とりあえずチーム売却とかそういう経営面での問題は直近の問題にはならなくなりそうだ、というのが前提で現状を考えると・・・
野球ファンならご存知の方も多いと思いますが、クルーン、思っきし吹っ掛けてます。
日本最速男が今季限りで退団!? “ハマの新守護神”として日本最速となる球速161キロを記録して話題となった横浜のマーク・クルーン投手(32)の契約交渉が難航、来季残留が微妙になっていることが8日、明らかになった。今季年俸4200万円に対して、2年総額4億円規模の大型契約を要求しているため。現時点で歩み寄りはなく、今季限りで退団の可能性も高まってきた。
ハマファンとして、今年クルーンに楽しませてもらったファンの1人として言わせてもらいますと・・・いて欲しいのは山々だが、2年4億も取るつもりならイラネってところでしょうか。正直、今年の成績程度でそんなにボッたくられたらたまらん。せめてこういう成績を2~3年収めた上で担保取れた上じゃないと、ファン的にも「そんなに大金出しても良いのか?」って思ってしまう。
球団の事情としては、、、160Kを投げられるクルーンの存在は、そもそも人気選手がいない(個人的にはこんなにネタになる球団は無いと思うが(ぉ))という事を考えると、非常に重要でしょう。実績で考えても、入団一年目の成績としては合格点だと思います。
でも、、、いくら佐々木、斉藤が抜けた分金が浮いたとは言え、元々そんなに余裕があるわけじゃない。
#上層部のゴタゴタはともかく。
それに、今年は3位浮上ということで他の選手の年俸もかなり上がる事が予想されるだろう・・・クルーンだけに金を払うわけじゃない。貢献度で言えば、先発の番長、門倉は大幅増でもおかしくない。土肥も昨年よりは当然上がるだろうし、(コレは個人的な感情も入るけど)3位躍進の原動力と言っても良い川村、木塚、加藤の中継ぎ陣にこそ、億前後与えてやって欲しい気もする。
#この人らの成績はクルーンよりも上よ、当然。
勿論、野手陣でも小池、村田の若手を筆頭に、金城、種田、相川は確実にプラス査定だろうし佐伯、石井と言った元々高年俸の面子もいる。鈴木タコからはゴッソリ差っ引いてもいいが(ぉ
#スペも怪我離脱があったし、昨年より落ちてるので現状維持だろう。
あともう1つ・・・抑えとして合格点ではあったものの、それは元々悪かったコントロールが矯正(?)で少し良くなったから為し得た結果だったともいえる。つまり、まだまだ不安定なピッチャーなのだ。事実、セーブポイント上位投手の中では飛びぬけて四球が多いし、自滅するシーンも無かったわけじゃない。そこまで抑えとしての価値が高いわけでもないということ。
ぶっちゃけ、100%~150%増の1億数千万と言ったあたりが一番妥当だと思うが。人気、話題性の報酬込みで。
「まわりの選手との兼ね合いもあるし、決断するときにはしないといけない」(同)とこのままでは横浜退団もあり得る状況。メジャー復帰か、日本で争奪戦か、クルーンの最終結論が注目されそうだ。
場合によっては叩かれる決断をしなければならないだろうけど、佐々木の時の二の轍を踏まないようお願いしたい。というかクルーン自身も佐々木信奉者ではあったけど、何もこんなところまで似る事は無かろうにorz
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もう1つ、そのクルーンの不安材料であるとともに、球界全体の問題とも言えるのがコレ。
少し古い記事だけど。
投球後、30分以上も複数の審判員に説明を求めたのが三浦だった。左足を上下させる“2段モーション”の象徴的存在は「10年前にコーチとつくり上げた。僕が球界で一番長い」。これを極めた先に今季の防御率と奪三振の2冠があった。持ち味を封じられただけに「体に染み付いたフォームで投げられないのは寂しい。どうしようかな」と困惑を隠せなかった。
楽天監督に就任した野村さんも言ってるようだけど、何の意味があるのかサッパリわからないこの「新投球フォーム規定」。シーズン中から選手達が言っていたように、そもそも昨年の五輪でも問題は無かったし、曰くの「世界基準」(?)という事情も怪しい。ただでさえ打高投低傾向がここ何年も続いているというのに、これ以上投げる側に無理を強いる理由はなんなんだろうか?
#牛島組長曰く「個性が無くなる」。
正にその通り。それで成績を上げてきたピッチャーだっているんだから、来季、それがガラッと崩れる可能性もある。なんせ一線級投手の半分くらいが引っかかってるんだしね。
見る側としても、自分なんかはさ、、、元々野球ゲームをよくやるし、例えばそういうので独特のフォームとかあると妙に嬉しかったりするもんなんですよ。リアル野球ゲーで言えば、SS『グレイテストナイン'97』以降のシリーズがその"ハシリ"になったわけだけど、当時、例えばガルベス(G)のあのつま先立ちをして伸びをするようなフォームや山本(D)の上体を屈み込ませてから投げてくるフォームなど、そういった特徴的なフォームを再現してたりすると、観るだけでも楽しくなってしまったものです。
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反則投球の指摘を受けたばかりの横浜三浦大輔投手(31)が、改造フォームを披露した。未出場組の先発三浦は、上げた左足を静止しない新フォームで1イニングを投げ、球審も「問題なし」と回答した。しかし、本人は「まだ下準備の段階」と納得しておらず“未消化”を強調した。
この涙ぐましい努力・・・(--
この2段モーション廃止の話が出た頃、真っ先にその矢面に立たされたのが番長だった。本人も言うように「打たれないようにする為の努力」、、、ごくごく一部だけで済まされるのならともかく(いや、それはそれで災難でもあるが)、例えばホークスのように先発陣が(お杉を除いて)尽くNGを食らってしまう例だってあるように、その影響が多大になってしまうということを踏まえて考えられたのだろうか?
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ちなみに冒頭で書いたクルーンだけど、クルーンの場合は2段モーションである上に、今シーズンの時点でも2度ほどボークを取られています。
#だから不安材料になってしまう。
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