収穫の多い敗戦

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ここまでまるで相手になっていなかったVS.ホークスだったけど、この試合、かなりガップリ四つ状態まで持っていけた。

梶谷3盗塁 黒羽根強肩披露 DeNA ソフトBに全敗も収穫多数

まぁ記事の通り。この試合は梶谷の足と黒羽根の肩が光った。あと山本もこれでローテはほぼ確定の内容だったし、前回までほとんど完璧に抑えられていたホークス相手に7安打、5四球で2点まで取れたというのは伸びを感じさせる。
ただ、ラミレスが怪我したっぽいのと高崎が不調だったのはマイナスだが・・・

【投手陣】
高崎:40点
5回7安打3三振3失点。求められるレベル依存でこの点数。2回まではそこそこ抑えていたが、変化球がストライクにならない苦しいピッチングだった。
#この人、天候が悪いと指の引っかかりにかなり影響されるっぽい。昨年から悪天候に弱い。
ただそれにも増して、3回は2ストライクから最後の球を弾かれていずれも安打にされ、4回は初球から簡単に打たれてわずか3球で無死1-3塁のピンチを招いてしまっていた。そして"ランナーを置いた場面"でのも不安定になる。黒羽根のリードもどうだったのか?というのがあるが、せっかくストレートで打ち取れるくらいの球威があるんだからもっとストレートを多用して良かったんじゃないか?
#まぁ序盤、そのストレートが低めに決まらなかったのが黒羽根の頭の中で何か影響したのかもだけどね。
まぁとにかく・・・開幕からは更に後退。尤も・・・虎戦開幕と本拠地開幕と2つあるようなものなので、その2つ目の座席でも全然良さそうだが。その補習が次回登板かな?

山省:95点
4回1安打3三振無失点。この2人、オープン戦は常に同じ日に投げる事になった。過去2回、最初は山省の勝ち、前回は引分け、そして今回は圧勝。
持ち味の"打たせて取る"をテンポ良く実行できてたし、更に三振も4イニングで3つ取った。
右の強打者が揃うホークス打線相手に、アウトコースの変化球とインコースへのストレートと出し入れが非常に効果的に効いていた。"貴重な左の"ではなく、普通に右打者相手でも通用するレベルにまとまっている。特にカブレラ、ペーニャ辺りにはまるで自分のスイングをさせていなかった。
これでローテ確定だろう。しかも3番手どころか2番手、場合によっては裏の1番手においても良いかもしれない。ただ、まだ5イニング以上を投げた試合が無いので、その辺に不安もある。残り試合で出番はあるかな?あるようだと裏だよね。

【野手陣】
梶谷が好調すぎて怖い(苦笑
#出塁したいずれの場面でも盗塁を決めた。
ただ、ボーンヘッドもある。5回のあの場面、せっかく敵失で進塁出来たのに飛び出しでタッチアウトは情けない。好調であるが故に、慎重、丁寧なプレイを求める。
また守備面でも割と難しいバウンドのゴロを処理できていた。昨年の石川よりは良さそうに見える。
今日はラミレス、ノリに長打が出た。ただラミレスは怪我が心配・・・見た感じ、重そうではなかったが。
DHなのでノリが入ったけど、さて、筒香が戻るまでの内野はどうなるだろう?
打撃優先だと、

  梶谷 藤田
ノリ     小池

こんな感じだろうか?というか石川は怪我?違和感があるということらしいけど、ここ数試合出ていない。石川がいれば、

  梶谷 石川
藤田     小池

でいけると思うが。
今年はナベチョクさんの打撃が悪い。この試合もスタメンで3打席まわってきたがまるで当たってない。開幕時は控えになる可能性が高いかな。少なくとも梶谷は外せないし、小池も当たってるので外野枠が少ない事を考えると1塁に使いたいだろう。
さて捕手・黒羽根。今日は打では良いところが無かったが、昨年のパ盗塁王を2度も刺した。まぁ高崎のクイックがかなり良いので、それにも助けられてるとは思うが、逆に言うと高崎も出してしまったランナーを黒羽根に刺してもらってるんだから、これはこれで結果オーライか。

全体として・・・惜しい。まぁ勝ち負けに拘る時期ではないが、少なくとも、神内、金が投げている間は、更にもう1点、2点取れる可能性が高かった。
#あちらのミスにつけ込み切れなかった形だ。
四球から三振ゲッツーだったり、1死2塁から2人凡退したりともう一歩が足りなかった。
あと今日は2番手以降は打てたけど、先発したファルケンボーグにはほとんど手が出なかった。やはり格上の投手相手だと厳しいか?小池がなんとか内野安打したけど、そのくらい食らい突くバッティングがほしい。
そしてやはり高崎の出来。5回3失点ではギリギリ・・・投高打低の現在では、この成績だと負けが込むのも当然、と言える。特に前述したように、簡単に初球を打たれたりするのはいただけない。配球もあるだろうが(ほとんど変化球を狙い打たれていた)、その球がストライクゾーン内側に入ってしまうのが問題。デニーも「ストレートは良いけど変化球のコントロールが」という課題を挙げていた。ハマスタがホームのベイにとって、天候に簡単に左右されるようだとちょっと先が思いやられる。

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まぁでも、結局3失点以内に抑えている、というのは素晴らしい。ハム、ホークスと打線の怖いチームを相手に無失点、3失点でこれたんだから上々でしょうかね。後は打線の奮起・・・セコイ野球を何処まで極めきれるか?そして地力を付けられるか?

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このページは、汎通が2012年3月18日 17:25に書いた記事です。

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