9月後半編

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早くARIAの感想を書きたい。

もっけ(7) / 熊倉 隆敏

前巻で姉妹が分かれたわけだけど、以降の展開は結構面白いんですよね。それまでは互いが絡んで「憑かれ易い」「視える」という特徴を1つの妖怪(?)に対して使っていたけど、今の状態だとお互いを頼ることが出来ない。
#まぁ頼るっつっても、静流が瑞生の世話になるパターンは無いが。
そういう意味じゃ、静流のシナリオの作り方はこれまでと若干趣が異なる。実家を離れ、寮生活を送る中で、他人と妖怪との関係を観て「関わってしまおう」としてしまう。御崎という新キャラの存在がそのキーポイントか。
逆に瑞生は姉が居なくなったことで頼る相手が無くなった。柔道という設定が、「勝負事=人の感情の強弱に関わろうとする妖怪」という関係を作り出していて面白い。

前巻から展開が面白くなった。

★★★★☆

K2(7) / 真船 一雄

表紙のフォントが変わった。
KAZUYAのメス絡みのテーマとそれ以外のテーマを交互に進めていく方針のようですね。前作の時もそうだったけど、この漫画の作者は過去の登場人物の使い方が上手い。移植手術の権威・相馬を引き出してシナリオを作り出しているし、地味に失敗キャラ(禁句)KEIを出してシナリオを作っていたりもする。
#如何纏める気なのか分からんけどね。
例えば黒須の家とか。
しかし今更だけど、やっぱ前作の主人公KAZUYAの存在は大きかったな。続編モノの漫画としては上手くやれてると思うんだけど、どうしてもKAZUYAの存在感の方が大きく感じてしまう。富永も、まだまだ高品のようにはなえてないな。まだ巻数も多くは無いけど、どうも周辺の描き方が足りてない気がする、前作に比べ。高品の成長や淳子との結婚とか(他、サブキャラのエピソード多数)・・・前作はドラマ性が結構あったんだよね。

★★★☆☆

よつばと(7) / あずまきよひこ

どうでもいいけど、ここまで全て"7巻"ですか。なんか凄い偶然だな。
「あずまんが」の時もそうだったけど、話が波に載ってからも登場人物があまり増えないのがこの作者の特徴なんだろうか?1冊当たり1人程度のペースだから、結構少ない方だろう。
#このテの構成で考えても。
#こういう短編を続けるタイプの場合は、キャラを増やしまくるパターンが多い。
#(キャラでシナリオを作るからな)
で、今回のその新キャラが「しまうー」。その命名エピソードを聞いただけで、もうこのキャラは「しまうー」としてインプットされてしまった。上手い(苦笑
#実際、本当の名前を覚えていない(マテ
でも、エピソードを思い出してしまって、そこから編み出された名前が「しまうー」だからすぐに思い出してしまうんだわ。有り勝ち過ぎてスバラシイw
#今巻は話的にも一番好きだったな>よつばとぱちしえ

よつばとやんだの戦いに終わりは来ない。

★★★★★

21世紀少年(2) / 浦沢 直樹

大体、言いたいことは誰が読んでも同じだと思う(笑
#まぁ・・・やっぱ通しで読まないと駄目なんだろうな。
ぶっちゃけ、さっぱり分からなかった。結末も結構酷い・・・「かつまたくん」は最後まで顔が出てこないし。まぁなんつーか・・・どうも裏事情はあるようだけど、無駄な引っ張り方が上手かったのは鳥山明の方だった、ということか(ぉ
ただ個人的には結構面白いところも多かったんだよな。前半は言うまでも無いけど、後半でもマルオと春波夫が"ともだち"に接近して賭けに出たりするとか・・・何処で狂ったかなあ?まぁ切るべきというか「血の大晦日」辺りで1つ清算しておくべきだったんだろうけど、やっぱ「ともだちの世界」になってからの展開は微妙な面が多かった。特に、ケンヂなんか歌いながら東京に戻ってくる時のノリは、なんだか個人的には受け入れ難い者があった。そこまでの、フィクションとリアルとの境界線上にありそうな展開が、なんかこう、覆されてしまったような気がしてね。
#あまりに非現実的すぎた。
ま、また時間が取れたら最初から読みたいと思う。そうでもしないと「ワケワカンネ」って結論しか出ない。

★★☆☆☆

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このページは、汎通が2007年10月 8日 23:05に書いた記事です。

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