週刊少年漫画誌二強二弱時代

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ちょっと面白かったので取り上げてみる。

ジャンプ279万部→281万部 マガジン177万部→165万部 サンデー88万部→77万部

自分の認識では「ジャンプ」「マガジン」「サンデー」という3強がいる認識だったんですが、何時の間にか「サンデー」は随分と落ち込んでしまってたのですね。
#月マガ、コロコロよりも下だったのか。
むしろ数字的にはチャンピオンに近い。これだと「二強二弱」って感じになると思う。

が、雑誌よりもコミックの方が興味深かった。
ここにデータがあるもので、自分の持っている漫画を発行部数が上から順に並べてみた。
リアル 8
 508,310
バガボンド 31
 485,532
銀魂 31
 436,535
バクマン。 5
 332,737
ハヤテのごとく! 21
 312,508
魔法先生ネギま! 28
 265,084
みなみけ 6
 245,952
CLAYMORE 17
 226,353
ADAMAS 3
 107,459
とめはねっ!-鈴里高校書道部- 5
 95,516
センゴク天正記 7
 77,488
屍鬼 6
 69,078
生徒会役員共 2
 68,167
K2 11
 15,491
ノノノノ 7
 9,845
B型H系 6
 8,901

意外に多かったのは「みなみけ」「クレイモア」「ADAMAS」「生徒会」。
「みなみけ」は、あの内容で「ネギま」と遜色なかったり「センゴク」の3倍だったり。アニメ効果もあったんだろうけど売れすぎ。「クレイモア」はテニヌ抜かしたら実はSQのトップじゃないか、と驚き。あの絵柄で良く頑張ってるなぁ、と。「ADAMAS」も同じく、まだ内容的には「ARMS」はおろか「D-LIVE」にも劣ると思ってるけど100,000越えは凄い。「生徒会」は地味に凄いね。あの下ネタだらけの四コマでどんだけ売れてんだよ!?と言う感じ(苦笑

逆に思ったよりも少ないと思ったのは「バクマン。」「センゴク」「ノノノノ」。
まぁでも「バクマン。」はこんなもんかなぁ・・・内容が内容だし、層がずれると一気に売れなさそう。どっちかと言うと高年齢向けだろうし。「センゴク」は間違いなく戦国時代漫画としてはNo1の出来だと思うんだけどなぁ・・・まぁ明らかに婦女子ウケしないのが駄目なんだろうが(笑)。「ノノノノ」は本当に意外。確かにそんなに売れる内容じゃないけど、まさかの4桁。数万は行って無いとオカシイと思うんだが。。。


萌えやバトルについての話

漫画家の考え方って意味で興味深かったので少し。
多分その理論は正しくて、基本的にその方式に当てはめてしまえば長期的にでも短期的にでも調整できるんだろうと思う。
けど、バトルモノにも「強さインフレ」という読者離れを引き起こす現象はあって、そう単純ではないんじゃないかな?とも思う。特に「ネギま」みたいに、学園ラブコメ(日常)とバトル・ファンタジー(非日常)を織り交ぜるスタイルを取っていると、そのギャップに違和感を持たれかねない。強くなりすぎて何でも出来るようになっちゃうと、日常における常識的な表現が出来なくなってしまうんじゃなかろうか?
#出来ても、読者に「何を今更」的な感想をもたれてしまう。
まぁそのギャップを逆手にとって・・・っていうのもテクニックなのかもしれませんけどね。でも、正直「ネギま」はもう手遅れのような気も。一気に強くなりすぎた。
あと、読者にとって興味の的だった「魔法」の存在を知る知らないというバランスも、今回の異世界編で8割方崩壊してしまったし。新しいテーマを作らないと、長期連載を考えたら建て直しが効かないんじゃなかろうか?
#ま、ギミックの細かさで引っ張れてる強みもあるけどね。

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だぶるじぇいが好き

だぶるじぇいが好き

某所で見かけたランキングです。

4コマ漫画売り上げリスト

239,340 けいおん! 1
233,030 けいおん! 2
216,052 らき☆すた 6
153,456 あずまんが大王 3年生 新装版
121,307 けいおん! 3
*93,146 WORKING!! 6
*68,167 生徒会役員共 2
*66,126 GA-芸術科アートデザインクラス- 3
*64,322 ひだまりスケッチ 4
*43,097 OL進化論 29

これ見る限りでは確かに生徒会役員共はかなり売れていると考えるべき。
あずまんがは復刊なんで事実上、上には3作品しか無いことになります。
でも正直なことを言うと「なんでこんなに売れてるん?」というような気も(苦笑)。
そういえば確か今週刊少年誌でまともに連載してる4コマ作品って他に無かったような……。
案外穴場なのかもしれません。


「ネギ」に萎え気味なのは以前にもご報告した通りです。
新刊買ってません。
「ハヤテ」の「実はやたら因縁とかあった」もあまり良い気分では無いです。
アニメ一期第一話「運命は英語で書くとデスティニー」というフレーズも
仕組まれてんじゃん、運命違うじゃんって感じでちょっとがっかりなわけで。
「ネギ」「ハヤテ」とも路線が定まらず迷走ってわけじゃなく、
むしろ作者の意図通りの展開でこれってのはそれはそれで残念です。
誰に文句を言えば良いのやら。

ただ、新しいエントリの方のJRPGの話にも関連するんですが、
「面白いんだから今まで通りでいいよ」って感覚は確かにある。
JRPGに関しても変化を求めない層が結構いたりして、
ヘタに進化されるとついていけなくなるんですよね。
この辺のジレンマ、どうしたもんでしょうか。
面白くても手に取らないって事態は結構深刻かと。

とりあえず誰ぞか分からない意味不明なのはスルー。

宮上さん>

某所で見かけたランキングです。

どうもです。
改めて「生徒会」が目立つと言うかなんというか。
#他はアニメだなんだで有名だしなぁ。

「ネギ」「ハヤテ」とも路線が定まらず迷走ってわけじゃなく、
むしろ作者の意図通りの展開でこれってのはそれはそれで残念です。
誰に文句を言えば良いのやら。

そうですね。「ハヤテ」も後書きを読めば分かるように、確かにあの展開は意図しての事のようで。
ハヤテは下田行った後くらいから「う~ん・・・」となるようになって来ました。オタ向けの子ネタでクスリとさせられることは合っても、基本、ギミックは薄いしあくまでキャラの魅力やストーリーで押すしかない漫画ですので、その辺に一度でも疑問を持ってしまうと駄目ですね。

・・・でも、30万も売れてるんですねぇ。
「ネギ」もなんだかんだで25万前後売れてるし、落ち込んでるとは言えやはり固定ファンが付きやすい漫画は強い。

ただ、新しいエントリの方のJRPGの話にも関連するんですが、「面白いんだから今まで通りでいいよ」って感覚は確かにある。

そう。
まぁあの提言は実際、「オレらの好きなゲームに変わってくれ」な意見ばっかりだと思うので如何でも良いですが(笑)、それはともかく例えばシリーズモノでいきなり根本からシステムが変わるとか、そういう変化をイチイチ求めるファンはそう居ないと思います。
#そのシステム、ストーリーetcが好きだから続けられるんだしなぁ。
新しいのは新しいのでやりゃ良いだけで。

自分の場合、「ネギま」はとりあえず最後まで付き合いたいな、と思っています。細かい設定や描き込みの凄さはやはり好きですし、少なくともまだ2回は読めてますからね。
#ただ、集め始めた当時みたいに何度も何度も読み返す事はなくなったなぁ。
どの辺から変わっちゃったか?学園祭で武闘会を取り入れたのが失敗だったか?

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この記事について

このページは、汎通が2010年1月20日 00:28に書いた記事です。

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