをする事になった羽生翔子、そして顧問・影山の従姉妹である島奏恵・・・どっちも特徴があっていいですね。
#特に翔子の「結希よりも書道が上達早そうな設定」とかw

★★★★☆

まぁでも大槻藍子は萌えキャラだよな(笑

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今回はこれだけで。
#「ハヤテ」評はパス。まぁ先日書いたとおり、面白い話がチョイチョイあった程度。
あとまだ買っただけで読んでない「LastOrder」と「BAKUMAN」。特に後者だけど・・・なんというか、似たような展開ばかりになっているのが欠点なんだよな。終わりが見えないと言うか・・・終わりに繋がる展開に見えない、というか。ま、今回読んでみてどうなのかまた考えますが。

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このページは、汎通が2011年6月 4日 19:35に書いた記事です。

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