現在、欲しいCDの具体的なタイトルを聞いたところ、男女間に違いがあることが分かった。これは、オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】が調査し、明らかになったもの。
4月21日~25日の間、高校生から40代までの男女各世代200人ずつ、計2000人に、現在欲しいCDのアーティスト名を挙げてもらったところ、最も支持を集めたのがポルノグラフィティとラルク アン シエルの2組という結果になった。両者とも4、5月にリリースされる新譜が主な対象作品となっていたが、ともに男女の差がなく得票を重ねていた点が興味深い。3位のB'zはニュー・アルバム『Circle』のリリースを目前に控えての得票だったと思われるが、こちらは男性票の伸びが高く、こうした"同性からの支持の高さ"が、長期にわたる彼らの高い人気を根底で支えている大きな要因であることを感じさせる結果となった。
集計形式の詳細が無かったのでちょっと計りかねるところもあるけど、「現在欲しい」となっているところからも分かるように、アンケートとしては「恒常的な意味」ではなく、その時その時の条件(例えば新譜発売直前など)で結果が変わるモノだと思われる。
まぁでもそれを差っ引いてもB'zが男性支持1位ってのは驚いた。高校から40代、各世代の割合も気になるけど、これだけ長く続いている(17年目)だけに高年齢層にも強そう。
#聞き始めたのが学生時分であれば、もう40前なわけだ。
近年、曲風などファンから厳しい意見も聞かれるようになっているけれど、逆に長く続けてきたからこそ変化もまたあるわけで、後々の人気への足がかり(若者へのアピール)にもなっているのだろう。
#何も年長者だけってこともないだろう。1位なんだし。
「CDソフトが欲しい」としながらも、「特になし」「(とにかく)新作・新譜」「決めていない」「分からない」という答えが少なくなかったことは、"さしあたって目的の商品はないが、とりあえずCDを手に入れたい"という"音楽に対する飢餓"の表れと言っていいのかもしれない。しかしその一方で、ユーザーが求める音楽、何をさて置いても手に入れたいとユーザーが願う具体的な作品名が、こういったアンケートで書かれないということは少し残念な気がしないでもない。具体的な欲しい作品が思い浮かばないというユーザーがいるというのであれば、これまでのプロモーションの在り方を再考する余地があるということかもしれない。
ファンはマーケティングを嫌うというか・・・そういう傾向ってありますよね。
上で書かれているのはある意味その前段階、"ファンを獲得する(CDを買わせる)"ことにおいて必要な事であって、逆に市場を意識しすぎると既存のファンからソッポ向かれたりするのも往々にしてあるかと。
#音楽業界に流行廃りの移ろいがあることの証明でもある。
先のB'zの例でも、辺にポップス調が強かったり(愛のバクダンとか愛のバクダンとか愛のバクダンとか(爆))ってのは(市場を意識したのかどーかは知らんが)、ここ数年の傾向として如実に現れているのは確かだったりします。
#まぁそれでもセールスが伸びてるんならまだ救いもあるんですが(禁句
具体的な欲しい作品が思い浮かばないというユーザーがいるというのであれば、これまでのプロモーションの在り方を再考する余地があるということかもしれない。
音楽を含めた娯楽の絶対数が増えている上に、その音楽自体も多様性が生まれてしまっている以上、「音は欲しいけど、どれを聞けば良いのか・・・」って人がいても、あんま不思議ではないと思いますけどね。
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