プロの技

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そんなに声優が嫌なのか

「声優は色が付き過ぎていて使い辛い」
と言ったのは宮崎駿であるが、
最近はゲーム業界でもこの動きが活発だ。
特に顕著なのがスクウェア・エニックスであろうか。
6月16日発売の「DRAG ON DRAGOON2」も
8月4日に発売の決定した「グランディア3」も
やはり声優は一切起用しないという。
理由はというと、やはり
「声優は色が付き過ぎていて使い辛い」かららしい。

個人的には上手ければ特に問題は無いと思っているので、声優だろうがそうでなかろうが・・・ではあるんだけど、一応その"声充て"を生業としている人とそうでない人、どちらが"当たる"確率が高いか?で言ったら、そりゃ前者のような・・・浅はかだろうか?

「声優は色が付き過ぎていて使い辛い」から
分かるような分からないような。
要はやっぱりその技術力かと思われます。ついでに言えば、それは声優の技術力だけでなく、声を充てる対象のキャラクターが如何に確立されているか?にも寄るのではないか?と。
例えば『Never7』や『MyMerryMay』というゲームで某声優は複数キャラ全く別々の個性を、確かに同じ声ではあるが確立していたし、その人は別の作品で、やっぱり別の個性を確立している。ソレは勿論彼女の技術力に依るものもあるんだけど、如何に物語、描写でそれらのキャラを描けているか?ということの方が先ではなかろうか?
#そしてソレを演じるから「色」なんて関係無い。

そういう意味で、「色が付きすぎてて」というのは安易と言わざるを得ない。


果たして本当にそれだけなのであろうか?
「声優を使わない=非マニア向け=大作(感)」
という流れなだけという気がする。

・・・まぁ、ドラクエやFFならともかく、"まずはヲタ"が触らない事には今のゲームなんてそんな拘りは全く無意味かと思われるけどなぁ。
#非マニア=大作とはなれない
#「ならない」ではない。
どっちかというと、ソレを取り込んじゃった方がソレを取り除くよりも得をしそうな。その"感"とやらを作り手が考えちゃってる時点でなんともアザトイ。その"感"というのは、まさにユーザが結果として与える称号に近いものではないんだろうか?

勿論、
「声優を使わない=非マニア向け=大作(感)」
これが前提の話ですけどね。

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このページは、汎通が2005年5月13日 14:53に書いた記事です。

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