■魔法先生ネギま!(20) / 赤松 健
アーニャとのやり取りを見てて思ったんですがね・・・この漫画、前々から書いてる様に要素がアホみたいに多くて毎回楽しませてくれるんですが、その中にあって最初の頃と明らかに違っている点があって・・・それは「ネギ自身の成長」。
#まぁ・・・描き方に依る物もあるんだろうけど。
初期の"ただひたすら年上のおにゃのこに弄られまくる頼り無気な少年"、という、これはこれで一つのセールスポイント(つまり、そういうラブコメの形態を描いていたんだろう、と)となるキャラクターだったのに、今回のアーニャに面と向かって自分の決意を語る姿はどうよ?(笑
#劇中はまだ半年ちょいしか経ってないはずだが。
まぁ・・・勿論、前述のようにそういう意図的な描き方による差ってのを計算しているんだろうとは思う。だから、バトル・ストーリーを進めるパートとは別に、わざわざラブコメパートを描いているわけだろうし。
#その中ではやっぱり弄られまくるネギの姿があるわけだし。
ここ数巻では、そうした変化に対する周りの感情も顕著に描いてますよね。明日菜辺りはそうしたネギの一直線なところを心配しているし、そんな明日なの姿を見てシニカルな関係しか持とうとしなかったエヴァも接し方が変わりつつある。
#千雨もその一人だけど・・・なんか露骨過ぎて微妙だな。あの表現だと。
ま・・・10歳でああいう悩み方をするというのはなかなか早熟すぎる感じもしますけどね。でもそういうところも、あの環境故というか。いや、現実的にありえない設定ではありますけどね(苦笑
さて感想。
[アーニャ襲来~ウェールズ出発]
ちと分かり難かったのが、アーニャの心変わりの様子。勿論、ネギの成長とその理由を知ったから心変わりした、ってのはありだと思うけど、それ以外との関わり方(特に明日菜)が急変したのがちと解せない。巨乳軍団(笑)はともかく、アーニャは到着直後からいきなり敵対視してたわけで、例のネギの告白後、特訓で明日菜が氷漬けにされてしまったシーンで「明日菜ーー!?」と必死(or悲しみ)を浮かべているアーニャの姿はちと違和感があった。
その後も、せっかく出てきたのに(故郷にまで行ったのに)イマイチアピール弱いですね。あれで諭されて一気に大人しくなってしまった感が。
あと刹那の私服に驚いたりゆえのパンツの秘密に笑ったり。ああ、そういう人ってたまにいるよね。つーか刹那の場合、別に指示されたわけでも無かろうに、ネギとの特訓でわざわざメイド服(?)着てるのにワロタ。
まぁでもアレだ・・・シナリオ的には、当然明日菜とくっ付くんでしょうが(ネギが)、この関係見てると、やっぱりツンデレの幼馴染とくっ付いた方が良くね?と思ってしまった次第で。ハルナの指摘通り、ネギが忌憚無くタメ口で話しかけられるというのはこの漫画においては非常に貴重な感じ。
[閑話]
まきえのリボン技は一応「人間離れ」として捉えられてるのね(苦笑
いいんちょはフリーダム過ぎるな・・・確かにあれで異国の空港に降り立つのはキツすぎるわ。とはいえ、、、このいいんちょも良い人なんだよなぁ。
[ロンドン~ウェールズ~魔法の国]
見つけるなよw
つか、「故郷」と聞いて、あれ?あの石像達はどうなったんだ?と思ったら、一応ちゃんと保管してあるのね。よかったよかった。
#「え?もしかして結構シリアスなシーンになるのでは?」と。
しかし並んでみてみると確かにネカネと明日菜は結構似てるかもね、中身はまったくの別物だが。あと、毎回影が薄くなり気味で悲しい(笑)このかですが、今回はここで大役のための決意を。伏線だといいなぁ・・・
いいんちょと"それ以外"の行動の違いも面白いやね。いいんちょは明日菜との信頼関係があるからこそ諦めがついたけど、ほかの連中は・・・もうどうしようも無ぇなぁ(苦笑
#来るなよ、ていうか桜子の運だけかよw
人外扱いされてるし、しかもその上魔法の国まで着いてくるし。どーしよーもねぇなぁ・・・つか、先行してたゆーなとまきえはともかく、亜子とアキラはナンデヤネンとw。如何あっても4人組一緒じゃないと駄目か。さすがに今回は魔法バレしますかねぇ・・・既にクラスの過半数越えてますし。
★★★★★
■DEAR BOYS ACT2(26) / 八神 ひろき
そんなにキャラ露出してるわけじゃなさそうなのに、表紙は秋田城北の監督。やや以外。
記憶が薄かったので、前巻で試合終わってたと思っていたのですが、この巻まで続いていました。
#勿論、試合は既に決していましたが。
という事で25巻を読み直してみたのですが・・・リンク先のコメントはちとネガティブすぎね?前巻の時点で既に4thクォーターも半分が過ぎてたし、しかもその時点で決定的と思われるシーンが描かれていたわけだし。何も毎回、終了ギリギリまで白熱する試合ばっかじゃねーだろうに。
ということで今回は試合後がほとんど。前々から"周囲から「哀川のワンマンチーム」という風に見られていることと、実際には藤原をはじめとするメンバー自身の成長を対比させる"表現が多いんですが、さすがにそろそろしつこくね?
#いい加減、ここまで来れば雑誌記者だかの周辺も分かってこないと。
まぁその藤原のコメントは杏崎ならずとも驚くところでしたが。
まー成田中央はやっぱアレですよ、あの坊主ですよ。誰のマッチアップかな?前回みたいに三浦か?
★★★☆☆
■WORKING!!(4) / 高津 カリノ
なんか他所の感想見ると、どうしても伊波と宗太の関係ばかりに目が行っている人が多いみたいですが・・・個人的には、そうした展開が予想できていた分、むしろその関係以外の部分もバランスよく描いているなぁ、という感じでした。
#少々4姉妹関係が薄れてたのが残念だったけど。
#とはいえ、なずなが現場に飛んだしなぁ(笑
店長はやっぱり食い物しか目が無いし、八千代は周りが如何動いても佐藤の好意は二の次だし、その二の次にされている佐藤はジワジワ心的ダメージを受け続けるし、種島は宗太の女装にハマってしまうし相馬は暗躍するし山田は成長しねぇしw
まぁとは言え、面白いのは伊波の盛り上がりっぷりと対比している宗太の全くの無関心ぶりw
#無関心というか・・・そういう展開を微塵にも感じていないというか。
そらそうだよなぁ・・・常に殴られる対象の伊波に如何してそんな感情を持つことが出来ようか?というか、元々宗太も充分変態さんだし(笑
#そもそも恋愛対象にすら入らないのか。
他にも、なずなが新しい世界を知ったり泉が筋肉痛で宗太が休んだりしたのは面白かった(そこ?
巻末のアレは書き下ろしなんかな?佐藤の話の逸らしっぷりが激しい。
★★★★★
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「しおん」は買ったけどまだ読んでねーや(--;
#他のことが忙しすぎる。
今週は週末「エムゼロ」・・・はまだ無理かな。たぶん来週だろう。
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