最初の天下一武道会か・・・いや、レッドリボン軍で悟空が死んだに等しいw
■D.Gray-man(6)/星野 桂
前巻の感想でも書いたんですが、展開が異常に早いというか。
例えばファンタジーモノ、冒険モノといえば、、、
1.その冒険、挑戦への骨子が描かれる
2.主人公含めた周辺環境が描かれる
3.その骨子に従った山場が2~3描かれる
(その過程でいろいろ伏線なり何なりが増える)
4.主人公が挫折を味わう
5.主人公が立ち直る
(以後、3or3~5の繰返し)
大体こんな感じになると思うのですが、まぁこの漫画の場合かなり普通の冒険モノとは趣が異なるとはいえ、挫折どころか3の最初の山場に向かっている最中に死んじゃった♪って感じですね。
(ちなみに、この後の必要最低限の展開は「アレンのマスターを見つける」「教団に戻る?」「伯爵一味との対決」「(場合によっては)裏で糸を操る存在と・・・」とまぁこのくらいはあると思われ・・・それを3,4,5で描くのが普通)
つか、敵も強すぎる。主人公の属する組織はそれなりに「対アクマ」という意味では、世界中でも唯一無二の対抗組織であるはず。その主要メンバー(実働部隊)がああも簡単に敵さんに踊らされるというのは、ちょっと他には無い傾向かも。まぁある意味リアリティあるけどね。バラモスならカンダタ辺りで勇者の存在に気付いて、その段階でエビルマージくらい差し出すだろうってことで(笑
#ましてアレンは、既に敵ボス・伯爵とも会ってるし。
ま、その描写からハッキリ「死んだ」と断定し難いのですが、巻末の次巻予告からするに、やはり死んだとしか・・・ただでさえ敵が絶望的に強いのに、復活させるシナリオ展開に持っていけるのだろうか?
いや、こういうある意味期待を裏切ってくれる展開って大好きですけどね(笑
相変わらず幕間の読者の質問コーナーや表紙裏などファンサービス凝ってるんだけど、今回その幕間のコメントで面白かったのが、作者自身が主人公たちの事を「戦士」ではなくて「兵士」である、という意識で描いているというのだろうか。
#コムイの判断などは尽くそれだしな。
まぁ安っぽいか否かってのは確かにあるんだけど、意外に描けているところは描けていると思う。
★★★★☆
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あ、ちなみにこの間『グランディア3』とか言うゲームをやったんですが、あのゲームの場合1と2がありませんでした(死
#というか、あったとしてもその後の3などに繋がってなかったんだな。
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