ぬたあん

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メジャーなのを褒め称えるのは何だからハズカシイ感覚があるもんだけど、、、
#ほら、んな分かりきってることを持ち上げる浅ましさというかね。
とはいえ、本当に凄いと思ったんだからしょうがない。今回の井上雄彦漫画はどっちも凄かった。

バガボンド(27) / 井上 雄彦, 吉川 英治

吉岡一門70名VS.武蔵の決着編。
後に書く「リアル」を同時期に描いているからこそわかるんだけど、この作者、基本的な部分は「スラムダンク」の時から何も変わってない。描き方は変わっていない・・・んだけど、何なんだろうな?この鬼気迫る迫力は。
#間にある水墨画のような描き方も凄い。
目が霞んだのか?それとも最早"境地"へ達したのか?その時の武蔵の視点をああいう風に表現した漫画家は他にいるのだろうか?・・・っていうくらい凄かった。
勿論、70VS.1という設定はあるけど、延々続く戦闘とワンパターンな演出(余一にしても、植田にしても、その今際の際に回想がある)、展開なんだけど、これほど重く描いているパワーは何なんだろうな。

★★★★★

でも、さすがに長くなり過ぎた感も。そろそろ終幕に向けて動くか?

リアル(7) / 井上 雄彦

ぶっちゃけ、前巻の内容を忘れている。そらアンタ、年に一冊じゃしょうがない。
で、そんな記憶の薄いシリーズだけど、「あれ?」と思ったことがいくつかある。
まず、「野宮ってここまで言える奴だったか?」。どっちかというとこれまでの野宮は、学校を辞めて以来何をやっても駄目、という描かれ方のが強かったせいか、今回残した数々の名言に違和感があった・・・あったんだけど、逆に、だからこそ"良い"と思ったのも事実なんだけどね。
もう一つ、、、これまでのタイガースは"何か"内紛が起こると悪い方にしか動かない性質があったけど、今回は逆に良い方に動くことが出来ている。試合の結果はともかく、戸川もカネゴンもヨネさんも良い感じで活躍しているのが読んでて楽しい。

★★★★★

戸川はどう見てもミッチーです。ほんとうにどうもありがとうございました。

ベルセルク(32) / 三浦 建太郎

リンク先のAmazon評にもあるように、確かに今回は出るのが遅かった。夏くらいを予定してたっぽいけど、結局出たのは年末・・・まぁ、他も似たようなもんだし、待つのはそんなに嫌じゃなかったが。
#他もいろいろあるしね。
で、クシャーンの妖怪兵団(笑)VS.ガッツ&ゾットという異色の組み合わせの戦いは最初の方でアッサリ終わり、この巻のメインはクシャーンの人間兵団VS.法王庁教圏連合軍。
#そして横から新生・鷹の団。
ということで、いつものガッツの化け物の如き活躍はほとんど無かったんだけど、"大勢が動く"という意味では漸く先に進んで安心したというかなんというか。なんせこの数巻、ずっと進んでなかったしな。
にしても、、、グリフィス、上手い事やりやがったな。まぁ神だしなぁ・・法王テなづけるのも造作も無いことか。これで、"ミッドランド軍"が再生・・・勿論、中身は化け物の手段なのでアレなんだけどな。

★★★★☆

しかしこれで・・・ガッツとグリフィスの差はどんどん開いちゃいましたね。民衆らを味方につける手段まで従えてしまったら、真実を知るガッツとその一行は、どう事態を改善していけるのか?
 先 は 長 そ う だ orz

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このページは、汎通が2007年12月 2日 23:18に書いた記事です。

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