終わり方

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この漫画の感想は好意的に書けた例が無い(爆

銀牙伝説ウィード(36)/高橋 よしひろ

正直、「あー・・・迷走してるなぁ」という印象。終わり方が見えないままダラダラと続けてるなぁという感じがした。あの蛇足でしかないと言われまくった、前作の狼編の方がまだよっぽどメリハリがある。
これだったら法玄編で終わらせた方が良かったのではないか?猿編は前巻で終わったんだけど、このシナリオも酷かったもんな・・・何が描きたいのか全然分からなかった。ウィードの兄弟犬がいました(という設定自体も後付けだったが)、せっかく会えたのに云々でした・・・だから何?
#何か強大な敵が居た訳でもない。
そらアノ猿は異常に強かったが、赤カブト、ガイア、バイオ犬、法玄のいずれと比べてもそのスケール、描き方などなどで全く劣っていた。まぁだからこそこの36巻のように続けざるを得なかった(終わらせられなかった)んだろうけど、正直、犬畜生(ぉ)の恋物語なんか描かれても盛り上がるわけが無い
#この漫画は戦ってナンボでしょう。
ていうか、散々「争い反対!」って謳ってる内容なんだけど、やってる事は(作者の大好きな)「犬」の血みどろの抗争なんだから、結構皮肉だよな、って気はするが(苦笑

最後は意味ありげに銀の脳裏に不安が過ぎってると描かれてたけど、今度こそメリハリ持たせて終わらせられないとさすがに無理がありすぎるんじゃなかろうか?
前作は狼編の打ち切りに近い終結の後、上手く爺さんの死を使って終わらせられる事が出来た(不謹慎だけど、このやり方は上手かった)んだけど、今回はそうした人間との関わり自体をしばらく描けていないのでそこに持っていく事も難しいだろう。
#法玄をして、それを描いていたのは良かったんだけどな。
#猿編で完全にそこから離れちゃったし。
どうすんだろうな・・・ホントに。


・・・銀を殺すと予想(マテ

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このページは、汎通が2005年11月14日 15:46に書いた記事です。

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