まぁなかなか無いですよね。斉藤龍興にこんだけスポット当ててる戦国モノって。
■センゴク(11) / 宮下 英樹
大体、普通は「信長に滅ぼされた美濃大名の末裔」でしかないしな。末裔って表現はちと違うが。
面白かったのは、史実上、実際に上洛の途上にあった武田軍と信長の衝突は無かったんだけど、それを心理戦として実に1巻以上も描いていたこと。如何に信長が信玄を恐れていたか?というのがわかる。「三日三晩眠り続けた」の出自はよく分からないけど、信玄の扱いも含めて迫力がある。
で、またもう1つ・・・ただの古大名とされるだけで常に負け役で描かれ勝ちな朝倉家も、今後面白いことになってきそうですね。義景が妙に良い味出してる。確実に滅ぼされる側なわけだけど、そういう人物像もちゃんと描くことで主役側にも味を出そうとしてるんでしょうね。
★★★★★
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■銀牙伝説ウィード(42) / 高橋 よしひろ
ウィードは粘りすぎ・・・ちょっと無駄な引っ張りだったな。
#描きたいことは分かるが・・・
なんかね、アンバランスすぎるんですよ。あそこでお子ちゃまなトラウマを出されても。一応、これまでトンでもなく活躍してきた(=様々な判断をしてきた)リーダーなんだし。
最後の忍犬の描写は気になるな・・・
★★★☆☆
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