特定アジア国家の法則

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なるほどなぁ、と思った。
不思議な法則

エントリー名は上のリンク先のコメントにあったのをパクらせてもらったのですが、なるほど上手い表現だな、と。

この結果を見て、アメリカ人の保守の間では、「またあの法則が働いた」と言われています。

「あの法則」とは、イラク戦争に反対して、中国の応援を受けた陣営は選挙で負けるという法則です。
あまり世界情勢に詳しくないのですが、どうもそういう傾向があるらしいですね。
確かに、2004年3月にスペインで選挙直前に起きたテロの影響で反ブッシュの社会労働党が勝ったのを最後に(当時各国のメディアは、「有志連合」崩壊の契機になる!と口を揃えていたものでした)、オーストラリア、アメリカ、イギリス、ポーランド、日本、そしてドイツと、反ブッシュ陣営はことごとく選挙で敗れています。
リンク先でも書かれている通り、コレをしてブッシュのやり方がどーだとは言い切れないと思います。が、これもリンク先にあるとおり、基本的にどの国のメディアも知識層も反ブッシュの傾向が強く、特にヨーロッパの国々などの民衆の反発が大きいと思われる印象を受けるんですが、その割には上記のような現象が起きている。確かに不思議な現象です。

その最も大きな理由は、彼らが現在の困難を乗り切るための生産的なアイディア、国家と世界の将来像を示せないことにあると感じます。

イラク戦争に反対するのはいいでしょう。ではどうすればいいのか?(汚職まみれで実行力のない国連にゆだねるなどというのは、何もしないのと同義です。)
そういえば自分も過去、イラク戦争が始まる直前にこんなことを書いていました。
しかしこうなると「国連」って何なんだろうな?と思うわけで。本当にイラクの武装解除を望むのであれば、本来は国連が可能な限りの圧力をかける必要があるわけで。
#結果、それにアメリカの我侭が納得できかった、というのが今回の展開に至ってしまったわけでしょう。
アメリカのやり方は強引かつ違法だけど、であれば反対派のフランス等もアメリカの提示したイラクの違反行為に対する処罰を厳格に行うべきだった。それを、「査察は有効だ」の一点張りで跳ね除けてきただけでは説得力が無い。

自分もアメリカのやり方には結構辟易している・・・勿論、と同時に日本のそのアメリカとの付き合い方にも「もーちょっとなんとかならんか?」といくらでも愚痴りたくなるような事は多々あるのですが、じゃあ逆に、ろくにそれに対した動きをせずに反対だけした連中を是と出来るのか?というと、それもやはり無理がある。何度か書いたことがあるけど、その時その時でベターな方を選ぶのがこうした問題の解決のし方だと思うので、あの時の流れというのは選択肢上あれ以上の選択というのが無かっただけなんだろうな・・・と思っています。

コメント(2)

>法則
スペインの選挙以前にこの法則を見事に打ち破った国が日本の隣に存在します。
みんなが大好きな韓国。
反米を唱えればとりあえず選挙には勝てる!!!
やったぜ、盧武鉉大統領!!!
・・・・大戦後の歴史的な経緯を振り返ってみれば
極東アジアの中で最もアメリカに恩恵と親しさがあるハズの韓国がなぜか反米。
だから韓国は面白い。

>アメリカとの付き合い方
「極東アジアのバランサー」を自称している韓国を観察することで
日本とアメリカの関係についても何かヒントが見えてくるかもしれませんよ・・・

金造さん>

>法則
・・・・大戦後の歴史的な経緯を振り返ってみれば
極東アジアの中で最もアメリカに恩恵と親しさがあるハズの韓国がなぜか反米。
だから韓国は面白い。

逆に大戦とその直後を考えれば最もアメリカに恨み辛みがありそうな日本が(ry
#まぁ違う意味で反米な連中はいますがw
まー言ってみれば、韓国のそれも正に「過去を自分の都合で認識する」ってのに合ってるんですけどね。

>アメリカとの付き合い方
「極東アジアのバランサー」を自称している韓国を観察することで
日本とアメリカの関係についても何かヒントが見えてくるかもしれませんよ・・・

アサピーみたいなもんですね・・・逆のことをやれば成功する(爆

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この記事について

このページは、汎通が2005年10月12日 22:16に書いた記事です。

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