■『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ/mumurブルログさん
面白かったので久々にこのテの記事を書いてみる。
リンク先の書籍は、以前、「たかじん」に出演してて自分が「呆れた」と書いた教授の著書のようです。そういえばそんな本を出すとか言ってたな。
上から順に行きましょう。多分、途中で飽きるのであしからず(マテ
私はこの現象を、日韓関係が決して薄っぺらい関係ではなく、それだけ濃厚な物に変化してきた証拠であると考えている。
同意。
やっと本当の関係になってきた、そういう足掛かりが現状だと思っています。
・・・ということで、出だしはなかなか冷静(笑
なのに、
ところが、最近本屋に行くと、韓流ブームに対する反発か、或いは日韓の政治摩擦の後遺症か、韓国を理解しようとする書籍よりも、韓国バッシング関連の本が目につく。
ここでいきなりコケるw
#まーなぁ・・・
悪く言われることに慣れてない・・・ってのとはちょっと違うか。「悪く言われていることを認識できない」民族ということでしょうかねぇ・・・
「バッシング」と言うけれど、この「嫌韓流」って漫画はむしろ先に当人が言っている「薄っぺらい関係ではなく、それだけ濃厚な物に変化してきた証拠」みたいな本だと思うんですがね。日本人があまりに知らなさ過ぎたのも問題で、韓国人にそうした側面がある、ってのを紹介しているに過ぎない。そりゃ描き方があんまりな演出はあるけど、「バッシング」と言って良いほど曲解なり誤解なりが横行している内容とは思えないですね。
第一に、極めて特殊な事例を取り上げ、それがあたかも韓国人や在日コリアンに共通する特徴があるかのように描こうとする。
第二に、データや資料を示さず、一部の人から伝え聞いた伝聞を材料に、韓国や在日コリアンに対するレイシズムを誘発する 情報を一方的に垂れ流す。
前者については"そういうスタンスの本である"ということで容認は可能だと思う。つまり、自分はその意見は否定出来んと思ってます。
#何も、皆が皆あんなんじゃあるまい、と。
ただ、だからと言ってイチイチ「こういう人は極一部です」とただでさえその比率なんて明らかに出来ない事象に注釈を加える事が、こうした本について正しい描き方か?っていうと、そうじゃないと思う。むしろ読む方も考えないと駄目ですやね・・・そのまま受け取るんじゃなくて、と。
で、実は後者についても自分は割と玉虫色です(ぉ
実際、原典が何処にあるのか?がハッキリ明示されていない例はいくつかあったと思いますし、むしろソレが無くて「惜しいなぁ~」とか思った性質ですし。
ただ・・・リンク先にも早速提示されてる例がありますが、結局のところ、元々ネットユーザをターゲットにした書籍でもあるわけで、その辺、根も葉もないようなネタを使うような愚行は無いだろう、というある程度の信頼も置く事が出来ます。ま、これも読む側の見方1つではあるのかもしれませんね。
というか、そうした「論拠」について糾弾するのであれば、
私の周りにも数多くの「帰化」した在日コリアンの友人がいるが、彼らからそんな話は一度も耳にしたことがない。むしろ私がよく耳にするのは「帰化」した彼らを仲間として受け入れようとしない日本人の排外的な姿勢である。
この書き方ってどうよ?(苦笑
#直後にこのザマじゃなぁ。
テメェの反論も周囲の伝聞がネタじゃねーか。全然反論になってない。
ちなみに日本人が差別するのも、その韓国人の姿が明らかになるにつれ「それもしょうがないだろ」と理解する人間が現れても不思議ではありませんけどねー。
あと
「帰化」した日本籍コリアンが韓国・朝鮮籍の在日コリアンから嫌がらせを受けているという、ありもしない話を捏造しているのである。もし作り話でないのなら、具体的な資料を提示して反論して頂きたい。
この例は、コリアン・ザ・サードさんに昔載ってたと思う・・・ちょっと記憶が定かじゃないが。
さて、そろそろ疲れてきた(笑
この漫画が、一部の偏ったメディア情報や風説に依拠して、特定の民族に対する誤解や偏見の助長を目的として書かれていることは、この部分を読めば良くわかる。
実際そのケはあると思う。ただ、これは前にも書いたとおりで、"そういうスタンスの本"なんだから、ある意味それをこういう形で批判するのはお門違いに近い。
#ある意味「ネタにマジレス」の世界。
その良い例か悪い例かはわからないけど、例えば自身で書いている例
脱税常習犯の日本人の特殊なケースを取り上げて、日本人の多くが脱税しているという印象を与えるような漫画が韓国で出版されれば、どうなるだろうか。
コレを言論の自由といった範疇だけでなく教育としてやっているからこそ、日本に原爆落とす小説がヒットしたり日本で震災が起こればせせら笑ったり幼稚園児(小学生だったっけ?いずれにせよ幼稚)に日本を潰す絵を描かせたりしてるわけだろ?
どうなるだろうかも何も、実践してるのはオマエらじゃねーの?となるわけで。
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総じて・・・ですが、言っている事は基本的に自分にも当てはまってしまっているという、かなりマヌケな反論文なんじゃないか?と思います。
#でも、このテの反論文なんてその程度でしかないのが多いんだろうけど。
まぁ・・・自分は日本人ですし、論拠から何から「嫌韓流」の言っていることの方が正しい(比較)と思うからこそこう書くわけですが、それは彼ら的にも裏返しで当てはまっているということなんでしょうね。で、そうした理解を双方が持って初めて議論が出来るんじゃないかとも思うわけで。俯瞰してみても、そこを冷静に見られているのは日本の方が多いと思うんですがどうでしょう?
#そうじゃないのもいるのは確かだけど。
結局そっから刷り合わせていけないと、この問題(?)は本当の解決を見ることはないのかなぁ・・・と思う。
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